はじめに
このブログでも何度か紹介してきたとおり、本日2026年4月27日に、僕が執筆した新刊「技術記事を書く技術 ITエンジニアの価値を高めるアウトプットのすべて」が発売されました!🎉

この書籍はタイトルの通り、アウトプットに興味があるITエンジニアに向けて、技術記事を書く方法を指南する本です。
また、「書き方」のみならず、ネタの見つけ方や、記事を公開したあとの反応との向き合い方なども説明しています。
さらに、最後の第3部には、他のエンジニアが書いた実際の技術記事を僕が添削するパートもあります。
「技術記事を書く技術」の概要を知る
本書の目次は以下の通りです。
【第1部 最初の一歩を踏み出す】
- 第1章 技術記事を書く目的とメリット ⭐️試し読み可
- 第2章 まず1本記事を書いてみる
【第2部 質を高める】
- 第3章 ネタを見つける技術
- 第4章 事前準備の技術
- 第5章 見出し・タイトルの技術 ⭐️試し読み可
- 第6章 構成・見せ方の技術
- 第7章 正しい情報を正しく伝える技術 ⭐️試し読み可
- 第8章 文章を読みやすくする技術
- 第9章 よいサンプルコードを書く技術
- 第10章 公開・シェアする技術
- 第11章 反応と向き合う技術
- 第12章 アウトプットを継続する技術
- 第13章 アウトプットの幅を広げる技術
【第3部 実例添削で学ぶテクニック~達人による 38 のフィードバック~】
- Case 1:「技術を自分なりの言葉で説明する」記事
- Case 2:「エラーの解決方法を解説する」記事
- Case 3:「新しい技術を触ってみた」記事
このうち、第1章、第5章、第7章は翔泳社の書籍紹介ページにある特別抜粋版PDFで試し読みができます。
技術記事を書く技術 ITエンジニアの価値を高めるアウトプットのすべて(伊藤 淳一)|翔泳社の本

また、書籍冒頭の「はじめに」は、僕のXのポストにアクセスすれば読むことができます。
「技術記事を書く技術」の特別抜粋版が公開されていますが、書籍の冒頭にある「はじめに」が含まれていないので、画像版を貼り付けておきます。自分のニーズに合うかどうかの参考にしてみてください!(次のポストに続く) pic.twitter.com/s9flvAykX1
— Junichi Ito (伊藤淳一) (@jnchito) 2026年4月17日
購入を迷っている方は、「試し読み」をうまく活用して、自分のニーズに合う本かどうかを判断してみてください。
ここからが本題:アウトプットに唯一の正解なんてないんだよ
さて、ITエンジニアのアウトプットに関する本を書いておきながら、こんなことを言うのもなんですが、アウトプットに唯一の正解はありません。
僕が本の中で書いていることも「数ある正解のひとつ」です。
「そんなの当たり前じゃないか」と言われそうですが、この本の執筆に取りかかる前は「自分ならアウトプットのバイブルになるような本が書けるんじゃないか」と考えていました。
僕自身「技術記事を書くならこうした方がいい」という考えがいくつかありましたし、ネットを見ていてもいろんなエンジニアが「アウトプット論」を語っています。
そこで「僕自身のアウトプット論」と「世間でよく言われるアウトプット論」をくまなくカバーするような本を書けば、「完全無欠のアウトプット論」ができあがるはずだ、と考えました。
が、言ってることはみんなバラバラだった
ですが、このアプローチは秒で頓挫しました。
というのも、みんな言っていることがバラバラだからです。
ある人は「読み手のことを考えて記事を書け」と言い、またある人は「技術記事なんて自分のために書くものだ」と言う。
ある人は「同じような記事がすでにあるなら、自分が記事を書く意味はない」と言い、またある人は「同じ記事であっても、気にせず書けばいい」と言う。
と、こんな調子でみんな正反対のことを言うので、とても「これが正解」なんて言えるようなものは導き出せなさそうでした。
僕「唯一の正解なんてない!僕は僕の考えていることだけを書く!!」
というわけで、方針変更です。
誰もが納得する「完全無欠のアウトプット論」なんてものは書けそうにないので、「僕の本なんだから、僕の好きなように書かせてもらいます」というポリシーに変更しました。
原稿を書きながら「これ、正反対のことを考える人も絶対いるだろうな〜」と思うような場面もたびたびありました。
ですが、そういうときは毎回「いや、唯一の正解はないんだ。だから、ここは僕の考えを書く!」と強い気持ちで、僕自身のアウトプット論を書いていきました。
なので、「技術記事を書く技術」はとっても「私見強め」です。
本書を読みながら「ちょっと私見が強すぎるんじゃない?」と思うような箇所があったら、それは意図的にそうしていると考えてください。
私見強めですが、そのぶん、この本には僕自身の個性やオリジナリティが詰め込まれています。
それがかえって本書の面白さを引き立てているはず、と僕自身は信じています。
とはいえ、他の人のアウトプット論もチェックしていた
上で述べたように、「技術記事を書く技術」は、僕「伊藤淳一」が考えるアウトプット論を書く、というポリシーで執筆していました。
ですが、その一方で参考情報として他の人のアウトプット論もたまにチェックしていました。
具体的には、はてなブックマークやQiitaの週間ランキングでアウトプット論っぽい話題が出ていたら、ざっと目を通してネタ帳にURLを保存していました。
本の執筆には4年かかったので、その間にいろんな記事のリンクが集まりました。
他の人のアウトプット論もぜひ参考にしてほしい
繰り返し述べている通り、アウトプットに唯一の正解はありません。
よって僕以外の人が語るアウトプット論もまた「数ある正解のひとつ」です。
世の中には僕と同じ意見、ちょっと違う意見、まったく違う意見など、さまざまな意見があります。
ここから下ではカテゴリ別に、他の人が書いたアウトプット論のリンクを集めました。
タイトルを見て興味を持った記事があれば、ぜひチェックしてみてください。
アウトプットに関するリンク集
アウトプットのメリット
- 30代後半になって初めて発信活動を始めたら人生が変わった話 #初心者 - Qiita
- 文系未経験からエンジニアに転職した僕が、もし一切発信をしてなかったら #初心者 - Qiita
- 「技術記事って、別に書かなくてもよくないすか?」 #アウトプット - Qiita
- エンジニアは全員技術記事を書くことを習慣化した方がいいぞ #新人プログラマ応援 - Qiita
- 技術記事を書かないプログラマへ向けた記事
- エンジニア未経験入社して週1で技術ブログを書いたら良いことがあった件 #初心者 - Qiita
- アウトプットは最強の自己投資 〜発信が人生とキャリアを変えた話〜
- アウトプットはいいぞ! #初心者 - Qiita
- 自分をひらくと次のチャレンジの敷居が下がる - Speaker Deck
続けるコツやモチベーションを高めるコツ
- 日々息をするようにアウトプットしている人は何を意識しているのか? #ポエム - Qiita
- エンジニア組織に発信文化を浸透させるには|shu223
- 2年間の開発者ブログ運営のノウハウや意識してること - NTT docomo Business Engineers' Blog
- 荒廃したテックブログの再生
- 怠惰な人向け技術ブログの続け方ガイド
- しんどくないテックブログの運営Tips
- ポエム: なぜ私はアウトプットを続けているのか - yasuhisa's blog
- エンジニアが外部への技術発信をしない3つの理由と、EMができること - るさんちまん
- Qiitaへ39週・10ヶ月間継続投稿して気づいた、自分にとって継続することの価値 #AWS - Qiita
アウトプットに対するマインドの持ち方やアウトプット戦略
- アウトプットを阻むプライドと戦う〜スモールアウトプットのすすめ〜 - セットプチフォッカ
- IT関連の技術を「気軽にアウトプット」する危うさ|たかぎ
- 技術記事を書く人を大事にしよう
- 短期的なアウトプット(ブログなど)のための学習をやめた - チョキチョキかにさん
- 技術的なアウトプットに疲弊したので振り返る - Diary of a Perpetual Student
- 療養の日, アウトプットは雑でいい - HsbtDiary(2023-05-18)
- 「残念な技術アウトプット」を避けるためにできる工夫は? #エンジニア - Qiita
- 「無風」の壁を乗り越えろ。アウトプットのはじめの一歩はこう踏み出す
- 【うひょ氏】キャリアにプラスの影響を与える、情報発信の成功戦略と必要な2つの能力 - レバテックLAB
- エンジニアの強力な付加価値スキルとしての発信力 - An Epicurean
- 技術記事はそもそもバズらない……そうはいっても読まれたいに関する自身の考え - おうさまのみみはロバのみみ
- 技術記事の3類型: 初心者による技術記事執筆のすすめ
- アウトプットができない若者 - | ^ω^ |
- RE: アウトプットができない若者(アウトプット的サムシングを支える技術) - Lambdaカクテル
アウトプットするまでの全体的な流れや手順
- さまざまな恩恵を得るための技術発信術 #新人プログラマ応援 - Qiita
- 去年は182本の記事を書いた人から見た、技術的なアウトプットに疲弊しないようにするコツ - Lambdaカクテル
- 技術ブログは『あとで困った時のためにメモる』ぐらいで丁度良いと思う - カラクリスタ
- 技術ブログを書こう
- なかなかアウトプットできないあなたが技術記事を書くときのコツ
- 技術ブログや登壇資料を秒で作るコツ伝授します - Speaker Deck
- はてなインターンシップ2024 ブログライティング講義資料 - Speaker Deck
- 毎日続けるコツ:アウトプットを続ける意味とエンジニアが技術記事を書く理由について #ポエム - Qiita
- 技術ブログの書き方 - 好きな技術を紹介する
書くときの考え方や工夫
- 「技術記事を書きたい気持ちはあるけど時間が・・・」という葛藤を乗り越える #初心者 - Qiita
- プログラマーに贈る、わかりやすい文章を書くための技法 - LIVESENSE ENGINEER BLOG
- 技術Blogを毎月書くために心がけていること #ポエム - Qiita
- 私の技術記事の書き方 - azukiazusaのブログ
- 文章のリズム - Case of feelman
- テックブログで「の話」をやめた話 —— 命名のコツもご紹介 - SmartHR Tech Blog
- 【技術記事】Zennで技術記事を書くときに最低限これだけは意識したい6つのこと
- 伝えたい人に届ける技術記事の書き方 #記事作成 - Qiita
ライティングテクニック
- エンジニアのための、いますぐ使える文章校正テクニック - ICS MEDIA
- テクニカルライティングの基本 - Speaker Deck
- テクニカルライティングで技術をわかりやすく伝えよう!テクニカルライティング勉強会開催記 - LIVESENSE ENGINEER BLOG
- 読みやすいドキュメントを書くために今日からできる7つのこと|壮|Masato Tanaka
- 技術をわかりやすく伝えるためテクニカルライティング - Speaker Deck
- わかりやすい説明のための 10 の鉄則 - Speaker Deck
- 書籍『GitHub CI/CD実践ガイド』を読みやすくする技術
- 技術文章を書くための執筆技術と実践法(パラグラフライティング) - Speaker Deck
- LINEヤフー新卒研修「わかりやすい文章の書き方講座」を一部抜粋して公開します
- 「分かりやすい文章」を言語化してみた - NRIネットコムBlog
LLM・生成AIとアウトプット
※否定的・肯定的を問わず、LLM・生成AIに関連したアウトプット論を集めました
- ペロッ…これはAI生成記事! 見分け方のコツ #ポエム - Qiita
- LLMを活用した爆速アウトプットのすゝめ / bakusoku-outputs-with-llm - Speaker Deck
- 個人的 AI Writing のやりかた
- 第二回zenncafeにお呼ばれされたので、お話ししてきました【生成記事に対して思うこと】
- アドベントカレンダーをLLMで書くくらいなら何も書かない方がいい。
- 良いドキュメントは、伝えたいことを、最も削ぎ落とした文章で伝える - $shibayu36->blog;
- 人間が技術記事を読む時代は終わった。それでも私は記事を書く。 #AI - Qiita
- 記事をAIに書かせるな|ushironoko
- AIを使って出したアウトプットもあなたのアウトプットです|すてぃお
- Claude Code × Obsidianで実現!Qiita記事執筆を完全自動化したら、記事が書くのが楽しくなった話 #ClaudeCode - Qiita
なお、2026年5月27日〜29日開催のQiita Conference 2026でも、AIに絡めた僕なりのアウトプット論を語る予定です。
興味がある方はぜひ参加申込みを!
まとめ:AI時代だからこそ、あなたの言葉で技術記事を書こう
というわけで、このエントリでは本日発売の新刊「技術記事を書く技術 ITエンジニアの価値を高めるアウトプットのすべて」の紹介と、僕以外の人が書いたアウトプット論のリンク集を作ってみました。
リンク先の記事を読むと、僕と同じことを言っている人もいれば、僕と違うことを言う人もいます。
でも、それは唯一の正解がないのだから当然です。
また、「技術記事を書く技術」の中には、他の人が書いていない、僕だけのアウトプット論や、アウトプットに関する知見も載っています。
繰り返しになりますが、「技術記事を書く技術」は「私見強め」です。
言い方を変えれば「個性が強め」です。
しかし、本の執筆も、技術記事の執筆も「個性強め」でいいんじゃないでしょうか。
みんな同じことばかり書いてもつまらないですし、AIに聞けば同じようなことを答えてくれるような記事も「それじゃあAIに聞きますわ」ってなりません?
先日開催されたRubyKaigiでは、先行販売用にこんなポップを作りました。

AI時代だからこそ、あなたの言葉で技術記事を書こう。
AIにお願いすればそれっぽい記事を書いてくれますが、「あなた」という人間の個性が一番発揮できるのは、あなた自身が書いた記事です。
「技術記事を書く技術」を読んで、あなた自身の言葉で書かれた技術記事を書いてみましょう!

