先日義理の祖父が亡くなったので、香典一覧を作るお手伝いをしていました。
紙に書かれた香典一覧をExcel上に再入力する単純作業なのですが、嫁さんの実家やおいらの家でファイルを読み書きする必要があるので、ファイルを更新するたびにGmail経由でファイルを添付してやり取りしていました。
しかしそれではあまりに非効率な気がしてきたので、ファイルをWeb上に置いたまま読み書きしたいと考えました。
そこでGoogle Docsを使ってみようと思ったわけです。
ファイルを開く分には簡単で、Gmailの添付ファイルをクリックすれば、すぐにGoogle Docsで開くことができます。
また、Google DocsからExcelへのExportも簡単です。
ブラウザ上で開いたときの見た目もほとんどExcelとかわりませんでした。
入力もExcelと同じように行えます。
一部Excelと挙動が異なる部分がありましたが、大した問題ではありません。
行のカット&ペーストや行の削除は若干迷いましたが、ファイルメニューや右クリックメニューなどを使うと何とか実現できました。
データの保存はデータを何か編集すると即座に自動保存されます。保存のし忘れや突然のクラッシュによるデータ損失の心配がいらないですね。
ブラウザベースなので、最近のブラウザなら問題なく開けます。
MacのSafariでもWindowsのIEでも開けます。
iPhoneのSafariでも開けたのには少し感動しました。
編集には若干制限があるようですが、ファイルを開くだけなら問題なさそうです。
データを印刷する際は印刷用のPDFをダウンロードして印刷する仕様になっていました。
てっきりブラウザから印刷するもんだと思っていたので驚きました。
ところが、一部の文字が「□□□□□」のようになってしまって、使い物になりませんでした。
読み書きまではほぼ完璧だったのに、印刷でつまづいてしまうとは・・・。
印刷する際はいったんExcelにExportしてから印刷する必要があるようです。
あと、個人的な話になりますが、会社のネットワークからはアクセス禁止になっていました。
機密情報の流出を懸念しているんでしょうねえ。
Webにデータを置いて、ブラウザから編集するというのは実際にやってみると気軽で非常に便利です。
凝ったドキュメントにするのでなければGoogle Docsでも十分事足りそうな感じです(印刷機能だけは残念ですが)。
そして何より、ブラウザだけでスプレッドシート機能、もといExcelの基本的な機能を実現しているのがすごい!
どうやって動いてるんでしょうねえ、これ?
かつて利用したことのあるASP.NET向けのサードパーティライブラリでは、鬼のような量のタグとCSSが背後を埋め尽くしていましたが・・・。
ユーザーとしてはどんどん便利になって嬉しいところですが、技術者としてはWebアプリがどんどん複雑化していくようでちょっと恐ろしい気もします。
HTMLやWebってもともとこんなことするために作られた技術じゃないから、かなり無茶な形で発展してきている気がするんだよなあ・・・。