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誕生日のお祝いに、妻のすごいと思うところを5つ挙げます

はじめに

突然ですが、今日は妻の誕生日です。
妻が今年で何歳なのかは言いませんが、僕の9つ下です。
あ、計算はしないで続きを読んでください!


そんなことはどうでもよくて、今日は誕生日なんだけど特にこれといったプレゼントは用意しておりません。
なのでその代わり、と言ってはなんですが、今日は僕が思う「妻のすごいところ」を5つ挙げて、妻への誕生日プレゼントにしようと思います。


妻のすごいところ

1. 妥協せず、とことん追求する

僕のブログをよく読んでいる方はご存知だと思いますが、妻は「Coupe Baguette(クープ バゲット)」という小さなパン屋さんを一人で営んでいます。
営業日は週末の金・土だけですが、最近では開店直後に完売御礼となる人気店です。


とはいえ、妻は製パンの専門学校に行ったこともなければ、どこかの店で修業したことも全くない、完全に独学でやってきたパン職人です。
独学ですが、4〜5年前から恐ろしいぐらいの数のパンを焼き続けています。


そして今でもほぼ毎日パンの試作を続けています。
僕が「十分おいしいやん」「きれいやん」と思うようなパンであっても、妻の中では満足できない部分があるらしく、また試作を繰り返します。


最近はもうすぐ開講する初めてのパン教室に向けて、レッスン用のレシピを研究し続けています。
試作や研究にかけた時間や材料を考えるとレッスンはほとんど赤字だと思いますが、それでも妻は最善のレシピを毎日研究しています。


もはや完全に職人です。


周りから見れば「もう十分」なのに、少しでも美味しくて美しいパンを追い求める妻が僕はすごいと思います。


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2. 自分に厳しい

上に挙げた「妥協せず、とことん追求する」に通じる話になりますが、妻は自分にも厳しいです。


もともと店の営業日の前夜は2時か3時ぐらいに起きて、その日のパンを焼き始めていたのですが、最近ではすぐに売り切れてしまうことがだんだん多くなってきました。


しかし、妻の店は完全に一人で製造、接客しているので、簡単に製造量を増やすことはできません。
なので、僕からすると「一人でやってるんだから売り切れてしまうのは仕方ないやん」と思うのですが、妻は日によっては夜の12時(!)に起きて、より多くのパンを焼くようになりました。


妻いわく、「売り切れの看板を出してお客さんをがっかりさせるぐらいなら、パンが余った方がまし」なんだそうです。
まあ、それでもパンが余ることはないんですが。。。


それ以外にも、妻の働きぶりや仕事に対する考え方を見ていると「ああ、これは僕には真似できないなあ。自分だったら絶対に妥協するわあ」と思うことがよくあります。


そんな「自分に厳しい」妻が僕はすごいと思います。
でも、くれぐれも身体は壊さないようにね。


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3. 美的感覚に優れている

妻は昔から美的感覚に優れているなあと感じています。
ひとことで言うと、「何事においてもセンスがいい」です。


パンは美味しいだけでなく、見た目にも美しく焼きますし、パンを撮影するカメラのテクニックも上手いです。


昔は買い物に行ったとき、妻が選んだものに対して「え〜?それよりもこっちの方がいいだろ〜」とか反論していました。
しかし、妻が選んで買ってきたものは周りからの評判もよく、僕もずっと使っていると「確かにこれで良かったなあ」と思う物ばかりでした。


なので、最近では家具や雑貨、服、店舗のデザイン等々、「見た目」にかかわる選択肢を選ぶときは、妻のチョイスを尊重しています。
というか、ほとんど自分で選ばなくなりました(苦笑)。


このあたりも簡単にはマネできない、というか一生かかっても追いつけないと思うので、僕はすごいと思います。


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4. 人柄がよく、誰からも好かれる

変な言い方ですが、妻は人付き合いが上手です。
いろんな人と仲良くなれます。
昔から友達も多く、今でも中学時代や高校時代の同級生ともよく遊んでいます。


そういう人柄の良さは店の接客にも活かされています。
妻の店にたくさんのお客さんが訪れるのはパンが美味しいだけでなく、妻とのおしゃべりも楽しいからではないでしょうか。


一方、僕はそこまで人付き合いが上手ではありません。どちらかというと苦手です。
共通の話題がある相手ならまだしも、そうでなければ無理に会話するのを放棄してダンマリしてしまうタイプです。
たぶん僕みたいなタイプは接客業には向いてないだろうな〜と思います。


そんなわけで、パン作りのスキルだけでなく、僕にはない「人柄の良さ」も兼ね備えている妻が僕はすごいと思います。


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5. 仕事だけでなく、家事や子育ても同時にこなしている

妻は僕の妻であり、パン職人であり、そして2人の子どもの母親でもあります。
パン屋を始めてから妻はかなり忙しくなっていますが、母親としての仕事もおろそかにはしていません。


もちろん、僕もいろいろと協力できるところは協力していますが、日中は自分の仕事がメインになるので、子どもの面倒は妻に任せっきりです。
比率で言うと7:3ぐらいで、妻の方がたくさん子どもたちの世話をしているんじゃないでしょうか。


結婚し、子どもが生まれてからいつの間にか結構時間が経ちました。
この春から息子は小学校2年生になり、娘も幼稚園に入ったので、少しずつ子育ての忙しさ、大変さも落ち着きつつあります。
だんだんと子どもたちも一人前になってきましたが、彼らがこうやってちゃんと育ってきたのも妻の頑張りによるところが大きいよなあと思います。


そういえば、この春も妻はパン屋の仕事で忙しい合間を縫って、娘の入園準備を進めていました。
僕はといえば、仕事のあとや休みの日に子どもたちとわーわーと遊び回るぐらいのことしかやっておらず、そういう面倒な用事はほとんど妻に任せっきりでした。


「主婦は楽でいいよなー」みたいな話をよく聞きますが、家事や炊事って全然楽じゃないです。ホントに大変です。
そこにパン屋の仕事と子育てが加わると、輪をかけて忙しくなります。


そんな大変な仕事を同時にこなしてくれている妻は本当にすごいと思いますし、心から感謝しています。


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さいごに。

いつも本当にありがとう。これからもよろしく!
そして、お誕生日おめでとう。


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