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チェリー本の増刷(第5刷)が決まりました&これまでに書いたサポート記事のまとめ

お知らせ

先日、技術評論社の編集者さんから「プロを目指す人のためのRuby入門(通称チェリー本)の4回目の増刷(第5刷)が決まりました」と連絡がありました!
増刷嬉しい〜😆これもひとえに今まで購入してくださったみなさんのおかげです。どうもありがとうございます!

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ちなみに増刷というのは、出版社が在庫を補充するために、まとまった部数を追加で印刷することを言います(書籍の内容は同じです)。
言い換えると、「増刷される=在庫がなくなるぐらい順調に売れている」ということなので、著者や出版社にとってはとても嬉しい知らせになります。

まあ、普通の読者さんにとっては「ふーん」という話題ですよね😅
僕も自分で本を出すまでは増刷だとか刷り数(すりすう)とかは全然興味がありませんでした。
でも、自分で本を書くとまったく関心が変わってくるんですよね〜。
今だと、本の最後のページを見て「この本ってこんなに増刷してるのか、すごい!」みたいな独り言をつぶやいたりしています(苦笑)。

チェリー本は死にません!!

ところで、チェリー本を出すにあたって、僕の中では「紙の本だけど、死んだ本にはしたくない」という目標がありました。
「死んだ本」というのは、「発行した瞬間にすべてが止まってしまう本」もしくは「出したら終わり。以上!みたいな本」のことです。

とくに技術書というのは、すぐに情報が古くなってしまうので、時間が経つとすぐに「情報が古くて使えない」という扱いを受けやすいです。
もちろん、紙の本なのでソフトウェアのようにみなさんが持っている本にパッチを当てに行くわけにはいきません。
その代わりにネット上でなるべく頻繁に追加情報を発信しようと心がけています。

というわけで、このエントリでは今までに僕が書いたチェリー本のサポート記事をまとめておこうと思います。

【もくじ】

Ruby 2.5〜2.7で発生する本書との差異

チェリー本はRuby 2.4を対象としています。
Ruby自体は後方互換性を重視しているため、バージョンが上がってもそこまで大きく変化することはないのですが、それでも多少は仕様が変わったり、新しい記法が追加されたりということはあります。

そこで、Ruby 2.5から現時点の最新版であるRuby 2.7まで、本書の記述とどれくらいの差異が発生するのかをそれぞれQiitaに内容をまとめています。



なお、Ruby 2.4はすでに公式サポートが終了していますが、学習用途で使うのであれば大きな問題はありません。


チェリー本に収録できなかった記事のまとめ

チェリー本はとても分厚い技術書ですが、最初に僕が書いた原稿はもっとボリュームがありました。
ページ数の関係で泣く泣く100ページ以上の原稿をカットしたので、そのカットした記事をアドベントカレンダー形式でQiitaにまとめています。

各記事のリンクは以下のとおりです。(全25記事)

上記のアドベントカレンダー内の記事ではありませんが、以下のQiita記事もチェリー本の番外編として役に立つかもしれません。

もっとRubyのプログラミング問題をやりたい!という方へ

「プロを目指す人のためのRuby入門」を読み終わって、もう少し骨のあるプログラミング問題を解いてみたい!という方はこちらの記事に載せたプログラミング問題にチャレンジしてみてください。

ただし、その場合は"puts病"にかからないように注意してくださいね↓


チェリー本の読み方や読むタイミングについて

チェリー本は第7章から急に難しくなります。
プログラミング経験がないと「わからん!難しい!もう無理!!」と挫折しそうになるかもしれませんが、そういう場合は「わからなくてもとりあえず頭の中にインデックスを作っていく」という読書法をお勧めしています。

「そもそも、チェリー本ってどういうタイミングで読むのがベストなの?Railsチュートリアルよりも前?後?」みたいな話が気になる方は、以下のブログ記事をご覧ください。

「チェリー本、欲しいんだけどちょっと高いんだよなあ」という人は、こちらの記事が役に立つかもしれません。


その他のサポート情報

その他、チェリー本に関するサポート情報は以下のようなサイトでも収集可能です。

技術評論社の正誤表

本書の正誤表は以下のページに記載しています。(増刷のタイミングですでに修正されている場合もあります)

また、本書を読んでいて「あれ、これ記述ミスじゃない?」と思った内容があれば、技術評論社のサポートページからご連絡ください。

チェリー本のポータルサイトやFacebookページ

あまり知られていないかもしれませんが、チェリー本には僕自身が運営しているポータルサイトがあります。
チェリー本に関するアップデートがあれば、ここにまとめるようにしています。

また、Facebookページもあります。「いいね!」してもらえると、チェリー本に関する情報がいち早くキャッチできるかもしれません。


僕のTwitterアカウント

チェリー本に関するネタをキャッチするには、僕のTwitterアカウントをフォローしてもらうのも有効です!
(ただし、チェリー本以外の話も多数つぶやきますw)


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まとめ

というわけで、このエントリでは「プロを目指す人のためのRuby入門(チェリー本)」増刷のお知らせと、これまでに書いたサポート記事をまとめてみました。

「まだまだ使えるRubyの入門書」として、「プロを目指す人のためのRuby入門」をご愛顧いただけると嬉しいです。
これからもみなさん、よろしくお願いします!😆

【告知】「Qiita夏祭り2020 オンライン」でQiita運営に突撃してきます!(2020年7月22日・水)

お知らせ

2020年7月22日(水)に開催される「Qiita夏祭り2020 オンライン」というライブ配信イベントのパネルディスカッションに参加させてもらうことになりました。

connpass.com

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イベントの概要は以下のとおりです。

  • 開催日:2020年7月22日(水)
  • 時間: 18:00〜19:30
  • 主催:Increments株式会社
  • 場所:Zoomにてオンライン配信
  • 参加費:無料

パネルディスカッションは18:25-19:00に開催される予定です。
このディスカッションには僕だけでなく、Qiitaの上位コントリビューターである広木 大地さんやsuinさんも一緒に参加されます。

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左から広木大地さん、suinさん、伊藤淳一

パネルディスカッションでは何を話すの?

リハ無しのぶっつけ本番でやるので、どんな話が飛び出すのかはわかりませんが、いちおう以下のようなテーマが用意されています。

  • 近頃のQiitaが変わってきていることについて
  • Qiitaに技術的じゃない話を載せることについて
  • トップコントリビューターに聞きたいこと(視聴者質問)

イベントのサブタイトルが「トップコントリビューターが近頃のQiita運営に切り込む!」なので、Qiita利用者のみなさんが「最近のQiitaってどうよ?」と思われている部分にグイグイと切り込んで行けたらなーと思っております😅(Qiitaの運営に関する話題はその場で中の人が答えてくれる予定です)

また、質疑応答タイムもあるので、トップコントリビューターの面々に何か聞いてみたい、という方もぜひどうぞ。
この3人が同じイベントに登場することは、そうそうないはずです!

まとめ

というわけで、今回は2020年7月22日(水)に開催される「Qiita夏祭り2020 オンライン」についてお知らせしました。
新型コロナの影響で今年はイベント登壇などもほとんどないと思うので、このイベントはきっと貴重な機会になると思います。

日本全国(または世界各国)、どこからでも参加できる無料のライブ配信イベントですので、ちょっとでも興味を持った人は気軽に参加してもらえると嬉しいです。
みなさんの参加お申し込みをお待ちしています〜!😄

connpass.com

ルンバのiPhoneアプリで「クラウドサービスがルンバにアクセスできません」と言われたときに試したこと

はじめに

我が家では去年からルンバi7+を使っています。

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基本的に快調に動いてくれているのですが、昨日から急にiPhoneアプリからルンバを発信させようとすると「クラウドサービスがルンバにアクセスできません」というエラーメッセージが出て、スマホから操作ができなくなってしまいました。

自分ではなかなか解決できず、サポートセンターに電話したのですが、それでもダメでした。
公式のヘルプページもありますが、これもやはりダメです。

いろいろ試行錯誤した結果、なんとかまた接続できるようになったので、備忘録として直し方(?)を残しておきます。

免責事項

この手順に従って問題が解決しなかったり、別の新しい問題が発生したとしても筆者はいかなる責任も負いません。
不安な場合はこのブログの内容を参考にするのではなく、公式のサポートセンターにお問い合わせください。

「クラウドサービスがルンバにアクセスできません」と言われたときの対処法

1. ルンバのiPhoneアプリを削除する

ルンバのiPhoneアプリ(iRobot HOME アプリ)を削除します。
アプリを削除しても記録された部屋の間取り情報は削除されません。
ただし、あとでWifiの再設定を行う必要があるので、Wifiのパスワードがわからない場合はアプリを削除する前にWifiのパスワードを確認してください。

2. iPhoneを再起動する

iPhoneを一度電源オフにして、再度電源オンします。

3. ルンバのiPhoneアプリを再インストールする

iPhoneのApp StoreからルンバのiPhoneアプリ(iRobot HOME アプリ)を再インストールします。
なお、「アプリの削除」「iPhone再起動」「アプリの再インストール」はサポートセンターの人に言われた手順です。

4. iPhoneのWifiを2.4GHzに切り替える

ご自宅のWifiルーターの周波数帯が2.4GHzと5GHzの2種類ある場合は、2.4GHzを使います。
iPhoneのホーム画面 > 設定 > Wi-Fiで接続先を2.4GHzにしてください。

5. iPhoneアプリを起動してルンバのWifiを設定する

ルンバのiPhoneアプリ(iRobot HOME アプリ)を起動します。
「居住国の選択」や「利用規約の確認」などは、そのままOKをタップして先に進めてください。

いつものホーム画面に戻ってきたら、以前と同じように「クラウドサービスがルンバにアクセスできません」というメッセージが表示されていると思います。
アプリの画面右下に「設定」ボタンがあるので、これをタップし、ルンバのWi-Fi設定画面に進みます。

iPhone本体が2.4GHZ帯に接続していれば、ルンバも2.4GHz帯に接続しようとするはずです。(念のためアクセスポイント名を確認してください)
Wi-Fiのパスワードを入力して設定を進めてください。

あと、Wi-Fi設定の過程でルンバの名前を変えてみました。
果たしてこれが本当に役に立ったのかどうかわかりませんが、これも僕が試してみたことのひとつです。

最後にルンバ本体のHomeボタンとSPOTボタン(CLEANボタンの左右にある小さなボタン)を同時に2秒間押さえるように指示が出ます。
設定がうまくいけば「クラウドサービスがルンバにアクセスできません」というエラーが消えて、いつも通りルンバが使えるようになるはずです。

6. iPhoneのWifiを5GHzに戻す(任意)

普段iPhoneのWifiを5GHz帯で使っていた場合は、Wifiの接続先をまた5GHz帯に戻しておきましょう。

まとめ

手順は以上です。
もしかすると一回ではうまくいかないかもしれませんが、何回かやっているとエラーが解消されるかもしれません。
(僕も同じような手順を何度か繰り返しました)

僕と同じように「クラウドサービスがルンバにアクセスできません」というエラーが出て困っている人の参考になれば幸いです!

余談:クリーンベースの紙パックは思った以上に長く使える

ルンバ i7+ではクリーンべースに自動的にゴミが収集される仕組みになっています。

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Image: https://www.irobot-jp.com/irobothomeapp.html

このとき、収集したゴミはクリーンベース内の紙パックに吸い込まれます。
この紙パック、いったいどれくらいの頻度で交換しなきゃいけないんだろう?と思っていましたが、かなり長持ちしますね!
我が家ではほぼ毎日のようにルンバを使っているにもかかわらず、3ヶ月以上経っても満タンになりませんでした。

ただ、満タンにならなくても、あまり長期間使用していると、ゴミを自動収集するタイミングでだんだんと臭いがするようになってきます。
なので、結局4〜5ヶ月目ぐらいで「臭いがダメ」という理由で紙パックを交換しました。

とはいえ、4ヶ月ぐらいもつのであれば、下の紙パック3枚セットを買っておけば1年ぐらいは大丈夫、という計算になります。

紙パックの交換頻度が気になっている人はこちらの情報も参考にしてみてください〜。