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セカンドカーとしてフィアット500(FIAT 500)を買いました

先日、セカンドカーとしてフィアット500(FIAT 500)を買いました。
色はミントグリーンです。

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外観だけでなく、インテリアもなかなかオシャレです。

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チェック柄のシートもいい感じ〜。

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車検証入れのデザインや色遣いまでオシャレです。

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この車はiPhoneをつないでApple CarPlayが使えます。
音楽の再生やカーナビはiPhoneに入っている音楽や、Googleマップを使います。

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ハンドルに付いてるボタンを使うと、Siriで音声操作することもできます。
たとえば「米津玄師かけて!」と話せば、iPhoneに入っている米津玄師の曲を再生できます。

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iPhoneはBluetooth接続することもできますが、車自体にもUSBコネクタが付いているので、ここで充電しながらCarPlayを使うことも可能です。

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ちなみに余談ですが、このフィアット500、1957年から1977年にかけて製造されていた「フィアット500(NUOVA 500)」の現代版として発売されています。
外観やインテリアにどこかクラシカルな雰囲気が漂うのはそのためです。

Fiat 500 1970
Old Fiat 500L "cockpit"

フィアット500を選んだ理由

僕は兵庫県西脇市という田舎町に住んでいるので、移動には車が必須です。
今までは車1台でやってきたのですが、子どもたちの成長に伴い、休日も家族がそれぞれ別行動をとることが増えてきました。
そうなると、車1台ではやりくりがしんどくなってきたので、2台目の車を買おう、ということになりました。

最初は妻と「安い軽四でいいかな」という話をしていたのですが、「セカンドカーなんだし、多少実用性が落ちても面白い車に乗ってみたいね」という話になりました。
いろいろ車を探す中で、「あ、そういえばこんな車もあった」とフィアット500を見つけ、試しに試乗してみたところ、「かわいいし、走りも個性的で面白い!」ということで夫婦の意見が一致し、フィアット500を買うことに決めました。

フィアット500の感想

納車から半月ほど経ちましたが、夫婦ともども非常に満足しております!
外からの見た目だけでなく、中に乗っても日本車にはないセンスの良さを感じるところがgoodです。
このへんはさすがイタリア人!といったところでしょうか。
(フィアットはイタリアの自動車メーカーです)

3ドア&4人乗り、ということで、後席はちょっと狭いですが、「ほぼ2人乗り」と割り切ってしまえば実用性は十分だと思います。
(我が家の場合、フィアットはあくまでセカンドカーなので、家族4人で遠出するときはもう1台の車を使えばOK、という考えです)

オートマのギヤチェンジだけ、クセが強いので要注意

このフィアット500、見た目はすごくかわいいのですが、オートマのギヤ周りだけかなり独特な仕組みになっているので要注意です。
だいたい、シフトノブの形からしてちょっと変わってます。(普通の車みたいにPやDがない!)

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フィアット500のミッションにはデュアロジック(DUALOGIC)というメカニズムが搭載されています。
これは僕なりに説明すると、「オートモード付きクラッチペダルレス マニュアル車」です。
もっと雑にまとめると「クラッチペダルのないマニュアル車」です。

なので、自動的にギヤが変わるときも非常にマニュアル車っぽい挙動を示します。
誤解を恐れずに言うなら、オートモードを選んだときは「マニュアル車に不慣れなおっちゃんの運転」みたいに、ガックンガックンとギヤチェンジします。
いや、ガックンガックンはさすがに言いすぎかもしれませんが、それでも日本車のように滑らかにはギヤチェンジしてくれません。

また、ギヤチェンジのタイミングも正直あまり賢くなくて、「今このタイミングでシフトアップしてほしいのに!」とか「坂道なんだから、さっさとシフトダウンしてよ!」と思うときがよくあります。

快適に走らせたい人はマニュアルモードで乗るのがオススメ

こうやって書くと、まるで「できそこないのオートマ車」のように聞こえますが、決してそういうわけではありません。
僕の勝手な想像ではオートモードがギクシャクするのはきっと、この車が「オートモードではなく、マニュアルモードで乗ってくれ!」と訴えてるからだと思うんです。
実際、マニュアルモードで乗ると、とても快適で楽しい車に変貌します。

マニュアルモードにすると、自分の好きなタイミングでギヤチェンジすることができます。
そして、教習所で習ったように「ギヤチェンジする直前でアクセルペダルから足を離し、ギヤチェンジをした後にゆっくりアクセルペダルを踏み込む」というふうに操作すると、ガックンガックンせずにスムーズにギヤチェンジできます。

坂道でスピードが落ちてきたときも自分でシフトダウンしてアクセルを踏み込めば、グングン坂を登っていきます。
先日もアップダウンの激しい田舎道を走ってきましたが、自分でギヤを選びながら車を走らせるのが非常に楽しかったです😄

教習所でマニュアル車に乗ったことがある人は、ぜひマニュアルモードで乗ってみてください。
マニュアルモードを使うと、カーレースゲームのような感覚でこの車を楽しむことができます。
無茶なギヤチェンジは警告音が出て操作を受け付けないようになっているので、エンストしたり回転数が上がりすぎたりする心配はありません。

逆に、マニュアル車に乗ったことがない人やマニュアル車の感覚を忘れてしまった人は、日本車ではあり得ない「クセの強さ」に翻弄されてしまうかもしれません。
ディーラーで十分に試乗をしてから、購入するかどうか検討することをオススメします。

まとめ

というわけで、このエントリでは先日セカンドカーとして購入したフィアット500の感想を書いてみました。
フィアット500は日本車にはない、独特なセンスのカタマリのような一台です。
「今度は思い切って、ちょっと面白い車に乗ってみたい」という人は、ぜひお近くのディーラーさんでフィアット500をチェックしてみてください!

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Gmailをはじめ、乗っ取られると怖そうなアカウントに一通り2段階認証(2FA)を設定していった話

はじめに

先日、社内の掲示板に同僚のこんな書き込みがありました。

ヒヤリハットの共有です。

Google の個人アカウントがアタックされ、パスワードまで突破されてしまいました。2 段階認証により、アカウントの乗っ取りは回避できました。
随分前に設定した使い回しのパスワードだったので、パスワードを強化して対処しました。やっぱりよくないなと認識を改めました...。

予期せぬタイミングで Google から SMS で Verification Code が送られてきてドキッとしました。

↓ 同僚が実際に受け取った通知メール
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おお、こわーい!!😱

こうやって実際に「アタックを受けてパスワード認証を突破された」「2段階認証を設定していたので難を逃れた」という話を聞くと、昨今のセキュリティ問題が他人事でないことを感じますし、2段階認証もちゃんと機能することがよくわかります。

というわけで、僕も乗っ取られると怖そうなアカウントには一通り2段階認証を設定していくことにしました。

そもそも「2段階認証」とは?

IDとパスワードによる通常のログインのあとに、別途セキュリティコードを入力してログインを確定する方式のことです。
セキュリティコードはSMSやスマホアプリによってユーザーごとに毎回異なる値が提供されます。
そのため、ログイン時にユーザー本人の携帯やスマホを持っている人以外はログインできなくなります。

ちなみに、2段階認証は2FA(two-factor authentication)と略されることがあります。

参考: Google 2 段階認証プロセス

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image: https://www.google.com/landing/2step/?hl=ja#tab=how-it-works

2段階認証を設定していったWebサービス一覧

僕は以下のアカウントに2段階認証を設定していきました。
いずれも知らないうちに悪用されるとちょっと怖いサービスばかりです。

  • Gmail
  • GitHub
  • Heroku
  • AWS
  • Evernote
  • Dropbox
  • Twitter
  • Facebook
  • Stripe

2段階認証を設定できなかったWebサービス

以下のWebサービスには2段階認証が用意されておらず、設定を諦めました(2018年10月現在)。
ユーザーとしてはできれば早く対応してもらいたいところです。

  • はてな
  • Paypal
  • VALUE DOMAIN
  • お名前.com

2段階認証で利用するモバイルアプリ

2段階認証で入力するセキュリティコードはSMS(ショートメッセージ)でスマホや携帯に送信することもできますが、スマホ用のアプリで確認することもできます。
僕はAuthyというアプリを使って、セキュリティコードを確認するようにしています。

Authy

Authy

  • Authy Inc.
  • ユーティリティ
  • 無料

Authyを使うとこんな感じでセキュリティコードをアプリ内で確認することができます。

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まとめ

というわけで、このエントリでは乗っ取られると怖そうなアカウントに一通り2段階認証(2FA)を設定していった話を書いていきました。

繰り返しになりますが、アカウントの乗っ取りは他人事ではなく、いつ起きてもおかしくない問題です。
悪用されると被害が大きくなりそうなWebサービスに、IDとパスワードのみでログインしている場合は、今回紹介した2段階認証のようなセキュリティ対策の導入を検討してみてください。

Jimdo(ジンドゥー)で親戚の会社のホームページを3時間で作った話

はじめに:「今すぐ会社のホームページがほしい!」

僕の妻の叔母は、兵庫県西脇市で「株式会社 環境工学研究所」という小さな会社を経営しています。
先日、その叔母から突然電話がかかってきて、「いとーくん(注:僕のことです)、ちょっと会社のホームページって作られへん?できれば今すぐに!」と言われました。

叔母の会社は地元密着型のローカルビジネスなので、これまでホームページなしで問題なくやってこれたのですが、最近降ってわいたやんごとなき事情により(大した理由ではないものの、叔母の会社の話なので詳細は伏せます)、急きょホームページが必要なったとのことです。

「うーん、僕の本職はプログラマであって、Webデザインやホームページ作成は専門ではないんだけど😅」と言いたくなる気持ちを抑えつつ、やってやれなくはないので「わかりました、やりましょう!」と返事をしました。

Wixにするか、Jimdoにするか?

さて、「できれば今すぐにでもほしい」と言われているので、スピードを最優先するのであれば、巷でよく見かけるホームページ作成サービスを利用した方が速そうです。
ぱっと頭に浮かんだのはWixでした(よく名前を見かけるので)。

が、ネットを調べているとWixの対抗馬としてJimdo(ジンドゥー)が挙げられているのもよく見かけました。

別にどっちでも良かったのですが、作成例として載っていたサンプルページのデザインが、なんとなく自分のイメージと近かったのでJimdoを選んでみました。

試しにJimdoを選択 → そのまま採用

とりあえず、Jimdoの無料プランを選択して、トップページを作成してみました(あまりにも期待外れだったらWixに切り替えるつもりだった)。
使ってみると若干ツールの動きにクセはあるものの、さくっとトップページの叩き台みたいなものは作ることができました。
「よし、これなら何とかなりそうだ」と思い、そのままJimdoを使うことにしました。

ついでに有料のJimdoProプランにも申し込んで、独自ドメインの使用と広告の非表示をできるようにしておきました。

2〜3時間でいい感じのホームページができた

今回作ったのはごくごくシンプルに、トップページ、会社概要、アクセス(所在地)ページの3ページだけです。
これはだいたい2〜3時間で作れました(そのあとに費やした細かい微修正の時間は除く)。

そうしてできあがったのが、こちらのページです。

デザイン的にも(今すぐに!と言われて作った割には)いい感じに仕上がっているんじゃないでしょうか?

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もちろんスマホ向けのレスポンシブデザインにも対応しています。

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デザインや写真の出所など

基本的なデザインやレイアウトはJimdoが提供しているテンプレートを利用しています。
写真は以下のページで紹介されている無料素材を利用しました。

ページ内の各種文言は叔母の会社に以前からあったパンフレットの内容を流用しています。

参考:独自ドメインを設定するときの注意点

今回、独自ドメインはお名前.comで取得しました。
Jimdoで独自ドメインを使用する方法はいくつかあるのですが、今回はお名前.comでドメインを管理したまま、独自ドメインをJimdoに接続する方法を選択しました。

この場合は、お名前.comの設定画面で、ネームサーバーを"ns1.jimdo.com"と"ns2.jimdo.com"に設定します。

また、Jimdoの設定画面(ドメインの追加・管理画面)でも「新しいドメインの追加」を選択して、独自ドメインを追加します。

この状態で1時間ほど待つと、「ドメインの登録が完了しました」というメールが届き、独自ドメインでアクセスできるようになります。

僕はこの手順がぱっとわからず、サポートセンターに問い合わせたり、あれこれ試行錯誤したりして少し時間がかかりました。
(「追加ドメインの移管」を選択するとややこしいことになるので注意!)

ちなみに独自ドメインを選択してもちゃんとSSL(https)で接続できます。

まとめ

というわけで、この記事ではJimdoを使って親戚の会社のホームページを3時間で作った話を書きました。
Jimdoは初めて使いましたが、今回のようにそこまでデザインや機能にこだわらずにさくっとホームページを作りたい場合は便利ですね。
叔母もホームページの出来には満足してくれたので良かったです😄


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僕の妻が経営しているパン屋のホームページはRailsとHerokuで動いています。