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「カスタマーレビュー」を集めてみました: Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門

はじめに

2014年2月7日にベータ版を、さらに2014年2月28日に正式版を公開した「Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門」は予想以上の売れ行きで翻訳者一同非常に喜んでいます。(執筆時点で484冊も売れています)
購入してくださったみなさん、どうもありがとうございました!


ところで、最初にベータ版を発売してから2ヶ月が過ぎました。
アマゾンとかで買える書籍であれば「カスタマーレビュー」で本の評価がわかるんですが、本書はLeanpubでしか購入できない電子書籍なのでそうした評価がわかりません。


もしかすると「ちょっと興味はあるんだけど、カスタマーレビューを読んでから買うかどうか決めたいなあ」と思っている方もいるかもしれません。
そこで、本書に関するネット上の感想をいろいろと集めてまとめてみました。


Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門 - Leanpub


集めた「カスタマーレビュー」について

Twitterやブログで「Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門」について言及してくれているものを集めてみました。


全体的にポジティブな感想が多くて「意図的にネガティブなコメントを除外しているんじゃないか?」と思われそうですが、別に意図したわけではありません。
本当に好意的な感想がほとんどなんです。


発売前は「買って損した!!とか、翻訳がわかりにくい!!とか、ネガティブな感想を連発されたら心が折れるかも・・・(T T)」と不安な気持ちがいっぱいでしたが、好意的な感想の方が多くてほっと胸をなで下ろしています。

Twitterの発言者やブログの作者さんへ

特に断りもなくツイートやブログの内容を引用させてもらっています。
「勝手に引用されたら困る!!」という方がおられましたら、速やかに削除しますのでご連絡ください。

ブログ上の「カスタマーレビュー」

今までテストを書いていても、「この書き方でいいんだろうか?」とか「コピペばっかだなぁ…」みたいな、モヤっとした感覚が払拭できなかったんですが、この本を読んで多くの部分がスッキリ解決しました


「コントローラのテストはこんな感じでこのレベルまで書く」といったさじ加減が分かってくるので、人によってバラバラのテストコードになることも抑えられるし、メンテナンスしやすいテストコードが作れそうです。


あと、翻訳も素晴らしいと感じました。違和感のない読みやすい文章でした

Qiitaとの棲み分けを考えるテスト - Splash of waters - 2nd. Season

「この書き方でいいのか?」と自信がない人にとっては良いガイドラインになりますよね。
翻訳についてもお褒めいただき、ありがとうございます!


あまりまとまった時間が取れなかったので、細々と少しずつ読み進めて行きました。全体を通してそんなに長くは無いし、各章も区切りが良いので、割りとすぐ読みきれる印象です。


RSpec のセットアップから、モデル、コントローラ、フィーチャスペックに加えて、Factory Girl や Faker によるテストデータの作成、TDD の練習まで、RSpec による Rails のテストに必要となる基本的な知識は網羅されているように思いました。


それよりも何よりも、分かりやすさがハンパないです。これから RSpec の勉強をするのなら、まず、この本を読もう!と自信を持って薦められる一冊です。そのくらい、文章もコードも、説明の流れも明快でとても分かりやすかったです。


マジでオススメです。


まだ全てを理解しているわけではないのでけど、これからも何度も読み返したり、たまにふっと見返してみたりしたい一冊です。

『RSpec による Rails テスト入門』を読みました! - FAKELOG

「自信を持って薦められる一冊です」とまで言っていただけるとは感動です!
翻訳者ですが僕もよく読み返しています。


テストの書き方、とくにCRUD操作それぞれのコントローラスペックの書き方を参考にしました。Ruby on Railsチュートリアルの範囲から一歩踏み出すときに有用な書籍だったと思います。

http://succi.jp/blog/?p=1473

ちゃんと実践で使ってもらえるのはうれしいですね。
作者のAaronも実践的に使える内容を意識しているので、こういうふうに活用してもらえるのは願ったり叶ったりだと思います。


RSpec に関しては、ウェブ上の情報だけでは足りなかったので、(これも同僚に教えてもらったのですが)以下の書籍を読みました。

  • Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門


というか、まだ全部読み切っていません...

Ruby と Rails を覚えるために約1ヶ月半でやったこと - takatoshiono's blog

RailsチュートリアルとEveryday Railsを読めば(さらにちゃんと手を動かせば)、Railsプログラマとして十分スタートラインに立てると思います。
読み切ったらまた感想聞かせてくださいね!


原著者のAaron Sumnerさんも手を動かして学ぶことを推奨していることからも、本書を通して写経しやすい構成になっていました。特に、アプリコードにはほとんど手を入れずにテストコードを書き進める形であったため、テストの書き方を学ぶのに集中することができました。


他に、RSpecに対する便利な設定方法や詳しく知りたい場合のリンク先も紹介されているため、コンパクトであるにも関わらずRSpecを学習してゆく上で良いとっかかりを得られる本でした。


翻訳に関しても、ベータ版の段階でもそれほど大きな違和感を持つことなく、読み進めることができました。


また、@jnchitoさんをはじめとする翻訳者の方々から次々と進捗状況が出ていたので、どんなものかワクワクしながら発売を待ったりしていました

「Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門」を写経してみた - メモ的な思考的な

そうなんです。コンパクトな割には良い情報がたっぷり詰まってるんです。
進捗状況の報告も楽しんでもらえたようで良かったです!


ソニックガーデン遠藤さんの感想

本書のレビューをお願いしていた遠藤さんからいただいた感想です。
ちなみに遠藤さんは僕が勤めているソニックガーデンの同僚です。

Rails に慣れてきてテスト周りに意識が向き始めた人には絶対読んで欲しい一冊ですね。


僕自身RSpecは不得意だと思っていたのですが、この本みたいにそれなりに体系だって一気通貫で読むことができる資料があると最初のハードルがぐんと下がると思いました。


原著で読んだ時はさらっと流し読みしてしまっていたのですが、今回レビューをさせて頂けるとのことで結構ガッツリ読んだら色々と目から鱗な感じでした。


英語というだけでこの本を避けてた人達にもこの本がリーチできるようになったのは革命だと思います。


日本語訳お疲れ様でした!

僕も遠藤さんとほぼ同じ感想です。
Railsのテストに関する知識全般を体系立って手に入れられる本というのは、たぶんこのEveryday Rails以外にないと思います。


ソニックガーデン西見さんの推薦文 (2014.04.12 22:00追記)

同僚の西見さんはベータ版の発売日当日に推薦文を書いてくれていました。

Railsで作ったアプリのテストを書こうとしたとき、実はまとまった情報ってない気がしています。「RSpecこう書いた方がいいよ」というBetter Specsみたいな情報はあるのですが、Rails特化はないですね。ちょっとまとまった本としてThe RSpec Bookがありますが、これもRSpecの本。Rails Test Prescriptionといういかにもな本もあるのですが、もうバージョンが古いんですよねー。


その点、「Everyday Rails – RSpecによるRailsテスト入門」はRails特化だし、最新のRails3, 4に対応しているので、Railsのテストを書きたい人は安心して読むことができます。RSpecのバージョンは若干古いですが、実用上は問題ないと思います(原著はRSpec3への対応が進んでいるため、翻訳版もきっと対応してくれるはずです)。


内容も、Railsでアプリを作っていて必要になるような知識は大体カバーされています。Railsでアプリを開発するなら、1冊持っていても損はない内容ですよ。是非お買い求め下さいませー。

僕らの伊藤さんが「Everyday Rails – RSpecによるRailsテスト入門」を翻訳してくれました | mah365

非常に良い推薦文ですねw
Railsに特化している点や、最新版に追従する点、基礎的な知識は一通り網羅している点など、Everyday Railsの特長をうまくまとめてくれています!


ソニックガーデン前田さんの感想ツイート

同じく同僚の前田さんも感想をツイートしてくれました。


ソニックガーデンではかなり「テスト達者」な前田さんでも、目からウロコな内容があるとは!
コントローラのスペックは不正なURLを手入力された場合とか、フィーチャスペックで書きにくいテストを書くときに便利だったりしますよー。

Twitter上の「カスタマーレビュー」

はい、新人さん向けの入門本としては最適だと思います!


そうですねー。確かに実務で書くスペックはもっと複雑だと思います。
でも基礎をしっかり固めておけば、成長のスピードもきっと早くなるはずです!
「そこから先」に関しては、巻末の「情報源」やオープンソースプロジェクトのテストコード等が参考になるんじゃないでしょうか?


こちらも実践でEveryday Railsを活用してくれたみたいですね。
ありがとうございます!


あー、すいません。Factory Girlの専門書ではないので、そこまで高度な話題は出てこないですね。。。
あくまで「RSpecの入門書」と捉えてもらえると助かります。


「読みやすく素晴らしい本」と言ってもらえて嬉しいです!
フィーチャスペック周りは設定で意外とつまづきやすいので、こうやってまとめてあると助かりますよね-。


確かに内容が易しいので、RubyやRailsを普段使っていない方でも意外と楽しんでもらえるかもしれません。
僕もときどき実務と全く無関係な言語の本を読んだりしますからね~。


はい、ぜひ実践してみてください!


Railsチュートリアルは僕も数年前にお世話になりました。
おっしゃるとおり、Everyday Railsは全体的なライトな感じでまとまっています。


「この問題、進○ゼミで見た奴だ」っていい表現ですねw
確かにそんな感じでどんどん実務で使っていけそうな内容が詰まっていると思います!


ええ、経験者の方でも「これは知らなかった」という内容が絶対あるはずです!


はい、Leanpubの書籍は全部DRMフリーになっています。
企業やコミュニティで購入する場合はお得なチームパッケージもぜひご活用ください!

自分自身の「カスタマーレビュー」

最後に、僕自身の「カスタマーレビュー」です。
僕は本書の翻訳者ですが、それと同時に「読者の一人」でもあります。

読む前はもう少しマニアックで技術的に高度な内容を想像していましたが、僕の予想に反して本書はRSpecのインストール方法から丁寧に教えてくれる初心者向けの内容でした。


とはいえ、どれも実務ですぐに使えそうな実践的な内容ばかりで、僕にとって非常に良いお手本になりました。
苦手だったコントローラスペックやフィーチャスペックもこの本を参考にしながら書けば、すらすら書けるようになりました


また、肥大化してメンテナンスしにくくなったテストコードに対しては「スクロールが必要になるテストコードならDRYを捨てろ」という金言が書いてあり、「テストコードもできる限りDRYに」と考えて泥沼にハマっていた僕をAaronは救い出してくれました。

正式版公開のお知らせと幻のあとがき・Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門 - give IT a try

こんな感じで僕自身の本書の内容を活用しています。
PCからすぐに開けるようにしていて、「そういえば、このテストはどう書くんだったっけな~」というときは本書の内容をよく参考にしています。

まとめ

現時点でのネット上の「カスタマーレビュー」はだいたいこんな感じです。
これらのレビュー以外でも本書の内容を写経したりしているブログをいくつか見かけたりしました。


Everyday Railsは「読んで終わり」ではなく、自分の手を動かしてこそ真価を発揮する技術書です。
ぜひ、自分の手を動かしてRailsアプリケーションをテストするスキルを身につけてください!


また、今後も引き続きみなさんの感想やレビューをお待ちしています。
何か感想を書いてくれた人は僕のTwitterアカウント @jnchito までメンションをくれると嬉しいです。
ある程度感想が溜まったら、また第2弾を公開したいと思います!


「Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門」はPDF、Kindle、iBooks等で読めます

ご購入はこちらからどうぞ。

Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門 - Leanpub