お知らせ:第3刷の増刷が決定しました!
僕が執筆したRubyの入門書、「プロを目指す人のためのRuby入門」(通称チェリー本)の増刷が決定しました!
2回目の増刷なので、今回は第3刷となります。
プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで (Software Design plusシリーズ)
- 作者: 伊藤淳一
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/11/25
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
・・・といっても本の執筆者と出版関係の人ぐらいしか、「増刷」なんていうキーワードには興味がないかもしれません。
(僕も本を出す前は興味がありませんでした💧)
増刷というのは簡単にいえば「本の在庫がなくなってきたので、まとまった単位で本を印刷し直して在庫を補充すること」です。
つまり、増刷がかかるということはそれだけ本が売れていることを意味します。
つまり、著者としては増刷の連絡がもらえるのは、とても嬉しいわけです!!😆
これもひとえに「プロを目指す人のためのRuby入門」を購入していただき、周りの方々にオススメしてくださったみなさんのおかげです。どうもありがとうございました!
そして、引き続き「プロを目指す人のためのRuby入門」をよろしくお願いします!
制作裏話:切っても切れない?「Railsチュートリアル」と「プロを目指す人のためのRuby入門」の関係
ところで、Twitter等で「プロを目指す人のためのRuby入門」の反響を見ていると、Railsチュートリアルをやった後、またはRailsチュートリアルをやる前に「プロを目指す人のためのRuby入門」を読まれている方が多いようです。
そして、「Railsチュートリアル」と「プロを目指す人のためのRuby入門」の組み合わせは、RubyやRailsの勉強を進める上で、かなり学習効果の高い組み合わせになっているように思います。
チェリー本やってからのRails tutorialがほんとにサクサクで楽しい。全然苦しくない。今まで躓いてたところも「こんな使い方もあるのね」くらいでどんどん吸収できてる気がする。もっといろんなこと知りたい勢いでこのまま夜更かし。。。
— janham@緑のジャングル (@janhampino) 2018年8月12日
プロを目指す人のためのRuby入門(2周目)でrubyの文法を復習中。railsチュートリアルを経ての2周目だからこそ得られる気づきが多い!
— Kスケ@rails勉強中 (@k_s_k_1222) 2018年8月12日
Railsチュートリアルと一緒に「プロを目指す人のためのRuby入門」を読んでもらえるのは、個人的にとても嬉しいです。
それはなぜでしょうか?その理由を以下に書いていきます。
初期の原稿ではRailsチュートリアルのスタイルを踏襲していた
実は「プロを目指す人のためのRuby入門」は、もともと「Ruby版のRailsチュートリアル」を目指して執筆を開始しました。
一番最初に書いた原稿では、Railsチュートリアルを参考にして「例題のコードをチュートリアル形式で読者に書いてもらいながら、一緒に構文や文法を説明する」というスタイルを取っていました。
ただ、このスタイルだとなかなか例題の説明が進まなかったり、文法の説明と例題の説明が混在してわかりづらかったりする問題があったので、結局ボツになりました。
コードを書きながらRailsの説明を同時進行させても、読みやすさやわかりやすさが損なわれないRailsチュートリアルは偉大ですね!
僕自身もRailsチュートリアルのお世話になっていた
そもそも、なぜ僕が「Ruby版のRailsチュートリアル」を書こうとしたのかというと、その昔、僕自身がRailsチュートリアルのお世話になったからです。
僕もRailsを勉強し始めた頃はRailsチュートリアルを使っていました。
当時はまだ英語版しかなかったのですが、それでもチュートリアル形式でフレームワークの使い方を学ぶという体験が初めてで、すごく斬新でした。
Railsチュートリアルを使って勉強すると、勉強しながらWebアプリケーションができあがっていくので、「これはすごい!そして面白い!」と非常に感銘を受けました。
ただし、RailsチュートリアルはあくまでRailsがメインで、Rubyというプログラミング言語の説明は控えめです。
そこで、「Railsの習得はRailsチュートリアルにまかせて、僕はRubyを習得するためのRubyチュートリアルを書こう!」と思い、「プロを目指す人のためのRuby入門」の執筆に取りかかったのでした。
Railsチュートリアルと自分の書いた本がリンクするのは嬉しい
このように僕個人としては「Railsチュートリアルがあったからこそ、プロを目指す人のためのRuby入門が生まれた」と言っても過言ではないぐらい、(一方的に)縁やゆかりを感じています。
なので、Railsチュートリアルと一緒に「プロを目指す人のためのRuby入門」を読んでくれている読者さんを見かけると、とても嬉しくなります。
また、日本語版のRailsチュートリアルには「読み物ガイド」の項に「プロを目指す人のためのRuby入門」を載せてもらっています。
(ついでにいうと、僕が翻訳した「Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門」も載っています!)
Railsチュートリアルにお世話になった人間としては、これも非常に嬉しい出来事でした。
もちろん、「プロを目指す人のためのRuby入門」の参考文献にもRailsチュートリアルを掲載させてもらっています。
まとめ
というわけで、今回のエントリでは「プロを目指す人のためのRuby入門」の増刷のお知らせと、Railsチュートリアルに関連した制作裏話を書いてみました。
そういえば、去年の今頃は自宅に届いた「プロを目指す人のためのRuby入門」のゲラ(試し刷り)をチェックして、原稿を校正している真っ最中でした。
当時はまだ本当に出版されるのかどうかすら半信半疑な状態だったので、自分の本がどれくらい読んでもらえるかなんて全く予想が付きませんでした。
ですが、実際に出版してみると、予想をはるかに上回る好評価をいただき、売れ行きも好調で筆者として非常に嬉しい限りです。
欲張りかもしれませんが、もっとたくさんの人に読んでもらいたいので、まだ購入されていない方はぜひ書店で手に取ってみてください!
また、本の感想も随時募集中です。
ご自身のブログやAmazonレビュー等で書評を書いてもらえると大変ありがたいです。
みなさん、「プロを目指す人のためのRuby入門」を今後ともよろしくお願いします!😄
プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで (Software Design plusシリーズ)
- 作者: 伊藤淳一
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/11/25
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る