はじめに
2019年11月3日に富山Ruby会議01で「○○からRubyへ」という発表をしてきました。
タイトルの"○○"は「今メインで使っている(または使っていた)Ruby以外の言語」の意味です。
僕の場合だとJavaやC#が入ります。
このエントリではこの発表の内容を簡単に紹介します。
あと、発表の前日に妻と観光した金沢の話も書いておきます。
発表スライド
当日使った発表スライドはこちらです。
構成としてはこんな感じになっています。
- Ruby事始め(ポケベルプログラムのコーディング動画)
- 他言語経験者が気になりそうなこと
- 型がないと不安?
- Rubyって遅いんでしょ?
- Rubyの好きなところ
- コミュニティの話
ターゲットになる参加者は「Rubyにちょっと興味があるけど、まだ本格的にRubyを使ったことはない人」です。
「もしRubyを使い始める前の自分が客席にいたら」を想定しながら、7〜8年Rubyを使ってみて僕が感じていることをお話ししました。
コーディング動画
Rubyを使ったことがない人は、まずRubyがどんな言語か知っていないと「Rubyってこうなんです」という話をしてもあまり伝わらないと思います。
また、僕の話だけでなく、そのあとの他の人の発表も「難しくてようわからん」ということになるかもしれません。
しかし、限られた時間の中でRubyの文法をあれこれ説明するのは現実的ではありません。
そこで今回は動画を使って簡単なRubyプログラムを作る様子を見せながら、Rubyの文法やライブラリ(gem)の導入方法などを説明することにしました。
当日使用した動画はYouTubeにアップしています。
○○からRubyへ・Ruby事始めコーディング動画 #toyamark
簡単なプログラムなので他言語経験者だけでなく、「最近Rubyでプログラミングを始めました」という人が見ても参考になるんじゃないかな〜と思います。
動画内では「ポケベルプログラム」を作りました
動画の中で作ったのは「ポケベルプログラム」です。
Image: https://time-space.kddi.com/digicul-column/bunka/20160701/
これはポケベルのカナ送信のように、数字を打ち込むとそれをカタカナに変換するプログラムです。
たとえば、11ならア、12ならイ、32ならシ、のように変換されます。
to_chars('11') #=> ア to_chars('12') #=> イ to_chars('1112324493') #=> アイシテル
さらに:誰でもインストールして遊べます
また、このプログラムは"pokeberu"という名前でgemとしてもリリースしています。
pokeberu | RubyGems.org | your community gem host
Rubyがインストールされているパソコンのターミナル(またはコマンドプロンプト)で gem install pokeberu
と打ち込むと、gemがインストールされます。
$ gem install pokeberu Successfully installed pokeberu-0.1.4 Parsing documentation for pokeberu-0.1.4 Done installing documentation for pokeberu after 0 seconds 1 gem installed
それから pokeberu
コマンドを実行すると、こんなふうにポケベルプログラムで遊ぶことができます。
ポケベルを実際に触ったことがある人もない人も、一度pokeberu gemで遊んでみてください!📟
ちなみに、コードはこちらに置いてあります。
github.com
Twitter上の反応
#toyamark 動画の説明すごくうまい... コードを書いて、その上で初心者が不明になりがちな点をぴったり喋ってる...
— いるく (@_Iruk_) November 3, 2019
サクサク組んでくけど、字幕でRubyの基本的な文法とかを補足してくのわかりやすくていいなぁ #toyamark
— 黒曜@技術書典7 え24C (@kokuyouwind) November 3, 2019
Ruby触ったことないけどポケベルのプログラムとか見れて楽しそうだと感じた! #toyamark
— なつよ(インフラ女子の日常) (@infragirl755) November 3, 2019
発表の中ではポケベルプログラム以外の話もしゃべったのですが、全体的にこのコーディング動画が印象的だったようです😅
なお、当日のツイートは以下のページにまとめられています。
僕の発表は3ページ目から5ページ目付近になります。
登壇の裏話など
スライドにも書きましたが、富山Ruby会議01で「招待講演」として呼んでもらったのは、実は4年前にToyama.rbの麦島さんと出会ったのがきっかけです。
それ以来、ネット上ではちょくちょくやりとりしていたんですが、オフラインで顔を合わせるのは今回が4年ぶり2回目でした。
遠く離れた兵庫県と富山県のITエンジニアを引き寄せてくれたRubyというプログラミング言語に感謝です🙏
ただ、この日は用事があって午前中で自宅に戻らなければならず、最後まで参加することができませんでした。
面白そうな発表がたくさんあったのに、とても残念です😣
おまけ:金沢観光あれこれ
富山Ruby会議01の前日は妻と一緒に金沢観光をしてきました。




金沢の観光情報については、金沢出身のITエンジニア、りほやん(@rllllho)がお役立ち情報を教えてくれました。
りほやん、どうもありがとう!!
まとめ
というわけで、このエントリでは富山Ruby会議01での僕の発表内容と、金沢観光のお話を書いてみました。
金沢ではゆっくりできたのですが、北陸のエンジニアのみなさんとの交流や富山観光はほとんどできずじまいだったのが、唯一の心残りです😭
あと、富山市内にはBlue Guitarsという結構通好みなギター屋さんもあるので、ここにも行ってみたかったんですが・・・。
gctoyama.kaishindo-music.co.jp
今回達成できなかった目的に関しては、また次の機会にリベンジしたいと思います!
最後に、僕の発表を聞いてくださったみなさんと、麦島さんをはじめ、富山Ruby会議01を開催してくれたみなさんに感謝したいと思います。
どうもありがとうございました!