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Rails 5.1関連の記事を2本、Qiitaに書きました

お知らせ

Qiitaに「Rails 5.1の変更点まとめ」と「Rails 5.1のSystemTestCaseを試してみた」という記事を書きました。

前者はRails公式ブログの内容をベースに、Rails 5.1の主要な新機能や変更点を説明した記事です。

後者はRails 5.1の新機能の中から、新しく導入されたシステムテスト(SystemTestCase)の使い方を説明した記事です。

Rails 5.1は(マイナーバージョンアップなのに)結構いろいろ大きな変更が入るので、みなさん早めに予習しておきましょう!

あと、5.1がリリースされるとRails 4系は基本的にメンテナンスされなくなるので、手持ちのRailsアプリをRails 5にアップグレードしておくこともお忘れなく。
(といいつつ、僕もまだアップグレードできてないRailsアプリがいくつか残ってたりしますが・・・)

Qiita記事執筆裏話

この2本の記事を何を考えながら書いたのか、簡単にメモしておきます。

「拙速は巧遅に勝る」というアプローチ

「Rails 5.1の変更点まとめ」はもともとRails公式ブログの内容を全部翻訳しようと思って着手しました。

ところが、翻訳を始めてしばらくすると、見慣れない言い回しがいろいろ出てきて翻訳が難航し、「やばい、このペースで翻訳するとなかなか終わらへんぞ」という予感がしてきました。
そこで「全部翻訳する」という方針を変更し、「技術的な内容だけをピックアップして、極力簡単な内容にまとめる」ということにしました。

内容をまとめているときに、サンプルコードなんかもきれいに載せていこうかなと思ったのですが、これもやはり時間がかかりそうだったのでいったん諦めました。

というわけで、「Rails 5.1の変更点まとめ」はスピード重視で記事を書いていきました。
これはソニックガーデンの中でよく言われている「拙速は巧遅に勝る」というアプローチです。

自分の強みを活かすアプローチ

一方「Rails 5.1のSystemTestCaseを試してみた」の方は、Rails 5.1の新機能の中で、自分に興味があって、得意分野で、なおかつ他の人があまり書かなそうな分野は何か?と考えた結果、選択したトピックです。

興味だけでいうと、JavaScript関連の新機能も興味があるのですが、フロントエンド系の技術はそこまで得意ではないですし、Rails 5.1の目玉機能で他の人が記事を書きそうなので、今回は見送ることにしました。

「テストコードを書くのが大好き!」っていうプログラマは比較的少数だと思うので(感覚値)、SystemTestCaseについて技術記事を書く人はしばらく出てこないんじゃないかなーと思ったりしています。

というわけで、こちらは自分の強みを活かすアプローチで執筆してみました。

まとめ

こんな感じで2本のQiita記事を書いてみました。
Railsプログラマのみなさん、よかったら「いいね!」や「ストック」をよろしくお願いします-。


あわせて読みたい

自分の強みを見つける方法については以前こちらのエントリで書きました。
よかったらこちらもどうぞ。

平成28年(2016年)度分の確定申告をしてきたのでメモをあれこれ

はじめに

先日、税務署に行って平成28年(2016年)度分の確定申告をしてきました。

参考までに、僕がどんなふうに確定申告したのかいろいろメモしておきます。

確定申告が必要な理由

確定申告は妻のぶんと僕のぶんで二つあります。

妻は自宅で小さなパン屋さんをやっています。
妻は個人事業主(いわゆる自営業)なので、毎年確定申告する必要があります。
僕は経理に詳しいので経理担当として妻の店のお手伝いをしています。

また、僕は会社勤めをしていますが、電子書籍の売上や雑誌の原稿料など、副収入があるのでやはり毎年確定申告しています。
副収入がない頃は確定申告もせず、会社に年末調整やらもろもろをお願いしていましたが、ここ数年は源泉徴収票だけもらって自分で全部確定申告しています。

決算書の作成は自宅で、確定申告の書類は税務署で

以前は決算書(損益計算書や貸借対照表)の作成も、確定申告の書類もすべて自宅で作っていましたが、ここ数年は決算書だけを作成して税務署に出向いています。
税務署にいくと、税務署で電子申告(e-Tax)ができます。
その際、税務署の職員さんが横について操作方法を詳しく教えてくれます。

いや、操作方法を教えてくれるというよりも、「まずこのボタンをクリックしてください。次にここに名前を入れてください。それから・・・」と最初から最後まで操作方法を指示してくれます。

当然ですが税務署の職員さんは確定申告に関する知識が豊富です。
僕が1人でやっていたら「えーと、ここには何を入力したらいいんだ?」「住宅ローン控除の金額を入力するのは一体どこなんだ??」と迷いそうな部分も、職員さんはサクサクと手際よく入力を進めてくれます。
結果として自分1人で確定申告するより圧倒的に速く終わるので、「確定申告は税務署で電子申告するのがベストだ」と考えています。

ただ、税務署でこんなに丁寧に応対してもらえるのは、僕が田舎(兵庫県西脇市)に住んでいるからかもしれません。
都会の税務署だと人が多すぎて、こんな応対はしてもらえないかも?

あと税務署は確定申告の締め切りが近づくほどよく混む、という噂もよく耳にします。
なので、短時間で済ませたいなら、できるだけ早い時期に出向く方がいいと思います。

決算書の作成は「やるぞ!青色申告」を使っています

前述のとおり、決算書は自宅で作成しています。
決算書に使っているのは「やるぞ!青色申告」というソフトです。

なぜこのソフトを選んだのかというと、「Macで使える会計ソフトはこれしかないから」です。
Macだとこれ以外に選択肢がない・・・。

クラウドで使える会計ソフトはどうなの?

ちなみに、最近ではクラウド上で管理できる会計ソフト(Webサービス)もありますが、数年前に利用した際はあまり使い勝手が良くなく、すぐに「やるぞ!青色申告」に戻ってきました。

パン屋さんの経理(仕訳入力)って、結構ややこしいんですよね。
フリーランスのプログラマとか、毎回シンプルな入力で済む業務ならいいのかもしれませんが、当時の印象では歴史の長い会計ソフトの方が小回りが利くな、という印象でした。

クラウド上のWebサービスも今はもう少し進化しているのかもしれませんが、「やるぞ!青色申告」の操作にすっかり慣れてしまったので、別にこのままでいいかなーと思っています。

決算書を作るなら簿記3級の知識がほしい

僕は簿記2級の資格を持っています。
自分で決算書を作る予定なんて全然なかったんですが、「プログラマでも会計の知識は持っておいた方がいい」という話を聞いて、簿記の資格を取ろうと思いました。

ところが結果として簿記の資格(=簿記に関する知識)が日々の会計業務や決算書を作るときに大活躍しています。
簿記の資格を持ってて良かった!
ただし、小さなパン屋の経理をするぐらいであれば、簿記3級の知識があれば十分です。

いざ簿記の知識が必要になったときに勉強を初めても遅いので、「今は必要ない」と思っていても早めに勉強しておくことをオススメします。

ちなみに簿記2級を取ったときの勉強法は以下のエントリにまとめてあります。
この勉強法は簿記3級を取るときにも参考になるはずです。

配偶者(妻や夫)なら委任状なしでマイナンバーが利用できる

今年から確定申告の際にマイナンバーの入力が求められるようになりました。

マイナンバーは重要な個人情報として見なされるため、扱いがいろいろ面倒です。
本人であれば「通知カードと免許証」ぐらいを持っていけば十分ですが、今回は妻の代理で僕が税務署に出向かなければいけません。

「もしかすると委任状やらなんやらを持っていかないと受け付けてもらえないのかな?」と思ったのですが、調べてみたところ配偶者や家族であれば大丈夫みたいです。
念のため、妻の通知カードと免許証のコピーを持っていきましたが、それで十分でした。

確定申告するときに税務署に持っていったもの

確定申告するときは税務署にこんなものを持っていきました。

  • 決算書一式(損益計算書、減価償却費計算書、貸借対照表等)
  • マイナンバー通知カードと免許証(現物、自分用)
  • マイナンバー通知カードと免許証(コピ-、妻用)
  • 源泉徴収票(自分用)
  • 控除の申請に必要な書類(生命保険控除証明書、住宅借入金等特別控除の申請書、住宅ローンの残高証明書等)
  • 確定申告のお知らせハガキ(前年度に電子申告している場合に届く。e-Taxログイン用のIDが載っている)
  • 前年度の確定申告書類の控え(まれに確認が必要になる場合がある)
  • 印鑑(その場で記入内容を修正したりする場合に備えて)

 

まとめ

というわけで、このエントリでは僕が持っている確定申告に関するマメ知識をあれこれ書いてみました。
平成28年度分の確定申告の受付期間は2017年3月15日までです。
まだ確定申告していない、という人の参考になる内容があれば幸いです。

あわせて読みたい

その昔に書いた確定申告に関する記事です。
こちらもあわせてどうぞ。

都会(大阪)から田舎(兵庫県西脇市)に移住して気に入っているところ ~「おっ」と思う瞬間 in 西脇市~

はじめに:移住する前にはわからなかった田舎暮らしの良さ

僕は大阪府豊中市の生まれと育ちですが、結婚と長男の誕生を機に妻の実家がある兵庫県西脇市に引っ越しました。

豊中市は大阪のベッドタウンで人口が非常に多い町です。
一方、西脇市は豊中市に比べるとはるかに田舎です。
(人口で比較すると約10分の1、人口密度で比較すると約33分の1)

西脇市に住もうと考えた理由は「のびのびとした自然の中で子どもを育てたい」と思ったからです。
今でこそ在宅でリモート勤務していますが、当時はまだ大阪(しかも京都に近い高槻市)の会社に勤めていました。
ですが、「なんとかなるっしょ」と勢いで移住を決めました。(それからしばらく片道2時間半の通勤生活が始まりましたが・・・)

実際、子どもを育てるのには非常によい環境でした。
自然とふれあいながらのびのびと子どもを育てる、という目的は狙い通りだったと思います。

しかし、子どもだけではなく、僕自身にとっても西脇市は予想以上に「良い町」でした。
住んでみるまでわからなかったのですが、空が広くて自然が豊かだと、ふと外に出るだけで

「おっ」

と思う景色にたくさん出会えます。

これが非常にいいんですよね~。僕にとっては。

「心が癒される」って言っちゃうとチープかもしれませんが、なんかそんな気分です。
昔の人に言わせると、これが「もののあはれ」ってやつなのかもしれません。

こういう感覚って数値やスペックとして表しにくいんですよね。
なので、僕は西脇市のことを「UX(ユーザーエクスペリエンス)が良い町」と勝手に呼んでます。

前置きが長くなりましたが、こういう感覚をちょっとでも伝えたいなと思って、写真をいろいろと載せてみようと思います。
これらの写真は僕が「おっ」と思った瞬間をiPhoneで撮影したものです。
また、どの写真も自宅のすぐ近くで撮ったものばかりです。

写真集:「おっ」と思う瞬間 in 西脇市

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うっすらと雪化粧した近くの山と青空。空に浮かぶ白い点は半月。


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雪をかぶってまるで綿花のような姿になった、雑草の「くっつきむし」。


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端から端まで、くっきり見える虹。


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ちょっと怖い、でも美しい、複雑な配色の夕焼け空。


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菜の花の蜜を吸いに来たモンシロチョウ。


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少し肌寒くても「もうすぐ春か」と気づかせてくれる堤防のツクシ。


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ん?数学の図形問題にこんなのなかったっけ?


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水を張ったばかりの田んぼに反射する金色の夕日。


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自宅の庭に突然現れた野生のカメ。


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近くの川で水遊び。


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空の青、草木の緑、水の青。


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かわいい、だけど生えすぎると憎らしい庭の雑草。


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朝6時。自然が作った、完璧なグラデーション。


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同じ場所でも、時間が違えば大きく変わる表情。(上の写真と見比べて!)


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こんな町に僕は住んでます。

動画で見る兵庫県西脇市(ヘソノオノウタ)

僕がこのブログで紹介したのは全部写真ですが、動画で見るとさらに雰囲気がよく伝わると思います。
最近、西脇市を紹介する素敵な動画が公開されたので、ぜひこちらもご覧ください。
バックに流れる歌も綺麗でいい曲です。



NIHON NO HESO NO O ~ヘソノオノウタ~


ちなみに上の動画は「ヘソノオノウタ(へその緒の歌)」という少し変わったタイトルが付いています。
「なんで、ヘソなの?」と思われるかもしれませんが、これは西脇市が東経135度・北緯35度の交差点に位置し、ここが「日本列島の中心」に当たることから、「日本のへそ」のまちとしてPRしているためです。

まとめ:プログラマこそ田舎で暮らすべき?

というわけで、このエントリでは僕が住んでいる兵庫県西脇市の「おっ」と思う瞬間を集めてみました。

もちろん、これで全てではありません。
日々生活していると、もっとたくさんの「おっ」と思う瞬間があります。
しかも、自分の目の前に突然現れるので、写真で見るよりももっと感動が大きいです。
こういう感動は大阪に住んでいる頃はほとんど感じたことはありませんでした。

僕は普段プログラマとして働いているので、ほぼ一日中パソコンの画面と向き合っています。
しかし、田舎に住んでいるとそういう無機質な時間だけでなく、ここで紹介したような自然の素晴らしさも感じることができます。
もしかすると、リモートで働くプログラマこそ、自然の中で暮らして仕事と日常生活のバランスを取ると良いのかも?と思ったりする今日この頃です。

そんなわけで、みなさんも素敵な田舎暮らしを検討してみてはいかがでしょうか?

参考:西脇市定住促進サイト ほっこり、のんびり にしわきごこち

西脇市についてもっと知りたい!と思った方はこちらのサイトをどうぞ。
(僕たちの夫婦のインタビュー動画も載ってます!)

西脇市定住促進サイト ほっこり、のんびり にしわきごこち
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