give IT a try

プログラミング、リモートワーク、田舎暮らし、音楽、etc.

もし中学時代の自分に本を薦めるなら

はじめに

先日ツイッターを見てると、「何で本は読まなきゃいけなくて、漫画はダメなの?」という中学生の話が載ってました。
なるほど、今でこそ山ほど本(主に技術書)を読んでますが、僕も社会人になるまではほとんど本を読みませんでした。
また、この中学生と同じように本を読めと言ってくる大人に対しては「余計なお世話だよっ!」とずっと思っていた若者でした。


そんな僕がなんで本を読むようになったのかというと、結局のところ読書が「自分への投資」になってきたからです。
仕事柄、勉強しないとお金にならないし、逆から言えば勉強すればお金になるからです。
まあ、「お金」と言ってしまうとちょっとストレートすぎる気がしますが、少なくとも今の僕には読書に対する明確なモチベーションがあります。


さて、ではここで本嫌いだった学生時代の自分を想像して、どんな本を読めば当時の自分に役立ったんだろう?と考えてみました。
学生時代はプログラミングもやってなかったし、将来の職業も具体的に決めていなかったので「はじめてのC」を薦めるわけにはいきません。
また、学生なので読書をして勉強すれば収入が増える、なんてこともありません。


そんな状況で何が読書に対するモチベーションになるのか?どんな本が自分への投資になるのか?を考えると、やはり「将来の人生に役立つ本」が候補に挙がってきます。
そこで今回は職業や年齢に関わらず、多くの人に役立ちそうな本をいくつか紹介してみます。

中学時代の自分に薦めたい6冊

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

この本は僕の人生を変えた一冊かもしれません。
学生時代はかなり攻撃的でとんがっていた僕が、この本を読んで丸くなることができました。(いや、今でも時々ご迷惑をかけているかもしれませんが。。。ごめんなさい。)
「凶悪な犯罪者ですら自分は正しいと思っている」というエピソードを読めば、「自分は正しい、相手が間違っている」という考えでは相手は自分の思うように動いてくれない、変わってくれないというのがよく分かると思います。


金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん

  • 作者: ロバートキヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士),白根美保子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2000/11/09
  • メディア: 単行本
  • 購入: 71人 クリック: 1,223回
  • この商品を含むブログ (533件) を見る
働けど働けど我が暮らし楽にならず・・・ではありませんが、お金持ちの人はどうしてお金持ちなのかが分かる一冊です。
そしてどれだけ有名な大企業でサラリーマン生活を送っても決して大金持ちにはなれない理由も分かります。
この本に書いてあることを実践して大金持ちになろう!とは言いませんが、会社に就職して働くことと以外にもお金を稼ぐ方法はあるわけです。
このことを知っているかいないかで、将来の人生設計が大きく変わる可能性もあります。


チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?

簡単にまとめれば、「変化に気付け、変化を受け入れろ、変化に対して素早く柔軟に対応しろ」という教訓を示した寓話です。
第三者の立場で本を読んでいる限りは「変化に対応できないネズミ」が非常に愚かしく見えます。
しかし、実際自分がネズミの立場に立っている時は、重大な危険が身に迫るその時まで何も行動に移せなかったりします。
時々自分や自分の周りを客観的に見て、自分が「変化に対応できないネズミ」になっていないかチェックすることが重要です。


ザ・マインドマップ

ザ・マインドマップ

別にこの本ではなくてもいいですが、自分の思考を練り上げる際のツールとしてマインドマップを使えるようになっておくと便利です。
箇条書きにするよりも柔軟に考えをまとめあげることができます。


熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理

熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理

IT系の本なのでここに挙げるのはちょっと場違いな感じもしますが、リスクに対する考え方や対処方法を学ぶことができるのでここに挙げています。
失敗するのが怖いからといって、リスクゼロの道ばかりを選択していってもその先には何もありません。
大きな成功を得るために、時には大小のリスクを受け入れる必要があります。


ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)

ハーバード流交渉術 (知的生きかた文庫)

  • 作者: ロジャーフィッシャー,ウィリアムユーリー,金山宣夫,浅井和子
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 1989/12/19
  • メディア: 文庫
  • 購入: 19人 クリック: 155回
  • この商品を含むブログ (53件) を見る
子どものころは「交渉」というほど大したことはしないでしょうが、友人とケンカしたり、先生と対立してしまったり、何かしら意見をぶつけ合う機会もいくらかあると思います。
強硬に出る、下手に出る、妥協する、といった駆け引きではなく、お互いの利害に着目して冷静な議論ができるようになることは、大人であれ子どもであれ十分人生の役に立つスキルだと思います。

おわりに

さて、以上のように何冊か本を挙げてみましたが、実際これをこのまま中学生に薦められるかというと、ちょっと微妙ですね。。。
どれも大人向けの本なので、中学生やそれより小さい子どもたちが読むのは正直難しいかもしれません。
できればもうちょっと易しく読める別バージョンがあると良いのですが・・・。
というわけで結局このエントリは中学生向けではなく、大人向けのエントリになってしまうのでした〜!


おしまい。

あわせて読みたい

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1699924.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012030302000191.html
ツイッターで見かけた元ネタはこちらです。

僕が実践しているブログの書き方

はじめに

ブログの書き方は人それぞれだと思いますが、普段僕がどんな感じでブログを書いているのか気になっている人はきっと多いはずです。
え?気にしてない?いや、絶対気になってるはずです!!
というわけで、みんなが気になっているに違いない、という前提で僕のブログの書き方を紹介します。

僕が実践しているブログの書き方

トリガー
  • 書きたいネタが頭に浮かぶ。
  • これをシェアすれば、たとえ数人であっても世の中の誰かの参考にはなるんじゃないか?と思うあたりがブログに書くかどうかの判断基準。
  • ブログにするネタは基本的にITやプログラミングに関するものに限定する。(ちなみにツイッターもそう)
  • 自分の経験談はこの世に一つしかないエピソードになるので特にネタにしやすい。(そして人気も出やすい)
手順
  1. だいたい頭の中で書きたいことをまとめる。
  2. 複雑な話や書きたいことが多い場合はアウトラインを紙にアウトプットしたり、エディタ上で予め箇条書きにしたりする。
  3. 文章をつらつらと書いていく。長くなりそうな場合は先にアウトラインから書きはじめる。
  4. 一通り文章が書き終わったら、セクションごとに小見出しを付けていく。
  5. さらに自分が強調したいポイントにをつけていく。
  6. 何回かプレビューして表現や内容をブラッシュアップしていく。
  7. 大体OKになったら公開する。
  8. 後で読みなおして追記したい内容が出てきたり、しっくりこない表現があれば公開後も随時更新する。
所要時間とブログを書く時間帯
  • 短いエントリで大体1時間、長いエントリで3時間ぐらい。
  • 朝型の生活なので4時から7時ぐらいの間に書くことが多い。
文章を書く際に気をつけていること
  • だいたい「はじめに」「メイン」「おわりに」の三部構成になることを意識する。
  • 文章を書く時は目の前に誰かがいて、その人に話しかけるようなイメージで書く。
  • できるだけムダな話や重要でない話は書かないように意識する。それでも毎回長くなってしまうけど。。。
  • 文章が詰まっていると読みにくいのでこまめに改行したり段落を分けたりする。
  • Web上で字だけを読んで内容を理解するのはしんどいので、小見出しを付けたり文字に色をつけたりしてメリハリをつける。
  • 長いエントリになってしまうときは最初に全体のアウトラインを提示しておく。(その昔「何も言わずに10km歩かせるのと、最初に10kmと伝えてから歩かせるのでは後者の方が圧倒的に疲れない」という話を聞いたので、長文の場合はこのようにしている。)
  • 他の記事へのリンクはできるだけ最後に回す。(リンク先に行ったきり帰ってこない場合があるので)
  • ブックマーク数やアフィリエイトの獲得が目的ではないので、わざわざ釣りっぽいタイトルはつけない。(「絶対に失敗しないたった一つのブログの書き方」みたいなのはイヤ〜!)

おわりに

いかがでしょうか?参考になったでしょうか?
もうちょっと短い時間で書けるようになったらもっといっぱい書けそうなんですが、今はだいたいこんな感じでブログを書いています。
ブックマーク数が目的ではないというものの、自分の書いたエントリが多くの人に読まれて反響が得られたときは嬉しいですね。
このエントリも楽しんでもらえれば幸いです。


あわせて読みたい

僕がブログを書く前、書くとき、書いたあと - give IT a try
こちらでも今回のエントリに近い内容を語っています。