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そう簡単にブログはバズらない

はじめに

普段はRubyやRails関連の情報発信をしているTechRachoさんのブログに興味深いエントリが出ていました。

ネタ的に「あー、これは僕もひとこと言いたい!」と思ったので、ブログについて僕が普段考えていることをつらつらと書いてみます。

「これ、絶対バズるはず!!」とは僕も毎回思ってるんですよ?

以下はTechRachoさんのブログに載っていた文章の抜粋です。

TechRacho翻訳記事のはてブ100超えがなぜか一週間に2件も出ました。ありがとうございます。
(中略)
「これはイケるぞ」と渾身で出した記事が全然伸びなかったり、まったく期待してなかったのにホッテントリしたり、公開後随分経過してすっかり忘れてしまった頃にどかっと伸びたりと、つくづく水物といいますか、芸能の神であるミューズの女神や弁天様の司る世界であることを日々痛感しています。

あー、わかりますねえ。
そして、僕もやっぱりヒット記事は自分でコントロールできないと考えています。

というか、僕の場合はブログ記事にしろ、Qiita記事にしろ、「絶対、これ面白いって!!バズること間違いなし!!」と毎回自信満々で投稿ボタン押してますから(苦笑)。
でも、実際にバズるのは数十本に1つか2つぐらいです。

いや、「バズることを最大の目的」にして本気で狙いにいったら、たぶんできると思うんですよ。
いわゆる「炎上狙い」の記事を書けば、バズる確率はグンと上がると思います。
賛否両論が巻き起こりやすいネタ(みんなツッコみやすいネタや、ケチを付けたくなるようなネタ)をどんどん書けばいいのです。

でも、真面目な技術者であれば、わざわざそんなアプローチは採らないですよね。
純粋に自分が書きたいことを書いた記事がバズってほしいと思うはずです。
しかし、それだとやっぱり、神のみぞ知る、低いヒット率になります。

僕は満足のハードルがとても低い

そもそも、僕の場合、投稿した記事がバズらなくて落ち込むかというと全然落ち込みません。
「あー、この話はあまり受けなかったかあ。残念」と、心の中でつぶやくだけです。

これはなんでかというと、僕は昔から「自分の書いた記事が一人でもいいから、誰かの役に立つと嬉しい」という気持ちで書いているからです。
なので、Twitterやはてなブックマーク等で「なるほど、勉強になった」とか「面白かった」みたいな反応を一つでも目にすると、それで満足します。
僕の満足のハードルは非常に低いです(笑)。

バズる喜びと、ネガティブコメントへの心構え

もちろん、バズったらそれはそれでとても嬉しいです。
「役に立った」「面白かった」という反応はいくらもらっても、もらいすぎることはありません。

ただし、バズると今度はネガティブコメントに遭遇する確率が高くなります。
バズった記事のはてなブックマークを開いたりすると、「こいつは何もわかってない」とか「そんなことしたってどうせ無駄なのに」みたいなコメントが必ずといっていいほど目に飛び込んで来ます。

人によっては、こういったネガティブコメントで心が折れる人も多いようですが、僕は「ふーん、あっそう。」と心の中でつぶやいて、あとはスルーします。

僕が考えるに、ネガティブコメントは確率の問題です。
ネットの世界にはきっと1000人に1人ぐらい「素直にいいねと言えない人」がいるんだと僕は想像しています。
この予想が正しければ、1000人の人が自分の記事を読んだ時点で、1人の人がネガティブコメントを残していきます。
1万人の人が見に来ると、10人の人がネガティブコメントを残していきます。
逆に全然バズらなくて、100人の人しか見に来なかった場合は、ネガティブコメントは付きません。

もし、10件もの否定的な意見を目にしたりすると、あたかも大半の人が自分のことをバカにしてるような錯覚に陥るかもしれませんが、上の理屈で言うと実際は9990人の人が何とも思ってないのです。
さすがに、半数以上が否定的な意見だった場合は自分が間違っている可能性もありますが、ポジティブコメント、または無言ブックマーク・無言ツイートが大半だったりする場合は、ネガティブコメントはスルーしても大丈夫です。

どうしても一部のネガティブコメントが引っかかるという場合は、そのコメントを残した人の他の発言をチェックしてください。
たいていの場合、そういう人は毎回斜に構えた発言しか残していないはずです。
だからあなたにだけ刃を向けているのではなく、いつもそういう発言しかしない人だから、あなたのブログにもネガティブコメントを残していってるだけなのです。

おわりに

ところで、TechRachoさんのブログはよく読んでいるのですが、翻訳記事や週刊Railsウォッチのようなまとめ記事が多いので、こういうポエム系の記事は非常に珍しいですね。
翻訳記事やまとめ記事もエンジニアとしてとても参考になるのでありがたいのですが、ブログとして見た場合にはややオリジナリティには欠けてしまう、という短所があります。
これからはときどき、こういう独自性の高い記事(≒中の人の体験や考えをメインに据えた記事)も増やしていくと、もっと魅力が増すんじゃないかなーと思いました。

おっと、最後はなんか上から目線で偉そうなことを言ってしまいました。
どうもすいません😅

いやあでも、自分のブログ記事がバズると嬉しいですよね、なんだかんだいっても。
このエントリもはてブのホットエントリーに載るぐらいバズってくれないかなーw

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