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RubyやRailsの様々な知見が集まる勉強会、 TokyoWomen.rb #1 は 2025/3/1(土) 開催です! #tokyowomenrb

お知らせ

先日もこのブログでお知らせした、TokyoWomen.rb #1 がいよいよ 2025/3/1(土) に開催されます!

前回のお知らせではまだ登壇者や登壇内容が未定でしたが、イベントのタイムスケジュールも確定しました。
当日はこんな発表が行われる予定です!

  • 【招待講演】「たのしいSocketのしくみ / Socket Under a Microscope」by しおい
  • 【基調講演】「Rubyと自由とAIと」by 鳥井雪
  • 「Ruby でつくる CLI 横スクロールアクションゲーム〜Road to RubyKaigi〜」by makicamel
  • 「推しメソッドsource_locationのしくみを探る - はじめてRubyのコードを読んでみた」by nobu09
  • 「Ruby on Railsで持続可能な開発を行うために取り組んでいること」by 松嶋瑛奈
  • 「機能が複雑化しても頼りになるFactoryBotの話」by tamiko.f
  • 「AWS LambdaでRuby × LINE Botアプリを開発し、クライアント・サーバーの理解が深まった話」by misamisa
  • 「テストスケルトンで抜け漏れ防止!RSpecを用いた効率的な開発設計の共有」by まっちゃん
  • 「Rails 1.0のコードで学ぶfind_by_*とmethod_missingの仕組み」by maimu
  • 「分岐地獄を脱出した話:抽象メソッド化と動的なインスタンス生成」by 24not
  • 「Ruby、一緒に成長しよう! ~ アップグレード奮闘記 ~」by Hashino Mikiko
  • 「ruby.wasmのはじめかた」by youchan

いずれもRubyプログラマ・Railsプログラマに役立ちそうな、興味深い発表ばかりですね。
僕もとても楽しみにしています😄

各登壇内容の概要はイベントページに記載しているので、そちらをぜひチェックしてみてください!

Q. いつどこでやるの?

TokyoWomen.rbはオフライン開催です。
イベントの開催日時や開催場所は以下の通りです。

  • 日時:2025年3月1日(土)13:00〜18:30
  • 会場:SmartHRイベントスペース(最寄り駅:六本木一丁目駅)
  • 参加人数:約100人(性別不問)
  • 参加費: 1000円(懇親会のケータリング代などに使われます)

Q. 女性しか参加できないんですか?

いえ、男性エンジニアも大歓迎です!!
TokyoWomen.rbは、登壇者は女性エンジニアに限定していますが、イベントの参加者は性別不問です。
RubyやRailsに興味がある方ならどなたでもお気軽にどうぞ!!

Q. 私、Ruby初心者です or 勉強会初心者です😖

Ruby初心者の方も全然ウェルカムです!
今まで勉強会に参加したことがない、という人も大歓迎です!

誰もが最初は初心者なので、初心者だからといって参加をちゅうちょする必要はありません。
必要なのは「気になるな、参加してみたいな」という興味だけで大丈夫です!

まとめ

というわけで、今回は2025/3/1に開催される TokyoWomen.rb #1 の魅力を紹介してみました。
楽しい勉強会にしようと思っているので、初心者の方からベテランの片まで、みなさんぜひお越しください〜!😄

tokyowomenrb.connpass.com

登壇者募集中!TokyoGirls.rbあらためTokyoWomen.rbが再始動します!!

はじめに

みなさんはTokyoGirls.rbを覚えていらっしゃるでしょうか?
2019年に僕と有志のRubyistで主催した、「女性も参加しやすい(でも女性限定ではない)Ruby勉強会」です。
techplay.jp

Vol.1の開催レポートはこちらにあります。
blog.jnito.com

こちらはVol.2の開催レポートです。
blog.jnito.com

できればVol.3、Vol.4と、その後も活動を続けたかったのですが、そのあと新型コロナがやってきてしまい、しばらく活動が停止していました。

ですが、このたびいよいよTokyoGirls.rbが復活します。
しかも TokyoWomen.rb と名前を変えて!!

このエントリでは再始動するTokyoWomen.rbについて、現時点で決まっている内容をお伝えしようと思います。

Q. いつどこで開催するの?

現在確定しているのは以下のような内容です。

  • 会場:SmartHRイベントスペース(最寄り駅:六本木一丁目駅)
  • 参加人数:約100人
  • 日時:2025年3月1日(土)13時〜18時予定
  • 臨時託児室も用意する予定

参加申込みページはまだ作成してないのでもうしばらくお待ちください。
参加申込みページも公開しました!

tokyowomenrb.connpass.com

ですが、イベントに先立って登壇申込みフォームは用意しています。

登壇申込みフォームはこちら

TokyoWomen.rbに登壇してみたい、という方はこちらのフォームから発表のプロポーザルを提出してください。
docs.google.com

以下は登壇者向けの募集要項です。

  • 応募締め切り:2025年1月26日(日)2025年2月2日(日)
  • 応募条件:性自認が女性であること
  • テーマ:Rubyっておもしろい!
  • 採択の方向性:今回は技術的なトーク・Rubyのコードが出てくるトークを優先して採択します
  • 持ち時間:1人15分 5分 or 10分 or 15分
  • 質疑応答タイム:なし(ご自身で設けていただくことは可能です)
  • 採択結果の発表:2025年2月初旬

Q. そもそもTokyoWomen.rbって何なの?女性しか参加できないの?

TokyoWomen.rbは「女性も参加しやすい(でも女性限定ではない)Ruby勉強会」です。
端的に言うと、以下のような立て付けになっています。

  • 登壇者 = 女性限定
  • 参加者 = 性別不問。男性も参加OK

なぜ登壇者を女性限定にしているのかというと、IT勉強会やITカンファレンスの登壇者は得てして男性に偏りがちになってしまうためです。
登壇してみたいけど、周りが男性エンジニアばかりだとちょっと不安・・・と考えている女性エンジニアの心理的ハードルを下げるために、登壇者はあえて女性限定としています。

Q. TokyoGirls.rbとTokyoWomen.rbは同じなの?

「女性も参加しやすい(でも女性限定ではない)Ruby勉強会」という基本コンセプトはどちらも同じです。
ただし、ちょっとだけ違う点が3つあります。

違う点1: イベント名が変わった

TokyoGirls.rbはRails Girlsを意識して"Girls"という名前を付けました。
"Girls"はあくまで「女性エンジニアのための勉強会」という意図であり、年齢制限はまったく意図していなかったのですが、「Girls = 少女たち」というキーワードに引きずられ、当時から「私はGirlsに含まれますか?参加しても大丈夫ですか?」という問い合わせがときどき発生していました。

そこで今回の再始動を機に、イベント名をTokyoGirls.rbからTokyoWomen.rbにリネームしました。
これでどなたも年齢制限の有無を気にしなくて済むはずです!

ちなみにwomenは「ウィメン」と発音してください。
「TokyoWomen.rb = とーきょーうぃめんあーるびー」です。

違う点2: トーク採択の方針が変わった

TokyoGirls.rb時代のトーク採択の方針はRuby関連であれば何でもOK、というスタンスでした。

RubyプログラマやRailsアプリ開発者に役立ちそうなテーマであれば、何でもOKです

  • 女性向けでも、男女を問わないテーマでも構いません
  • 技術的なテーマはもちろん、ご自身のキャリアや生き方に関する話題でも構いません
  • 技術的なテーマは初心者向けの内容でも上級者向けの内容でも構いません
【受付終了】TokyoGirls.rb Meetup vol.2の女性登壇者を募集します #tokyogirlsrb - give IT a try

一方、今回のTokyoWomen.rbも基本的に「Ruby関連であれば何でもOK」ではあるものの、TokyoGirls.rb時代とは異なり、

「技術的なトーク・Rubyのコードが出てくるトークを優先して採択します」

という方針を打ち出しています。

これはなぜかというと、5〜6年前と状況が変わってきているからです。

我々の問題意識=女性の参加者は増えてきたが、女性の登壇者はまだまだ少ない

5〜6年前は、勉強会に女性が参加しているということ自体が珍しい時代でした(女性率が1割〜2割もあれば多い方、という時代)。

一方、日本のIT系勉強会だと、参加者も登壇者も男性中心の印象が強いです。
もちろん勉強会によって差はあると思いますが、登壇者は全員男性で、女性の参加者も1割以下というようなケースは結構あるんじゃないでしょうか。

女性も参加しやすい(でも女性限定ではない)Ruby勉強会を企画中です #tokyogirlsrb - give IT a try

この問題を解決するためのひとつのアイデアとして、TokyoGirls.rbという女性エンジニア向けのRuby勉強会を開催しました。

しかし当時とは状況が変わり、現在は勉強会に女性が参加していることはそこまで珍しくなくなったように思います。
5〜6年前とは違って、「女性だから肩身が狭い、女性だから勉強会に参加しづらい」と感じている女性エンジニアはかなり減ったのではないでしょうか?
これは非常に喜ばしいことです!

ただし、参加者ではなく登壇者にフォーカスを絞ると、男性エンジニアが多い感はまだまだ否めません。
特に、RubyKaigiKaigi on Railsといったテクニカルな発表が中心のRubyカンファレンスだと、登壇者は男性エンジニアが約9割を占めています。

なので、こうしたRubyカンファレンスにももっと女性の登壇者が増えてほしい!
テクニカルな発表に挑戦しようとしている女性エンジニアを応援したい!

・・・という思いを込めて、今回は「技術的なトーク・Rubyのコードが出てくるトークを優先して採択します」という方針を打ち出しています。

違う点3: 主催者および運営チームが変わった

TokyoWomen.rbの運営メンバーは以下の通りです。

主催者は僕(と、りほやん)から大倉さんにチェンジしました。
というのも、今回は大倉さんから「TokyoGirls.rb再開の予定はありますか?なければ私が引き継いでもいいですか?」という打診を受けたからです。

僕は残念ながらイベント運営を主導するほどの時間的余裕がなかったため、TokyoGirls.rb(TokyoWomen.rb)の活動を大倉さんに引き継いでもらうことにしました。
また、僕は運営メンバーとしてもフルに動けそうにないため、今回は相談役的なポジションで参加しています。

そして、他の運営メンバーも新しいメンバーに変わっています(南谷さんのみ、TokyoGirls.rb時代から継続)。
ですが、どなたもTokyoGirls.rbに参加もしくは登壇されたことがある方ばかりなので、Vol.1とVol.2の精神はTokyoWomen.rbにもちゃんと引き継がれているはずです!

Q. 「技術的なトーク」ってどのレベルを指してますか?

イベントのテーマが「Rubyっておもしろい!」なので、RubyやRailsのコードが出てくるような発表であれば何でもOKです。
例を挙げるならこんな感じでしょうか?(以下の例はChatGPTに作ってもらったサンプルを僕が手直ししたものです)

  • 「めちゃくちゃ便利なIRBの新機能」
  • 「ActiveRecordを使うなら知っておきたい遅いクエリ・速いクエリの違い」
  • 「私がRSpecを書くときの手順とルール」
  • 「Railsアップグレード奮闘記」
  • 「メタプログラミングって何だろう」
  • 「RailsとHotwireでシンプルなTODOアプリを作ってみた」
  • 「Concern、使ってますか?」

もちろん、ハイレベルなテックトークも大歓迎です!
ハイレベルなトークの事例としては、過去のKaigi on Railsの登壇タイトルなどが参考になると思います。

kaigionrails.org

ただし、あくまで技術的なトークを優先するだけであって、非技術的なトークをすべて不採択にするわけではありません。
プロポーザルの内容によっては非技術的なトーク(キャリアの話など)が採択される可能性もあります。
ですので、「女性エンジニアとして、みんなに伝えたいことがある」という方は、遠慮なくプロポーザルを提出してください!

公式Xアカウントがあるのでフォローをお願いします!

TokyoWomen.rbの公式Xアカウントを用意しています。
最新情報はこちらにポストしていきますので、気になる方はフォローをお願いします!
x.com

参加申込みページはConnpassで公開予定です→公開しました!

TokyoGirls.rb時代は参加申込みページをTECHPLAYで公開していましたが、TokyoWomen.rbではConnpassを利用します。
現時点ではまだ絶賛工事中ですが、いちおうトップページだけは用意しているので、イベント情報をいち早くキャッチしたい方は「メンバーになる」ボタンのクリックをお願いします!

参加申込みページはこちらです。みなさん、申込みよろしくお願いします〜!

tokyowomenrb.connpass.com

まとめ

というわけで、今回はTokyoGirls.rbあらためTokyoWomen.rbが再始動しますよ、というお話を書いてみました。

何はともあれ登壇者が集まらないとイベントが始まらないため、女性エンジニアのみなさんはぜひプロポーザルを提出してほしいです!

また、このエントリを読んでいる男性エンジニアのみなさんも、同僚の女性エンジニアや知り合いの女性エンジニアに「こんなイベントがあるよ。登壇してみない?」と声をかけてあげてほしいです。

みんなで一緒にTokyoWomen.rbを作り上げていきましょう。
みなさんよろしくお願いします!

docs.google.com

Ruby 3.4とチェリー本の差異をまとめました&今年書いたアドベントカレンダー記事あれこれ

お知らせ

Ruby界隈のクリスマスの風物詩、Rubyのニューバージョンリリースが今年もやってきました。

www.ruby-lang.org

これに合わせて拙著「プロを目指す人のためのRuby入門(通称・チェリー本)」も、最新バージョンであるRuby 3.4と本書の差異をまとめた記事を公開しています。

qiita.com

概要は以下の通りです。

  • エラーメッセージの表示形式が変わった(本書全般)
  • irb上で表示されるハッシュの表示形式が変わった(5章、本書全般)
  • irbでデータ型に基づいた入力補完ができるようになった(第2章 P49のコラム「Ruby 2.7以降で使えるirbの便利機能」)
  • 文字列の破壊的変更が警告扱いになった(2.11.3、本書全般)
  • ブロックを使わないメソッドにブロックを渡すと警告が出るようになった(10.2.1)

チェリー本をお持ちの方はぜひ上の記事をチェックしてみてください。

そしてまだチェリー本を持ってない方はぜひ本書をご購入ください〜🍒

今年書いたアドベントカレンダー記事あれこれ

そして、エンジニア界隈の冬の風物詩と言えばアドベントカレンダーですね!
今年は?今年も?結構たくさん記事を書いたので、こちらにまとめておきます。

フィヨルドブートキャンプ Part 2 Advent Calendar 2024

フィヨルドブートキャンプのアドベントカレンダーでは、プログラミング初心者向けにどうやって英語の変数名やメソッド名を考えたらいいのか、という僕なりのアプローチを解説してみました。

blog.jnito.com

ソニックガーデン プログラマ Advent Calendar 2024

ソニックガーデン プログラマ アドベントカレンダーでは、パターンマッチを利用した複雑なハッシュを検証するテストコードの書き方を紹介しました。

qiita.com

Hotwire Advent Calendar 2024

Hotwire アドベントカレンダーでは、Hotwireの勉強会=Hotwire.loveで話題に挙がった「Hotwire初心者向けの学習コンテンツ」をまとめました。

qiita.com

Ruby Advent Calendar 2024

Rubyアドベントカレンダーでは、毎年個人的にやっている最新バージョンのRubyの新機能・変更点まとめ記事を書きました。
この記事では全ての新機能を網羅するのではなく、Railsアプリ開発時に知っておくと良さそうな知識を中心にピックアップしています。

最初は1つの記事で終わる予定でしたが、思いのほか長くなったため、2部構成にしています。

qiita.com

qiita.com

Ruby on Rails Advent Calendar 2024

Ruby on Railsアドベントカレンダーでは、これまたパターンマッチを使った条件分岐のリファクタリング方法を紹介しました。
パターンマッチの記事が続いたのはたまたまです。深い意味はありません!

qiita.com

第5回スキルアップ勉強会「コードレビューライブ 〜伊藤淳一からの挑戦状 part2〜」

これはアドベントカレンダーではないのですが、12月9日に弊社ソニックガーデンのオンライン勉強会で講演(?)をしました。

sonicgarden.connpass.com

「下のような形式で1年分のカレンダーを出力するRubyプログラムを書いてください」というお題を出し、回答を提出してくれた人のRubyプログラムを僕がコードレビューする、というライブイベントです。

この勉強会には132人もの参加申込みがあり、そのうち15名の方が自作プログラムを提出してくれました。
参加してくださったみなさん、どうもありがとうございました!

勉強会の様子はYouTubeに公開されているので、当日参加できなかった人はぜひチェックしてみてください。


www.youtube.com

第4回スキルアップ勉強会の様子もYouTubeで公開されています!

ちなみに、その前に開催した第4回スキルアップ勉強会の様子もYouTubeで公開されています。


www.youtube.com

第4回のお題は「ローマ数字変換プログラム」でした。

romanizer = SgRomanizer.new

# アラビア数字 → ローマ数字
romanizer.romanize(1) #=> "I"
romanizer.romanize(2) #=> "II"
romanizer.romanize(3) #=> "III"
# ...
romanizer.romanize(3999) #=> "MMMCMXCIX"

# ローマ数字 → アラビア数字
romanizer.deromanize("I")   #=> 1
romanizer.deromanize("II")  #=> 2
romanizer.deromanize("III") #=> 3
# ...
romanizer.deromanize("MMMCMXCIX") #=> 3999

難易度的にはこちらの方が易しめなので、カレンダー生成問題が難しかった人はこちらを見てもらった方が理解しやすいかもしれません。

Qiita: jnchitoさんの2024年振り返りレポート

あと、Qiitaの振り返りレポートもできてました。

qiita.com

数字的にはこんな感じです。

37ヶ月連続投稿や、13年連続投稿っていうバッジも付いています。

今年もなんとかユーザーランキング1位をキープしています。
(じわりじわりと詰められてきているので、来年はどうなっているかわかりませんが😅)

ランキングのために記事を書いてるわけではないですが、来年もぼちぼちがんばります〜。

まとめ

全部合わせると、今月は7本も記事を書いてますね。
加えて12月9日にはオンライン勉強会の講演もあったので、さすがにちょっとくたびれました。。

もしまだ読んでない記事があったらぜひ読んでみてほしいです。
記事の感想もSNS等でつぶやいてもらえると、僕がとても喜びますw😆
みなさん、よろしくお願いします〜!