はじめに
去る2012年11月10日、DevLOVE関西2012 Driveというイベントで「なぜ私はソニックガーデンのプログラマに転身できたのか? 」という発表をさせてもらいました。
このエントリのタイトルにも書いた通り、IT系のイベントで人前で発表するのはこれが初めての経験でした。
初めてなのに100人近い人が聞いてるし、45分もしゃべらなきゃいけないし、いきなりハードル高いわーと発表前の数週間はかなりヒヤヒヤしましたが、なんとか無事に発表を終えることができました。
聞いてもらった方々の感想を聞いているとおおむね好評だったようで、とりあえず安心しました。
今回のエントリでは当日の発表内容やいろんなエピソード等を紹介します。
Photo: @spring_akiさん
発表内容について
イベント告知サイトに書いていた概要はこんな感じです。
なぜ私はソニックガーデンのプログラマに転身できたのか?
Rubyの開発経験もない地方の社内SEだった私が、日本で5人しかいないソニックガーデンのプログラマになぜ転身できたのか?その理由を分析し、「5年後の自分に不安を抱いている技術者」に情熱をもって行動することの大切さを伝えます。
また、当日はこんな構成で発表させてもらいました。
- 自己紹介
- 転職しようと思った理由
- ソニックガーデンを選んだ理由
- 昔からやってたことの振り返り
- 選考期間中にやってたことの振り返り
- 転身できた理由のまとめ
- 最後にお伝えしたいこと
発表資料はslideshareにアップしたのでそちらをご覧ください。
ただ、資料には見出しレベルの内容しか書いていないので、資料だけだとお話しした内容の2〜3割しか伝わらないんじゃないかと思います。
今回は関西限定だったので、機会があればまた別の場所で「再放送」してもいいかもしれませんね。
あと、会場にはソニックガーデン社長の倉貫さんも来てました。
前々から「俺もグラサンとマスクで変装して聞きに行くわー」とか言ってたんですが、まさか本当に来るとは思いませんでした。。。
そういう面でもヒヤヒヤものだったのですが、発表が終わった後に「とても良かった」と言ってもらえたので、こちらもひと安心ですw
その他、当日の感想やエピソードなど
他のセッションについて
午後は@daiksyさん、@kiy0takaさん、@kawasimaさんのセッションに参加させてもらいました。
Scalaだけじゃなく他の技術も初挑戦のものばかりだったというワイルドなプロジェクトのお話や、Jenkinsのライブデモや、SIerにおける受託開発の創意工夫など、興味深いお話がたくさん聞けました。
ただ、発表者としては自分の発表のことで頭がいっぱいで、他の方の発表をあまりじっくり聞く余裕がなかったのが残念です。。。
あと、一番最後のセッションでは4〜5人のグループを作り、実際に直面している課題に対する解決策をみんなで考える、という全員参加型のワークショップがありました。
グループの分け方や解決策を見つけるための手順が新鮮で面白かったです。
懇親会について
まず、懇親会の居酒屋でLT(ライトニングトーク)大会を聞くというのが、僕にとっては初めての経験でした。
しかも、倉貫さんが「伊藤さんの発表を聞いてたら、俺もなんかしゃべりたくなった」とか言って、即席でスライド作ってLTをやってました。
即席のLTだというのにあのテンションであんなによくしゃべれるわー、と半分呆気にとられながら聴いていましたが、話の内容自体はすごく良かったし、あれだけしゃべれるのは僕の何倍も情熱が熱いからなんだと思います。
ちなみに倉貫さんのLTのテーマは「プログラマを一生の仕事にするということ」でした。(たしか)
他にもたくさんのLTがありましたが、居酒屋でのLTは発表者も客席も異様にテンションが高いし、発表中にガンガン笑いを取りに行くし、たぶん本編で発表するよりもさらにハードルが高いんじゃないかと思いました。(汗)
まあ、そんなLTもありつつ、鍋を食べながらテーブルのみなさんと情報交換しつつで、とても有意義な時間を過ごすことができました。
運営スタッフのみなさんの頑張りについて
勉強会やIT系のイベントではこれまでずっと「客席で聞く側」だったのですが、今回は初めて「話す側」に回ったので、「聞く側」からは見えないスタッフのみなさんの頑張りも初めて目にしました。
実際に見てみると、当日までの準備や会場の設営等々、イベントを運営するというのは思ってた以上に大変なんだな〜ということがよくわかりました。
みなさん、どうもありがとうございました。
勉強会やイベントに今後参加する際は、スタッフの方への感謝の気持ちも忘れないようにします。
「うわ、ほんものや!」事件
午前のセッションが終わって、昼食を食べに行く途中、なんか隣で僕の名前を呼ぶ人がいたので、ふとを横を見ると見知らぬ男性が立っていました。
が、首からぶら下がっている名札をよく見てみると、ネットでよく見かけるあのアイコンが・・・!!
というわけで予期せぬタイミングで@irofさんに初対面しました。
思わず「うわ、ほんものや!」と叫んでしまいましたww
.@JunichiIto77 さんに挨拶したらものっそい驚かれた件。「ほんものや」ってw
— @irof (@irof) November 10, 2012
いや、ネットでは本当によく見かけるし、よく絡んでもらうんですけど、顔も見たことないし、本名もわからないので、僕にとっては非常に謎の多いネット上の人物の一人でした。
まあ、勉強会とかによく行く人なら何も珍しくないんでしょうけど、僕はこれまで一度もお会いしたことがなかったので、かなりびっくりしました。
名刺交換もさせてもらったし、「いろふ」という謎めいたハンドルネームの由来も教えてもらったし、DevLOVE関西の裏目的はこれで達成できたと言っても過言ではありませんw
「バス乗り間違えたー!」事件
会場のみなさんには発表の冒頭でお話ししましたが、朝からいきなりバスを乗り間違えてスタッフの集合時間に遅刻してしまうという失敗をかましてしまいました。
田舎のバスって30分おきぐらいでしかやってこないので、到着したバスに何の疑いもなく乗り込んでみたら、実は大阪行きの3分前に発車する神戸行きのバスだったというワナでした。。。
バスに乗るのは久々だったこともあり、最初は「あれっ、最近ルートが変わったのかな?」とか思ってたんですが、だんだん明らかに違う方向へ進んでいくので、イヤ〜な予感がしてきました。
恐る恐る運転手さんに「このバス、大阪に行かないんですか?」って聞いたら、「これ、神戸行きですよ」と冷たく返答されて、「ああっ、やってもうたー!!」状態になってしまいました。
停留所3つぶんぐらい進んだところで慌ててバスを降り、元の停留所までとぼとぼ歩いて戻りました。。。
この時点で遅刻は確定していたのですが、このまま終わったらただのマヌケなので、歩道を一人で歩きながら「よし、これを発表のツカミのネタにしてやる!」と僕は心の中で決めました。
「発表までに何かツカミのネタが欲しいな〜」と思っていたところだったので、そういう意味では「棚からぼた餅」だったのかもしれません。
って、いや、その・・・遅刻してすいませんでした、スタッフのみなさん!!
まとめ
そんなこんなで、僕の初めての発表はなんとか無事に終了しました。
いきなりの大舞台でちょっと緊張しましたが、とてもいい経験になりました。
声をかけてくれた中村洋さん(@yohhatu)をはじめ、スタッフのみなさん、スピーカーのみなさん、それから客席で聞いてくださった参加者のみなさん、どうもありがとうございました。
あと、発表内容や資料作りにアドバイスをくれたソニックガーデンのメンバーと、仕事部屋に籠って独りでブツブツ発表の練習をする僕に協力してくれた妻や子どもたちにも感謝です。
また機会があればどこかで発表させてもらうかもしれないので、その際はよろしくお願いしまーす!
アンケート結果が返ってきました!(2012.11.15追記)
半数以上の方が「満足」で、「ほぼ満足」を合わせると8割以上の方から満足したという結果が返ってきました。
コメントも「共感した」「刺激になった」「もっと聞きたかった」等々、嬉しい声をたくさんいただきました。
みなさん、どうもありがとうございました!!
あわせて読みたい
DevLOVE関西2012Drive #devlove #DevKan - Togetter
発表資料に載っていない僕の発表内容については、客席にいたみなさんのツイートが参考になるかもしれません。
僕の発表は4ページ目の中盤ぐらいに載っています。
発表内容を改め、「なぜ私はソニックガーデンのプログラマに転身できたのか? 」というテーマでお話しします - give IT a try
実は途中で発表のテーマを変更しました。
一番最初に作った資料はお蔵入りになっちゃったなあ。。。