Martin Fowler先生のブログに新しい記事が載っていました。
UtilityVsStrategicDichotomy
http://martinfowler.com/bliki/UtilityVsStrategicDichotomy.html
仕事を効率化するだけのシステムと戦略的なシステムの違いを述べているようです。
- 戦略的なシステムは競合する相手よりもビジネス的に優位に立つために作られる
- 両者は全く異なるものなのですべてにおいて全く異なる扱いをすべきである
- 戦略的なシステムが開発される割合は非常に少ない (5%〜20%) また、正しく区別できていない場合も多い
- 効率化のためのシステムは致命的な不具合を発生させてはいけない
- 効率化のためのシステムはできるだけ安く作る必要がある
- 戦略的なシステムは競合する相手よりも早く行動に移す必要がある
- 戦略的なシステムの開発費は収益の機会が奪われることに比べればそれほど重要ではない
- 効率化システムはパッケージを買うのが簡単だ。しかしそのカスタマイズに莫大なお金をかけるのではなく、ビジネスをパッケージにあわせるべきである
- どうしてもカスタマイズしなければならないのであれば、コストの安い開発チームをアサインしろ
- 戦略的なシステムは強豪相手との差別化を図る物だからパッケージ製品は適さない
- 戦略的なシステムであれば要求の変化に強く、素早くリリースできるアジャイル開発が向いている
- 効率化システムと戦略的なシステムの開発に取り組む姿勢は大きく異なるので、開発チームは分けておくべきだ
みたいなことが書いてあるようです。(解釈を大きく間違えていたらすみません。。。)
最近、うちの会社でも似たようなことを言っているようなのでちょっと参考になるかも、と思いました。