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「ギターもベースも同じでしょ」と思っていたギタリストがベースを買ったら想像以上に別の楽器だった件

はじめに

またまた?久々に?マイニューギアしてしまいました。
しかし、今回買ったのはギターではなくベースです!
Fender American Professional II Precision Bass、そうプレベを買っちゃいました!

今回のエントリではこのベースの紹介・・・というよりも、「今までギターを中心に弾いてきた人が、ベースを買ったり弾いたりして気付いたこと」をあれこれまとめてみようと思います。

【もくじ】

なんでベースを買おうと思ったの?

ベースを欲しいと思ったのは娘の影響です。
厳密には娘の部活の影響ですね。

娘は吹奏楽部でトロンボーンを吹いているのですが、娘の演奏会で吹奏楽部の子たちが鳴らすドラムやベースがめっちゃカッコよくて、「俺もドラムかベースやりてー!」と思ったのがきっかけです。

ドラムはちょっとハードルが高いので、ギターの延長で弾けそうなベースを弾こうと思ったのでした。

実は元ベーシスト!?

実は僕、昔ベースも持っていました。
持ってたのはIbanezのATKという5弦ベースです。

しかし、このベースは学生時代にコピーバンドをやるためにヤフオクで買った安い中古のベースです。
5弦なのは単にコピーする曲がEよりも低い音を出さなきゃいけなかったからです。

当時は本当に「ふだんギターを弾く人がついでにベースもやります」というノリでベースを弾いてたので、ベースのことも、ベースの弾き方も、まったく無頓着でした。

しかし、僕もあれからかなりミュージシャンとして成長したはず(?)なので、今回はしっかりいろんなことを調べて「これ!」というベースを買おうと思いました。

ベースについて知らなかったことあれこれ

「ベースが欲しい!」と思ってあらためてベースについて調べてみると、「へ〜、そうだったのか。知らなかった!」と思うことがたくさんありました。

ジャズベとプレベは結構いろいろ違う

ベースの世界にはジャズベース(ジャズベ)とプレシジョンベース(プレベ)という代表的な2機種があります。

これがジャズベース(ジャズベ)。
ちなみに「ジャズベース」というのはただの商品名で、「ジャズ用のベース」という意味ではないです。

これがプレシジョンベース(プレベ)。
歴史的に見ると、こっちの方がジャズベよりも古いタイプのベースになります。

僕の中では今まで「形がちょっと違うだけでベースとしてはほぼ同じなんでしょ」と思っていました。
ところがいろいろ調べてみると、この2つ、かなり違うことがわかりました。

  • ジャズベのネックは細く、プレベのネックは太い
    • ナット幅で比較するとジャズベは38.1mm、プレベは44.5mm
  • ジャズベのピックアップは2つ、プレベは1つ
    • しかもピックアップの形式も違う(シングルピックアップ vs スプリットコイル)
  • サウンドもかなり違う
    • プレベはゴリッとした野太い音
    • ジャズベはプレベに比べるとやや軽め。リアピックアップがあるので、ちょっと鼻をつまんだような音も混じる

ネックの太さやサウンドの違いは思ったよりも顕著なので、これからベースを買う人は楽器屋さんで弾き比べした方が良いと思います。

世間的にはジャズベが人気!?

ただ、世間的にはジャズベの方が人気らしく、大きな楽器屋さんに行かないとジャズベばっかりでプレベがほとんど置いてない、ということもあるかもしれません。

楽器屋さん曰く、

  • ベース単体で弾いたときの好みはともかく、バンドの中で弾くならジャズベの方がサウンド的に埋もれにくい
  • ピックアップが2つあるのでサウンドバリエーションが作りやすい
  • 中低域がプレベよりも少ないぶん、スラップなどに向いている
  • ネックが細くて初心者も弾きやすい

といった理由で、万能型のジャズベ(それも特に5弦タイプ)の方がよく売れてるみたいです。

試奏しないと弾きやすさの違いがわからない

「試奏しないと弾きやすさの違いがわからない」というのはギターも同じですが、

  • 弦が太い
  • 基本的に単音で弾く
  • (バッキング主体なら)速く弾く必要はない

というように、ギターとはいろいろ違うので、ギター選びの勘や経験があまり役立ちません。
実際に弾いてみて「あー、なるほど、ベースだとこういう違いが弾きやすさに関わってくるのね」と思うことが多かったです。

一番大きいのは弦高かもしれません。
弦高が高いと弾きにくいのはギターも同じなのですが、ベースの弦は太いので、弦高が高いとギター以上に弦を押さえる力が必要になって左手が疲れます。

特に、ビンテージタイプのように指板のRがきつい(指板に丸みがある)と、1弦と4弦が2弦3弦に比べて相対的に弦高が高くなりがちです。

見た目だけでいうと「Fenderのビンテージタイプがカッコいいな〜」と思っていましたが、実際に弾いてみると弦高が高くて弾きづらかったので、「こりゃベース初心者向きではないな」と思いました。
見た目はすごくカッコいいんですけどね!!

逆に、日本製のモダン寄りなジャズベタイプなどは、かなり弦高が低くセットアップされていて、めちゃくちゃ弾きやすかったです。

多少ビビリ音がしても許されるらしい

楽器屋さんでベースの試奏をすると、弦高が低くてすぐに音がビビるものが結構たくさんありました。

ギターの基準だと「弦高下げすぎやろ」と思うのですが、ベースだと許容範囲だそうです。
というのも、楽器屋さん曰く、

  • ベースはギターに比べて弦の振幅が大きいので、強く弾いたときに指板に弦が当たるのはやむを得ない
  • ビビリ音が少し混じるぐらいの方が、ベースサウンドとして迫力が出る

だからだそうです。
ビビリ音が完全になくまるまで弦高を上げると、とても弾けたもんじゃないとのこと。

もちろん、弦高は低ければ低いほどいいというものでもないですし、ビビリ音の大きさも人によって好みが分かれると思いますが、少なくともギタリスト的な感覚でベースのビビリ音を無くそうとするのはあまり現実的な考えではないみたいです。

その他、「へ〜!」と思ったことあれこれ
  • ビンテージタイプのベースは「逆巻きペグ」といって、音を上げ下げするときに回すペグの方向がギターと反対のものがある(ややこしそう)
  • 4弦ベースのチューニングはEADG、5弦はBEADG、じゃあ6弦は・・・BEADGC!Gの隣はBじゃなくてCなんだ!
    • ギターはEADGBEなのに!(ギタリストは混乱しそう)
  • プレベはスプリットコイルピックアップ1つが基本だが、ジャズベース用のピックアップをリアに追加した「PJタイプ」と呼ばれるピックアップ配置もある
    • プレベ(P)とジャズベ(J)が合体したピックアップ構成なので「PJ」と呼ぶらしい

American Ultra II Precision BassはPJタイプ↓

  • Fodera(フォデラ)という超高級ベースメーカーがある
    • ほぼベース専門なのでギタリストにはあまり馴染みがないが、どのベースも100万を越える。300万近くするものもある
    • ヘッドに蝶々のマークが付いたベースを見つけたら、そいつがFoderaだ🦋

プレベを購入するまでの経緯

最初にぼんやり購入を考えていたのは以下のような条件に当てはまるベースです。

  • 見た目はなるべくトラディショナルなジャズベもしくはプレベタイプ
    • どっちでもよいが、YouTubeで聴く限り、サウンドはプレベの方が好み
  • 絶対に4弦。5弦は対象外
    • 昔は5弦を持っていたが、1回だけやったコピーバンド以来、B弦を使う機会がゼロで、ずっと邪魔だと思っていた
    • 安物だったせいか、EADG弦に比べてB弦だけ音が前に出てこないのも気に入らなかった
  • ブランドはFenderが第一候補だが、そこまで強くFenderには固執しない
    • Fenderの場合、アメリカ製かどうかもこだわらない
  • ピックアップはどちらかというとアクティブよりパッシブの方がよい
    • 電池の残量を気にしながら弾きたくない
    • どちらかというとオールドスクールなサウンドの方が好き
  • 予算は20万ぐらい
    • ギターの方がメインだし、ベースはある意味「最初の1本」なので高級ベースを狙う必要はない

そんなイメージをもってネットやYouTubeで大量に情報を仕入れ、デジマートで近くの楽器屋さんにあるベースの在庫を確認し、近隣の楽器屋さんに試奏をしに行きました。

最初のうちは日本製のベースの印象が良かったです。
なぜなら、日本製はどれも弾きやすくて、音もクッキリ&ハッキリしていたからです。

Fenderのジャズベで決まり!?

ただ、途中から「Fenderもええやん」と思うようになってきました。
というのも、ある楽器屋さんで弾いたジャズベ=American Professional Classic Jazz Bassが意外と弾きやすかったからです。
また、サウンドも日本製とは異なる「本場の味」みたいなものを感じました。

American Professional Classic Jazz Bassは何本か試奏しましたが、どれもいい感じだったので、「よし、最初の1本はこれにしよう」と、ほぼ気持ちは決まっていました。

購入の第一候補だったAmerican Professional Classic Jazz Bass↓

土壇場でプレベにチェンジ!

ところが、妻と一緒に楽器屋さんに入ったら「このベース、オシャレじゃない?」と、妻がある一本のプレベを指さしました。
妻いわく「インテリアとして家の壁にかけるなら、私はこのベースがいい!」そうです。

「じゃあ試しに弾いてみよう」と弾いたところ、弾き心地もサウンドも悪くない。
そして価格も悪くない。
というか、決算セールで定価よりもかなり安く売られていました。

それが冒頭で紹介した白いプレベ=Fender American Professional II Precision Bassです。

Fender American Professional II Precision Bassはもともと以下のような理由で今回の候補から外れていました。

  • 価格が30万近いので、ちょっと予算オーバー
  • どちらかというとクラシックな見た目や仕様が好きだが、これは少しモダン寄り
  • FenderのWebサイトを見ても好きな色がない(白は載ってない)

Fenderのサイトに載ってるのはこの4色だけ↓

ですが、楽器屋さんで見つけたFender American Professional II Precision Bassは、

  • 決算セールで20万円台前半で買える(ちなみに新品)
  • モダン寄りかもしれないが、実際に弾いてみるとあまり気にならない。むしろ、ネックの太さや指板のRは控えめで、プレベにしては弾きやすい
    • ナットの幅は標準のプレベよりも3mmほど狭い41.3mm
    • 指板Rも9.5インチで現代的
  • FenderのWebサイトには載っていないが、白いプレベはかなりオシャレ
    • American Professional Classic Jazz Bassだと白がない

というように、「これは全然アリなのでは!?」と思う選択肢でした。

最終的にはジャズベと弾き比べて、妻も僕も「プレベの方がいい音がするね」という結論に至ったので、「じゃあこれを買おう!」ということになりました。

スラップをバリバリ弾いたり、アンサンブルの中に入ったりしたときはジャズベの方がいいのかもしれませんが、今のところ僕はバンドで弾く予定はないし、スラップもあまり興味はないし、一人で弾くならプレベの方が太くてベースらしい音がするので、弾き比べると「やっぱりプレベがいいな〜」と思いました。

というわけで、めでたく我が家に白いプレベちゃんがやってきたのでした。


ベースを買うならアンプも買わなきゃ

ベースを買うならベースアンプも一緒に買わないといけません。
自宅練習用でそこそこよさそうなやつ、という条件で調べてみると、僕の中では、

  • Fender Rumbleシリーズ
  • Ampeg Rocket Bassシリーズ

の2つが候補に挙がりました。

ただ、楽器屋さんに行くと、Fender Rumbleはほとんど見かけませんでした。

AmpegのRocket Bassシリーズは置いてるお店が比較的多かったので、必然的にRocket Bassシリーズから選ぶことになりました。

Rocket Bassなら、どのサイズを選ぶ?

Rocket Bassはサイズ別に5種類のモデルがあります。

そのうち、一番大きいRB-210以外は全部試奏して、最終的に下から2番目に大きいRB-110(50W、10インチスピーカー)を選びました。

ベースを買った楽器屋さんでRB-108、110、115の3種類を弾き比べたんですが、

  • RB-108は音量は十分だが、RB-110に比べて高音域の伸びが弱い
  • RB-115は音量が大きすぎて自宅向きではなさそう

ということで、音質と音量のバランスが一番良いRB-110を選びました。

RB-112は別の楽器屋さんで試奏して、印象も良かったんですが、その1台しか置いてなかったので、RB-110とは比較できませんでした。
もしかすると「RB-112の方がいい」と思う可能性もゼロではないですが、RB-110でも音量は十分なのと、RB-112だとさらに値段が高くなるので、今回はRB-110で良しとしました。

ベースアンプについて知らなかったことあれこれ

ベースアンプも今までノーチェックだったので、いろいろ情報収集する中で「へ〜、そうなんだ」と思ったことがいくつかあります。

  • ギターアンプほど真空管信仰が強くない
    • 近年は軽量かつ大音量で鳴らせるトランジスタ系のクラスDアンプが主流
    • 今回買ったAmpeg RB-110もクラスD
  • 歪み(ひずみ)チャンネルを持つアンプも増えている
    • 「ベースで歪ませたい人なんて少数派でしょ」と思っていたが、最近のアンプは歪みチャンネル付きのものが多い
    • Fender RumbleシリーズやAmpeg Rocket Bassも歪みチャンネルが付いている
    • 個人的には歪ませて使う予定はないので、歪みチャンネルは無しにしてそのぶん安くするか音質を上げて、と思っている
  • アンプヘッドとスピーカーキャビネットを別々に購入するセパレートタイプを選ぶ人も多いらしい
    • アンプヘッドはマーシャルのようにバカでかいやつじゃなくて、片手で持てるぐらい小さいものが多い
    • ただしコンボタイプに比べると割高。音は良かったけど、予算オーバーなので、今回は見送り
  • デジマートに載ってないアンプも店頭に行くと置いてあるかも
    • ベース本体は「店頭の在庫=デジマート上の情報」であることが多いが、ベースアンプに関しては「あれ、デジマートには載ってなかったのに、このアンプが置いてあるやん」と思うことが多かった

スピーカーキャビネットの上にアンプヘッドを載っけるセパレートタイプ↓

で、ベースを弾いてみてどう?

ベースを買ってから1週間ほど経ちました。

昔ベースを持っていたとはいえ、当時はギタリストが適当に弾いてるだけの「なんちゃってベーシスト」だったので、僕はこれがゼロからのスタートだと思っています。
まずはかなり基本的なところから練習していってます。

今練習しているのは指弾きの基本です。
この動画の内容に従って練習してます。


www.youtube.com

ちゃんと練習してみると、指弾きひとつとってもめちゃくちゃ奥が深いことがわかりました。

  • しっかりピッキングしないと力強い音が出せない
  • 弦を弾いた指は隣の弦に当てて止めるアポヤンド奏法が基本
  • 高音弦から低音弦に移動するときは、同じ指で連続して鳴らす「レイキング」というテクニックがある
    • ちなみに"rake"には熊手を使って草や葉っぱをかき集めるという意味があるらしい
    • 熊手でぐいーっと葉っぱをかき集めるように、高音弦から低音弦へ同じ指で引っ張り上げるように弾くから"raking"なんですね
  • ギターにはない右手のミュートテクニックが必要
    • 親指を弾かない弦に置く、薬指を弾かない弦に載せる、親指の側面を弾かない弦に軽く当てる等々、いろんなパターンがある
  • 常に1音しか鳴らしてはいけない、という制約(原則)がある
    • ベースはハーモニーの土台なので、うっかり無関係な弦が鳴ると、音楽的に破綻する
    • だが、弦楽器としてはギターとほぼ同じ構造なので、油断すると簡単に他の弦が鳴る
    • ゆえにベースはギター以上にミュートが重要
    • プロの演奏を見てると涼しい顔で弾くのでミュートしていることに気付かないが、自分で弾くとちゃんと「常に1音しか鳴らしてはいけない」というルールを守るのがめちゃくちゃ大変だとわかった
  • ローポジションを弾くときは、薬指を使わずに「人差し指を1フレット、中指を2フレット、小指を3フレット」のような運指で弾くことも多いらしい
    • たしかにベースはフレットの間隔が大きいので、「薬指を3フレット、小指を4フレット」に割り当てようとすると、指をかなり開かないといけないので弾きにくい
    • YouTube動画とかを見てても左手の指はあまり開かずに、手のひら自体を左右に移動させながら弾く人が多い印象

こんな感じで、ちゃんと勉強すると「知らないことだらけ」だったので、完全に初心者に戻った気持ちでベースを弾いてます。
でも、「いろいろ学ぶことが多い=伸びしろがまだたくさんある」ということなので、地道に練習するのは結構楽しかったりします😄

レッスン動画は海外のYouTube動画がオススメ?

YouTubeでベースの試奏動画を見ていると、日本人と欧米人は演奏するフレーズがかなり違う印象があります。

  • 日本人は「とにかく弾きまくる」「スラップしまくる」人が多い
    • 音数(おとかず)で聴き手を圧倒してくる感じ
    • テンポもそこそこ速め
    • ベースソロを聴かされているような印象
  • 欧米人は音数が少なく、音と音の「間」を重視している
    • テンポも比較的ゆったり
    • スラップなしで指弾きに終始する人も多い
    • バッキングパートとしてのベースの音を聴かせてくれる印象

もちろん「日本人が」「欧米人が」というのは、主語が大きすぎるので「そうじゃない人」もたくさんいると思いますが、僕が見ているYouTube動画はだいたい上のような傾向になりがちです。

欧米人らしい試奏動画の例を挙げるとこんな感じ↓

www.youtube.com

個人的な好みでいうと、指弾き中心でグルーヴィーに弾くベーシストが好きです。

たとえばこういうベースはとっても好きですね↓

www.youtube.com

YouTubeでよく見かける日本人ベーシスト(ベース系YouTuber?)はそういう系統の人が少ないので、レッスン動画はなるべく海外の動画を参考にするようにしています。

最近は自動翻訳機能も優秀になってきて、海外のレッスン動画でも十分わかりやすくなったのがありがたいですね。

2026.6.23追記
「日本人は「とにかく弾きまくる」「スラップしまくる」人が多い」と書きましたが、そうじゃない日本人YouTuber(?)を見つけました。
多田尚人さんのYouTubeチャンネルは「そっち系」ではないので、個人的にはとってもツボです。
お話も上手で役立つ情報や興味深い内容が多いです!

www.youtube.com

まとめ

というわけで、今回のエントリでは新しいベースを買ったので、ギタリスト視点でベース選びの知見や、ベースに関するよもやま話をあれこれ書いてみました。

昔は「ギターが弾けたらベースも弾けるでしょ」ぐらいに思っていましたが、あらためてしっかり学んでみると、形や構造の一部が似ているだけで、ほぼ別物の楽器と考えた方がいい、と思うようになってきました。

なので、「新しい楽器の練習を始めたぞ!」という気持ちで、楽しくベースを弾いております。
あと、この1ヶ月ぐらいでかなりベースのことに詳しくなったので、ライブや音楽関係のYouTube動画を見たりするときも、楽しめる要素がぐっと広がりました。

普段ギターを弾いてるけど、ベースにもちょっと興味がある、という人は今回のエントリをぜひ参考にしてみてください!

ここだけの裏話も聞ける!?「技術記事を書く技術」のトークイベントに登壇します #エンジニアBooks

登壇のお知らせです。
2026/06/30(火)に開催されるライブトークイベント「エンジニアBooks」に登壇します。

イベントのテーマは「30分でわかる『技術記事を書く技術』」です!

infra-eng-books.connpass.com

開催概要は以下の通りです。

  • 日時:2026年6月30日(火) 19:00~19:45
  • 会場:YouTubeチャンネル
  • 参加費:無料

「エンジニアBooks」ってどんなイベントなの?

「エンジニアBooks」は、技術書の著者を招いてその本について語ってもらうオンラインイベントです。

“エンジニアBooks”とは

エンジニア向けの書籍を取り上げ、その著者・翻訳者を招いてのライブトークがメインコンテンツです。
著者と出会い、楽しく本を知り、仲間を作るーー“エンジニアBooks”はそんな場所です。
対象の本を読んだことがある方はもちろん、まだ読んでいない方も気軽にご参加ください!

https://infra-eng-books.connpass.com/event/393801/

connpassのページを見たら、第1回の開催は2020年で、すでに50回以上のイベントが開催されていました。
すごく歴史のあるオンラインイベントですね!

で、何を話すの?

30分でわかる『技術記事を書く技術』」というテーマなので、基本的に書籍の内容を紹介する予定です。

が、それだけだとちょっと退屈かもしれないので、執筆で苦労した点とか、読者は気付かないであろう密かなこだわりとか、「ここだけでしか聞けない裏話」も盛り込もうかなと思っています。

さらに:書籍プレゼントもあります!

イベントに参加してくれた方に、抽選で1名様に「技術記事を書く技術」をプレゼントします(しかもサイン入りで!)。

「買おうかな、どうしようかな」と迷っている方は、このイベントに参加して書籍プレゼントに応募してみるのもいいかもしれません😄

まとめ

というわけで、このエントリでは6月30日に開催されるライブトークイベント「エンジニアBooks」について紹介しました。

書籍を持っている人もそうでない人も、気軽に話を聞きに来てもらえると嬉しいです。
みなさんの参加申込みをお待ちしています!

infra-eng-books.connpass.com

【書評】テキストが苦手な人でもサクサク読める!「マンガでわかるITパスポート」と「マンガでわかるLLMの仕組み」を読みました

はじめに

湊川あいさんから「マンガでわかるITパスポート」と「マンガでわかるLLMの仕組み」をご恵贈いただきました。

どちらの本も一通り読み終わったので、感想を書いてみたいと思います。

「マンガでわかるITパスポート」について

情報処理技術者試験のひとつである「ITパスポート」の試験内容を解説した資格対策本です。

タイトルの通り、各トピックがマンガ付きで解説されます。
ただし、全ページがマンガになっているのではなく、トピックごとに

「数ページ分のマンガで概要を説明する」
  ↓
「テキストで詳細を解説する」

という流れで解説が進んでいきます。


ビジネス寄りの話題が意外と勉強になった

ITパスポートはエンジニア向けというより、「ITを使って仕事をする人(ITエンジニアではないビジネスパーソン)」に向けた資格試験のようです。
そのため、本書の前半(1〜6章)はビジネス寄りの話題になっていました。

  • 1章 企業と法務
  • 2章 経営戦略
  • 3章 システム戦略
  • 4章 開発技術
  • 5章 プロジェクトマネジメント
  • 6章 サービスマネジメントとシステム監査

7章以降がテクニカルな知識中心になります。

  • 7章 アルゴリズムとプログラミング
  • 8章 ハードウェア・ソフトウェア・システム構成要素
  • 9章 データベース
  • 10章 ネットワークとセキュリティ

僕はそもそも「ITパスポート」という試験のことをよく知らなかったので、ビジネス寄りの話題が半分以上占めていることにちょっと驚きました。
7〜10章の内容は日常業務でよく使っているので馴染みがありますが、1〜6章の内容はそうじゃないので、個人的に勉強になりました。

マンガがあるとテキストパートも読みやすい

情報処理技術者試験でいうと、僕は「基本情報技術者」の資格を持っています。
もう10年以上前の話ですが、資格試験の本が文章ばかりだと、だんだん眠くなったり、読み進めるにつれてしんどくなったりした記憶があります。

「マンガでわかるITパスポート」は前述の通り、「マンガで概要を説明→テキストで詳細を説明」という順番で進んでいくので、メリハリが付いて良いなと思いました。

テキストだけを読み続けるのはしんどいですが、マンガならスルスルと読めますし、テキストパートへのイントロダクションを兼ねているので、マンガのおかげでテキストパートも読み進めやすくなる効果があります。

結果として、テキストばかりの参考書よりもスムーズに読み終えられそうです。

分厚いけど、サクサク読める

ちなみに本そのものはなかなかの分厚さがあります。

最初に手にしたときは「おお、すごいボリュームだな💧」と思ったのですが、上に述べた理由で意外とサクサク読み進められるので安心してください!

というわけで、「マンガでわかるITパスポート」は、

ITパスポートの資格を取りたいが、テキストばかり読むのは苦手。
でもマンガがあれば読み進められそうな気がする!

という人におすすめの一冊です。

余談:初級シスアド → ITパスポート、だったのね

余談ですが、僕は「ITパスポートって最近できた資格なんじゃないの?」と思っていたのですが、どうやら2009年からある資格試験のようです。
その前はITパスポートに近い資格試験として「初級システムアドミニストレータ試験」がありました。


出典: 情報処理技術者試験 - Wikipedia

「おっ、初級シスアドなら知ってるぞ!」と思ったのですが、ITパスポートに切り替わったのが15年以上前の話なので、自分の不勉強さを痛感しました💧

「マンガでわかるLLMの仕組み」について

「マンガでわかるLLMの仕組み」は技術書典 20で販売されていた、いわゆる技術同人誌です。
こちらは「マンガでわかるITパスポート」と異なり、最初から最後までマンガでLLMやAIに関する解説が展開されていきます。

湊川さんからは「伊藤さんなら全部ご存知のことばかりだと思いますが」とコメントをいただいていたのですが、実は僕はLLMの仕組みについてガッツリ勉強したことはありません。
どっちかというと「雰囲気でAIを使っている勢」の人なので、ベクトル演算の話なんかは「へ〜、そうなんだ!」と普通に勉強になりました😅


「AIは全部正しい」と妄信しがちな現代人の必読書!?

「マンガでわかるLLMの仕組み」は技術的な勉強になる点もさることながら、それ以上に「AIは万能、AIの言うことはなんでも正しい」と勘違いしがちな人たちの誤解を解くために最適な本、という印象が強かったです。

テキストばかりの分厚い本だと「これを読んでAIについてしっかり勉強してください」と伝えても読んでもらえなさそうです。
ですが、「マンガでわかるLLMの仕組み」はわずか60ページですし、全部マンガで解説されているので、「これ読んでみて」と気軽に渡しやすい本になっています。

しかも、小学生でも読めるようにフリガナまで付いています!

うちの場合、娘が高校生で勉強するときによくChatGPTを使っていたりするので、この本を読んでもらいました。
娘いわく、「AIに関する仕組みがわかったのに加えて、本編の最後にあったメッセージがとても印象に残った」そうです。
こんな感じで、「家族で回し読み」するのにも最適な一冊だと思います。

ガチの専門書ではなく、誰でも読める気軽な入門書

もちろん「LLMガチ勢」の人たちが読むと、「こんな解説じゃ全然ダメだ」と思うような部分もあるかもしれません。
しかし、上の画像にも書いてあるように、

  • 分厚い技術書を読む時間がない
  • 文章よりもイメージでつかみたい
  • 数式はあんまり見たくない

といった人たちが対象読者なので、より専門的な内容を学びたい人はそちらへどうぞ、というのが本書の立ち位置なんだと思います。

ちなみに、本書の最後にはより専門的な参考文献も載っているので、もっと詳しく知りたくなった人はそこから知識を深めることもできますよ。

booth.pm

まとめ:テキストにはない「マンガならではの力」がきっとある

というわけで、このエントリでは「マンガでわかるITパスポート」と「マンガでわかるLLMの仕組み」の感想を書いてみました。

僕はどちらかというと「文章で説明するのが得意な人」ですが、湊川さんはマンガやイラストで説明できてすごいな〜と思います。
(「マンガでわかるITパスポート」についてはマンガパートだけでなく、テキストパートも湊川さんが書いてるんだから、さらにすごい!)

最近はそれこそAIが発達してきているので、「マンガやイラストもAIで作れるのでは?」と思うかもしれませんが、それでもしばらくはきっと、

素人が書いたマンガ < AIが書いたマンガ << 越えられない壁 << 本職の人が書いたマンガ

になるんじゃないかなーと思います。

「マンガでわかるITパスポート」も「マンガでわかるLLMの仕組み」も、機会があればぜひ手に取って、テキストにはない「マンガならではの力」を感じてみてください!

booth.pm