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give IT a try

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「オープンレガシー」を救え

システム運用

「オープンレガシーを救え」という特集記事が気になったので、普段読まない日経コンピュータを一冊購入してみました。
概要は下記サイトにだいたいまとめられています。


http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20100521/348268/


前半は各社の「困っています事例」やアンケート分析で、後半が立て直しのための施策が書いてありました。


困っている理由は「採用したベンダーが倒産したり買収されたりしてサポートが無くなった」とか「これまでシステムのグレードアップを見送ってきたが、いよいよどうしようもなくなった。だがしかしコストが捻出できない」などなど。
うん、まあどれもありそうな話ですよね。


うちの会社で該当しそうなのはPCの標準OSがWindows XPとか、ブラウザがIE6とか、Officeが2003とか、生産管理システムがVB6だったりとか、Delphiで書かれたレポーティングツールがあったりとか、このへんですかね〜?


個人的には「とりあえずユーザーには使われているけど、詳細な仕様はよく分からない怪しい内作システム」っていうのも「オープンレガシー」と呼びたいですが・・・。


で、それに対する7つの施策が書いてあります。


1. 運用を立て直す
2. 保守切れソフトを更改する
3. 標準化で範囲を狭める
4. 技術マップを持つ
5. 陳腐化させない努力を続ける
6. 仮想化は一時避難所と考える
7. 所有か利用か、スタンスを明確にする


「それは盲点だった!」とか「これぞ銀の弾丸!」というようなアイデアが載っていることを期待して買ったのですが、やはり甘かったようですね・・・。
どれも「なるほど・・・まあ、確かに」というレベルです。やっぱり地道にやるしかないですよね。


「それオープンだ、コストが安い!」といっても、導入時のコストをある程度下げられるだけで、システムを使い続けていくには環境やシステムのバージョンアップに伴うコストや工数が必要、っていうのは結局同じなんですよね。


ある意味、永遠に成人しない子供みたいなもんです。
「生まれたらはい、おしまい」で済むもんじゃなくて、お金をかけたり世話を焼いたりしないと維持できないもんですよね。


新しいシステムを導入する際はそういった将来のコストや工数も想定できているか、リソースは不足していないか、っていう点も重要なんだと思います。


ちなみにこれらの施策をうちの会社に当てはめると・・・

1. 運用を立て直す
ここはまあまあきっちりしてるかな?
2. 保守切れソフトを更改する
一部すでに出遅れてそうなソフトもありますが比較的マシかも。
3. 標準化で範囲を狭める
だいたい決まってますね。
4. 技術マップを持つ
これもだいたい管理されています。
5. 陳腐化させない努力を続ける
前述のように「そろそろ賞味期限切れ」というソフトはありますが、「塩漬けで良し」とする風潮は無いです。
6. 仮想化は一時避難所と考える
仮想化で乗り切ればいいじゃん、という話も聞いたことが無いですね。
7. 所有か利用か、スタンスを明確にする
ここは議論の余地があるかも。システムの数や規模に対して人員が不足している感はあります。


というわけで、全体的に見るとそれほど悪くはないようです。
確かに盛んに「マイグレーションマイグレーション!」と叫んでシステムの移行プロジェクトは頻繁に行われているので、事例で上がっているような会社に比べたら「塩漬けシステム」が生まれるリスクは低いんでしょうね。
それでも「賞味期限」の近いシステムが生まれてしまうのは、もう仕方なし??


次は「エンドユーザーコンピューティングを制御せよ!」というテーマで特集してもらいたいです。
ユーザーさんの中にはExcelやAccess、SharePointなんかを使って、かなり大掛かりなシステム(?)を自力で構築される方がいて、時々困ったことになります。。。


P.S.
日経コンピュータは980円という価格に対して、驚きの「薄さ」でした。
ある程度薄いだろうとは思っていましたが、予想以上にペラペラでした。。。
嫁さんからは「フリーペーパーじゃないの?」って言われたぐらいです。
きっと市販されている雑誌の感覚で語ってはいけない「特殊な専門雑誌」なんでしょうね・・・。