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結婚してから妻の影響で僕が変わったところを3つ挙げます

あぁ男もまた女によって変わるんだなぁ
最近は紅茶よりもコーヒーを飲んでるんだよ

Mr.Children「友とコーヒーと嘘と胃袋」

はじめに

妻と結婚してからかれこれ10年以上経ちますが、結婚する前と今を比べると、妻の影響を受けていろいろ変わったよなーと思うことがあります。
あれこれあげるとキリがないのですが、その中から大きなものを3つ紹介したいと思います。

その1:ファッションや服装

一番大きく変わったのはファッションや服装かもしれません。
いや、変わったというより、全部妻に任せるようになりました。

僕が昔自分で選んでた服は「全部ダサい」とバッサリ切り捨てられ、結婚してすぐに捨てられました(苦笑)。
以後、購入する服やコーディネートは基本的に妻チョイスです。
「ちょっとそれは無理!」と思うような服ではない限り、基本的に妻の選んだ服を着ています。

こんなふうに書くと「かわいそう」とか「ひどい奥さん」と思う人がいるかもしれませんが、僕自身は何とも思っていません。
いや、むしろその方が良いと思っています。

だって、「自分がいい」と思って選んだ服を、他の人も「いい」と思ってくれる確証はないじゃないですか。
妻が選んだ服であれば、少なくとも妻は「いい」と思ってくれます。
また、女性目線で選ばれた服なので、他の女性から見ても「いい感じ」と思われる可能性が高くなります。
同じ理屈で考えると、僕が昔自分で選んでいた服は、妻から見ると「全部ダサかった」ので、他の女性も「ダサい」と思ってた可能性が高いです😭

結婚してるので今さらモテても仕方がないのですが、どうせなら「ダサい」と思われるより「いい感じ」と思われる方が嬉しいので、妻に服を選んでもらうのは理にかなっていると思います。

服と同様、髪型や靴、カバン等、外見に関する要素は基本的にすべて、妻の選んだもの、もしくは妻がOKしたものです。
自分で選ぼうとして妻から却下されたものは、選択肢から除外されます(笑)。

ちょっと前の勉強会では、若いエンジニアの子から「伊藤さんって、ファッションがあまりエンジニアらしくないですよね」と褒められたので(たぶん、褒めてたはず)、これって絶対妻がコーディネートしてくれてるおかげだよなーと思いました。

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その2:「積極的にモノを捨てる」という価値観

他に妻と結婚して、自分の考え方が変わったなと思うことは、モノを捨てられるようになったことです。
僕はその昔「まだ使えるから」「いつか使うかもしれないから」という理由で、いろんなモノを家に残していました。

一方、妻は躊躇なくどんどん捨てていく人です。
なので、結婚して最初の頃は「えっ、それ捨てるの??まだ使えるやん!もったいないやん!」とか「それは思い出になりそうだから残しておいた方がいいのでは!?」と思うことが多々ありました。

が、数年経って思ったことは、「全部妻が正しかった」です。

半年とか1年以上使っていないモノって、だいたいその先も使われません。
なので、思い切って捨ててしまった方が家の中がスッキリします。

そもそも「まだ使える or いつかまた使うかもしれない or 記念や思い出になるから」という条件で家のモノを取捨選択すると、ほとんどの品が「取っておく」に分類されてしまうんですよね。
なので、これらの条件は取捨選択の条件として不適です。

「しばらく使ってないなら捨てる(必要になったらあとで買い直す)」
「同じようなモノが複数あれば1つだけ残してあとは捨てる(たとえば爪切りとかサインペンとか)」

これが正しい取捨選択の条件です(「捨てる」がデフォルトになるようにすべし!)。

ときどき雑誌やネットとかで「賢い主婦の収納テクニック」みたいな特集を見かけますが、妻に言わせると、「収納から入るのはダメ。まずはモノを捨てるところから。モノがなくなれば自ずと収納は不要になる」とのことです。

もちろん、捨ててからしばらくして「あー、しまった。あのとき捨ててしまったんや」と思ったことがないとは言いません。
ですが、99.9%以上の品は捨てても問題になったことはありません。
0.1%の「残しておいて良かったモノ」のために、99.9%の「不要なモノ」を残しておくのは非効率です。
「もったいない」という言葉を禁句にして、一度家の中をぐるっと見回してみてみましょう。

・・・と、こんな考え方になったのは、間違いなく妻の影響です。
妻と結婚してなかったら、僕の家はゴミ屋敷になってたんだろうな-、と思います。

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その3:運動する習慣

ここ数年、妻はちょっとダイエット(流行りの用語で言うと「ボディメイク」)に目覚めています。
僕からすれば別に太っているわけではないと思うのですが、日頃から食事と運動に気を付けてキレイな身体作りを頑張っています。

最初のうちは「まあ、あんまり無理せずにがんばりや~」とか言いながら眺めていたのですが、知らないうちに僕も巻き込まれていました(苦笑)。
たとえば、以下が「もともとは妻しかやっていなかったのに、いつのまにか僕もやっていた運動」リストです。

  • 毎日の筋トレと有酸素運動
  • たまにウォーキング
  • たまに山登り

しかし、実は僕は昔っから運動音痴で、大の運動嫌いです。
体育の授業や運動会にまつわる暗いエピソードを語らせたら、余裕で1本ブログが書けます💀

そんな僕なので「しんどい運動なんて無理!絶対イヤ!!」と断っていたのに、「いとーくん(注:妻は昔から僕のことを「いとーくん」と呼ぶ)も1回やってみてよ」と何度もうながされ、「じゃあ、1回だけ・・・」と始めて現在に至っています(あれれ?)。

まあ、もともと「アラフォーだし、リモートワーカーだし、意識的に運動しないとこりゃ死ぬな」という危機感はあり、どっちみち「なんか運動しないと」とは思ってはいたので、ちょうどいいタイミングで妻が声をかけてくれた、という理由もあります。

何はともあれ、「妻が続けているから、僕も続ける」みたいな感じで、運動嫌いの僕もここ数年、継続的な筋トレと有酸素運動が続いています。

こういう運動を続けていると、こんな僕でもちょっと身体が引き締まってくるようで、「最近やせた?」と言われたりすることも、しばしばあります。
そうなると、人間、欲が出てくるので、「この体型を維持したい!」と思って、ポジティブに運動が習慣化するんですよね。

また、先日は保護者として小学校のミニ運動会的なイベントに参加したのですが、日頃の運動のおかげか、昔に比べると身体がちゃんと動く気がしました。
学生時代は「みんなの足を引っ張る厄介者」でしかなかったのに、人並みに、いや、もしかすると周りのお父さん・お母さん以上に活躍できたかもしれません。
その日、息子が「今日はお父さんが活躍したおかげで、僕らのクラスが優勝したわ」と言ってくれたときには、

「運動会で褒められるなんて、40年生きてきて始めてだッ・・・・・!!!」

と、ちょっと自分で感動してしまいました(苦笑)。

妻が運動を始めなかったら、妻が僕を誘ってくれなかったら、妻が毎日運動を続けなかったら、たぶん、僕はこんなにちゃんと運動していません。
きっとお腹周りも「ぶよんぶよんのたるんたるん」だったと思います。(いや、今もちょっとぷよってるけどw)

大の運動嫌いだった僕がこんなに運動を続けているのは、間違いなく妻の影響です。

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まとめ(と、Special thanks)

というわけで、今回は結婚してから妻の影響で僕が変わったところを3つ挙げてみました。
他にもたくさんあるので、それはまた次の機会にでも(次、あるの?)。

今回は「妻の影響で僕が変わったところ」というテーマなので、あまり詳しく書きませんが、妻は普段から家事や子どもの世話でこっちが申し訳なくなるぐらい、よく働いてくれます。
家のことは全部しっかりやってくれるので、僕もついつい任せっきりになってしまい、もう少し手を抜いてほしいぐらいです(本当に手を抜かれたら困るけどw)。

また、一部の方はご存じだと思いますが、妻は一人で「Coupé Baguette(クープ バゲット)」という小さなパン屋さんもやっています。

深夜から早朝にかけて店の仕込みがある日でも、しっかり家族全員分の朝ご飯を作ってくれます。
かなりハードそうなので倒れてしまわないか心配になりますが、僕が手伝えることも限られている(たとえば僕はまったくご飯が作れない)ので、やはり妻に任せっぱなしになってしまいます。

こんなふうに何から何まで世話になりっぱなしなので、間違いなく僕は妻と結婚して良かったなあと思っています。

そして今日はそんな妻の誕生日です。
あまり面と向かって妻に感謝する機会もないので、今日はブログで感謝したいと思います。

お誕生日おめでとう。そしていつもありがとう。
おかげで毎日幸せにやっています。
これからも引き続きよろしくね。

Q

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ITエンジニアとしての生存戦略やキャリア設計に関する質問を募集します! #oso2018

先日もこのブログでお知らせしたとおり、2018年5月12日に開催されるオープンセミナー2018@岡山で「したたか?天然?なんかうまくやってるITエンジニアの生存戦略」という発表をします。

この発表をするにあたって、みなさんからの質問を発表のインプットにさせてもらおうと考えています。

ITエンジニアとしての生存戦略やキャリア設計、普段の働き方等について「普段からこんなことが気になってる」「伊藤さんにこんな話を聞いてみたい」という内容があれば、ぜひその質問を聞かせてください。
いただいた質問をいくつかピックアップして、発表の中で回答させてもらいます!

質問フォーム

質問は以下のリンクから投稿してください。
オープンセミナー2018@岡山に参加しない人でも、誰でも自由に質問可能です。

(質問の受付は終了しました。質問してくださったみなさん、どうもありがとうございました。)

アンケート項目は以下のとおりです。

  • Q1. ITエンジニアとしての生存戦略やキャリア設計、働き方等について、聞いてみたいことや悩んでいることがあれば教えてください。
  • Q2. 回答はあなたの置かれている境遇(コンテキスト)によって変わってきます。質問の意図や背景、あなたのこれまでのキャリア等も簡単に教えてください。

期限は2018年5月6日(日)とします。
たくさんのご質問をお待ちしています!

「オープンセミナー2018@岡山」について(公式ページから抜粋)

オープンセミナーはソフトウェア技術をテーマにした無料セミナーです。このセミナーの企画・運営は、技術系ユーザコミュニティのボランティアで行われています。

昨年は香川県高松市、徳島県徳島市、愛媛県松山市、岡山県総社市、広島県広島市で開催された実績があります。コミュニティ主催のセミナーに参加が初めての方もお気軽にお越し下さい。

今年のテーマは「エンジニアの生存戦略と働き方」です。

一口にエンジニアとは言っても、そこには様々なキャリアや働き方があります。
エンジニアを一生の仕事としていくためには、どういったキャリアをめざせばいいのか?
仕事とプライベートを、楽しく充実したものにするには?
またエンジニアから別の職種へ変わるとどうなのか?

今回のイベントでは、エンジニアとして個性的なキャリアを歩んでこられた方たちのお話をお届けします。

エンジニアとして働くあなたの、未来のヒントを探しましょう。

公式ページ
http://okayama.open-seminar.org/
参加申し込みページ
https://oso.connpass.com/event/82152/

そう簡単にブログはバズらない

はじめに

普段はRubyやRails関連の情報発信をしているTechRachoさんのブログに興味深いエントリが出ていました。

ネタ的に「あー、これは僕もひとこと言いたい!」と思ったので、ブログについて僕が普段考えていることをつらつらと書いてみます。

「これ、絶対バズるはず!!」とは僕も毎回思ってるんですよ?

以下はTechRachoさんのブログに載っていた文章の抜粋です。

TechRacho翻訳記事のはてブ100超えがなぜか一週間に2件も出ました。ありがとうございます。
(中略)
「これはイケるぞ」と渾身で出した記事が全然伸びなかったり、まったく期待してなかったのにホッテントリしたり、公開後随分経過してすっかり忘れてしまった頃にどかっと伸びたりと、つくづく水物といいますか、芸能の神であるミューズの女神や弁天様の司る世界であることを日々痛感しています。

あー、わかりますねえ。
そして、僕もやっぱりヒット記事は自分でコントロールできないと考えています。

というか、僕の場合はブログ記事にしろ、Qiita記事にしろ、「絶対、これ面白いって!!バズること間違いなし!!」と毎回自信満々で投稿ボタン押してますから(苦笑)。
でも、実際にバズるのは数十本に1つか2つぐらいです。

いや、「バズることを最大の目的」にして本気で狙いにいったら、たぶんできると思うんですよ。
いわゆる「炎上狙い」の記事を書けば、バズる確率はグンと上がると思います。
賛否両論が巻き起こりやすいネタ(みんなツッコみやすいネタや、ケチを付けたくなるようなネタ)をどんどん書けばいいのです。

でも、真面目な技術者であれば、わざわざそんなアプローチは採らないですよね。
純粋に自分が書きたいことを書いた記事がバズってほしいと思うはずです。
しかし、それだとやっぱり、神のみぞ知る、低いヒット率になります。

僕は満足のハードルがとても低い

そもそも、僕の場合、投稿した記事がバズらなくて落ち込むかというと全然落ち込みません。
「あー、この話はあまり受けなかったかあ。残念」と、心の中でつぶやくだけです。

これはなんでかというと、僕は昔から「自分の書いた記事が一人でもいいから、誰かの役に立つと嬉しい」という気持ちで書いているからです。
なので、Twitterやはてなブックマーク等で「なるほど、勉強になった」とか「面白かった」みたいな反応を一つでも目にすると、それで満足します。
僕の満足のハードルは非常に低いです(笑)。

バズる喜びと、ネガティブコメントへの心構え

もちろん、バズったらそれはそれでとても嬉しいです。
「役に立った」「面白かった」という反応はいくらもらっても、もらいすぎることはありません。

ただし、バズると今度はネガティブコメントに遭遇する確率が高くなります。
バズった記事のはてなブックマークを開いたりすると、「こいつは何もわかってない」とか「そんなことしたってどうせ無駄なのに」みたいなコメントが必ずといっていいほど目に飛び込んで来ます。

人によっては、こういったネガティブコメントで心が折れる人も多いようですが、僕は「ふーん、あっそう。」と心の中でつぶやいて、あとはスルーします。

僕が考えるに、ネガティブコメントは確率の問題です。
ネットの世界にはきっと1000人に1人ぐらい「素直にいいねと言えない人」がいるんだと僕は想像しています。
この予想が正しければ、1000人の人が自分の記事を読んだ時点で、1人の人がネガティブコメントを残していきます。
1万人の人が見に来ると、10人の人がネガティブコメントを残していきます。
逆に全然バズらなくて、100人の人しか見に来なかった場合は、ネガティブコメントは付きません。

もし、10件もの否定的な意見を目にしたりすると、あたかも大半の人が自分のことをバカにしてるような錯覚に陥るかもしれませんが、上の理屈で言うと実際は9990人の人が何とも思ってないのです。
さすがに、半数以上が否定的な意見だった場合は自分が間違っている可能性もありますが、ポジティブコメント、または無言ブックマーク・無言ツイートが大半だったりする場合は、ネガティブコメントはスルーしても大丈夫です。

どうしても一部のネガティブコメントが引っかかるという場合は、そのコメントを残した人の他の発言をチェックしてください。
たいていの場合、そういう人は毎回斜に構えた発言しか残していないはずです。
だからあなたにだけ刃を向けているのではなく、いつもそういう発言しかしない人だから、あなたのブログにもネガティブコメントを残していってるだけなのです。

おわりに

ところで、TechRachoさんのブログはよく読んでいるのですが、翻訳記事や週刊Railsウォッチのようなまとめ記事が多いので、こういうポエム系の記事は非常に珍しいですね。
翻訳記事やまとめ記事もエンジニアとしてとても参考になるのでありがたいのですが、ブログとして見た場合にはややオリジナリティには欠けてしまう、という短所があります。
これからはときどき、こういう独自性の高い記事(≒中の人の体験や考えをメインに据えた記事)も増やしていくと、もっと魅力が増すんじゃないかなーと思いました。

おっと、最後はなんか上から目線で偉そうなことを言ってしまいました。
どうもすいません😅

いやあでも、自分のブログ記事がバズると嬉しいですよね、なんだかんだいっても。
このエントリもはてブのホットエントリーに載るぐらいバズってくれないかなーw

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