佐々木俊尚さんに取材してもらいました!
お知らせです。
この黄色いアイコンでお馴染み(?)のジャーナリスト・佐々木俊尚さんが発行されているメルマガに、「山あいの静かな川のほとりで暮らし、渋谷の会社に勤めているプログラマー」というタイトルで僕と妻の取材記事が載っています。
メルマガでありながら400字詰めの原稿用紙に換算して20枚近くに達する非常に濃密な記事です。
記事はこんな出だしで始まります。
大阪から中国自動車道を走り、約1時間。滝野社インターをおりて、ひっそりした山際のバイパスを抜けていくと、加古川のほとりに出ます。丹波篠山の山中から流れだし、たくさんの支流を集めながら瀬戸内海に注ぎこむこの大きな川は、中流域のこの兵庫県西脇市のあたりでも、まだたいへん静かなたたずまいを見せています。
加古川にかかる細い橋を渡ると、土手の上にぽつんとまだ新しい住宅がたっています。よく観察すれば、その住宅の北に小さなお店が付属していて、Coupe Baguette(クープバゲット)という小さな看板。このあたりには珍しいハード系のフランスパンを売るお店です。
■クープバゲット
http://coupe-baguette.com/
このパン屋さんは、27歳になる伊藤香代子(かよこ)さんが運営しています。伊藤さんの家は、夫の淳一さん(35歳)と子供2人の4人家族。夫の淳一さんはほとんど毎日自宅のパソコンに向かい、プログラミングの仕事をしていますが、実は東京・渋谷にあるウェブ系のベンチャー企業の社員。
なぜ渋谷のITベンチャー社員が、東京から遠く離れた山あいの街に住んでいて、その奥さんは自宅でパン屋さんを開いているのでしょうか。ここには実はとても面白い物語があるのです。
山あいの静かな川のほとりで暮らし、渋谷の会社に勤めているプログラマー 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.251
1時間ぐらいかけて僕たち夫婦が佐々木さんにお話しした内容のほとんどがこのメルマガに載っています。
特に妻のパン屋の話は初めてお話しするエピソードも多いので「妻パンシリーズ」ファンの方は必見かもしれません(笑)。
メルマガの内容は定期購読、または単品購入でご覧いただけます。
興味のある方はぜひ購入して読んでみてください!
取材に至ったいきさつについて
ところで、なんで佐々木さんのような有名なジャーナリストがわざわざ僕の自宅まで足を運んで取材してくれたんでしょうか?
それは佐々木さんも今僕たちが住んでいる兵庫県西脇市の出身だからです。
半年ほど前、「好きな場所に暮らし、好きな仕事に打ち込む働き方」というWeb記事が公開された頃に、佐々木さんから「西脇に帰省したときに一度お会いしたい」という連絡がありました。
当時は「まさか、そんなバカな」と半信半疑だったのですが、それが本当に実現してしまいました。
佐々木さんご夫婦が僕の家にいらっしゃって、僕たち夫婦と同じテーブルを囲んでいるというのはとても不思議な感覚でした。
店の前で佐々木さんご夫婦と記念写真を撮ってもらいました
人生を好転させる5つの要素 = 運 + 縁 + 努力 + 勇気 + テクノロジー
いやあ、それにしても人生って何が起きるかわからないですね~。
「面白そうだけど東京だから無理だろう」と思っていたソニックガーデンに入社できたり、本を書いたりテレビに出たりするようなジャーナリストの方がわざわざ自宅にいらっしゃったり。
最近は自分でも「こんなことがホントに起きるんだ」と驚くような出来事がよく起こります。
はたから見ていると「伊藤さんも特別な人だから」と誤解されている方がいるかもしれません。
でも僕自身は全然そういう自覚はないです。
こういう出来事が起こっているのは「運」や「縁」のような、「自分ではコントロールできない何か」が大きな要因になっている気がします。
たとえば佐々木さんも兵庫県西脇市出身だった、ということは好運以外の何ものでもありません。
とはいえ、ぼけ~っと切り株に座っていたらこうなった、というわけでもありません。
僕にしても妻にしても、今やっている仕事に対してはプライベートの時間やお金もどっさりつぎ込んで「努力」してきました。
まあ「努力」っていうと苦しいイメージが強いですが、「仕事半分、趣味半分」という感じで楽しみながらやっていた感じですね。
あと大事なものと言えば「勇気」でしょうか。
ちょっと怖くても勇気を出してやってみる「give it a try」の精神です。
リスクがゼロならリターンもゼロです。
魅力的なリターンを得るために適切なリスクをテイクできるか、という判断力も大事になりますよね。
毎日目標に向かって努力しつつ、運や縁がめぐってきたら勇気を出してチャレンジする。
僕の場合、そういうことを繰り返してきたらこうなった、というような気がしています。
最後に、「テクノロジー(特にインターネット)」が発展して世の中がフラットになってきたことにも助けられていると思います。
一昔前であれば「雲の上の人」には手が届きませんでしたが、今ではTwitterやFacebookなどで直接コミュニケーションが取れますし、ブログ等で情報発信していれば「普通の人」でも「その分野ではそこそこ有名人」になれちゃいます。
同じような話は佐々木さんの最近の著作「レイヤー化する世界」にも書かれていて、読みながら「あー、確かに!なるほどな~」と思いました。
レイヤー化する世界 テクノロジーとの共犯関係が始まる (NHK出版新書)
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2013/06/05
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (28件) を見る
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 佐々木俊尚
- 発売日: 2013/06/26
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (4件) を見る
まとめ
というわけで、今回は佐々木さんのメルマガの紹介と「なんで今の僕はこうなった?」という簡単な分析を書いてみました。
メルマガの取材記事を読んでみても、僕や妻の人生に「運 + 縁 + 努力 + 勇気 + テクノロジー」がいろいろと関わっていることがわかると思います。
佐々木さんのメルマガ、ぜひ読んでみてくださいね~!