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give IT a try

プログラミング、リモートワーク、田舎暮らし、音楽、etc.

「わたしがプログラマという職業を選んだ理由」

よもやま話 キャリア戦略

はじめに

TwitterのTLを見ていたら、下のコラムが流れてきました。


プログラマで、生きている: 自分の稼ぎで食っている


読んでみたら、なんかいい話でした。
特にお父さんが素敵。僕もそんな親父になりたいです。


で、僕も今現在なんでプログラマやってるのか改めて振り返ってみようかなと思いました。
いや、全然感動的でもなんでもない話なんですが、とりあえず高校時代から時系列順にポツポツと書いてみようかと思います。

「わたしがプログラマという職業を選んだ理由」

高校時代

中学時代までは結構勉強は全般的に得意だったので、地元の進学校に入学しました。
が、高校でつまずきました。
高2で理系コースを選択しましたが、数学が全く分からなくて挫折。(今思えば、先生の教え方がひどかったと思うんですけど・・・)
高2の夏には文系を選択しなおしました。


さらにその頃からバンドを始めて、音楽活動に傾倒
あまりちゃんと勉強しなくなって、成績は右肩下がり。
高3の夏の実力テストで数学が0点(しかも200点満点)だったときの衝撃は忘れられません。
「俺はのび太か!」と本気で思いました。(ちなみに学校内の平均点はたしか30点ぐらいだったはず・・・と自己フォロー)


結局一浪してから大学に進学しました。(ちなみに予備校の先生は教え方が上手だったので、数学の成績も少し向上しました。)
たしか当時の夢は「人を助けたいからお医者さん」とか「英語が好きだから通訳」みたいなことを言っていた気がしますが、特に強い希望があったわけでもなく、「夢?う〜ん・・・じゃあ、医者で」みたいなノリだったと思います。


ちなみに高1で初めてパソコン(当然PC-98)を買いました
ギター練習用のカラオケが作りたくて、Rolandのミュージ郎とセットで買いました。
当時はMS-DOSでアプリのインストール等にはかなり苦労した記憶がありますが、パソコンを触るのは楽しかったです。

大学時代

当時、テレビで心理学ブーム(心理テストかな?)みたいなのがあって「僕も心理学をやってみたい」とか思っていました。(今思えば痛いですね・・・)
というわけで、心理学のできる大学へ進学。
学部は文学部なんだけど、その中に心理学科があるという大学です。


ところが、教授の学科説明を聞いていると「テレビでやってる心理学と大学の心理学は全く別物です」みたいな話があって、「う〜ん、なんかつまらなさそう」と思い、心理学の選択をキャンセル。
結局、そこそこ面白そうで、そこそこラクそうな社会学科を選択しました。
でも大学では「4年で卒業できればOK」レベルの必要最小限の勉強しかしなかったです。


あと、僕が入学した前年度ぐらいに大学内のコンピュータが一新されて、当時は最新のNeXT STEP(!)マシンやインターネット環境が使いたい放題でした。
OS Xの祖先にもなっているNeXT STEPを触れたのは今思えばかなり貴重な体験だったかもしれません。


大学時代はさらにバンド活動が本格化
バンド仲間と当時は本気で「プロを目指そう」と夢見て、CDを作ったり(もちろんCD-Rですが)、ライブ活動をしたりしていました。
なので、普通に就職する気は全くありませんでした
「まだ就職活動しないの?」と母親にツッコまれるたびにケンカしてた記憶があります。


インターネットが普及し始めた時期だったので、バンドのWebサイトも作ったりしていました。
HTMLの基本ぐらいは分かっていましたが、サイト制作では「IBM ホームページビルダー」を主に利用していました。(あ〜、時代を感じるな〜)
また、家で使っていたPCはWindows 98でした。


とはいえ、あまりに親(主に母親)からの圧力が厳しかったので、一度だけいやいや就職活動をしたことがあります。
詳しい理由は忘れましたが、神戸にあるシステム開発会社に応募しました。
そしたら、意外と簡単に内定をもらうことができました。


でも、やはり就職する気は全然なくて、音楽でやっていきたいと思っていました。
大学1年の頃から、中学時代に通っていた塾で塾講師のバイトをやっていたのですが、そこの塾長から「そんなに音楽やりたいならウチで就職してもいいよ」と言われたので、大学4年の1月ぐらいにその開発会社の内定を辞退しました。(ちなみに今はもうその会社は無いようなのでラッキーだったかもしれません。。。)


大学卒業〜塾講師時代

というわけで、大学を卒業してから地元の小さな進学塾に就職しました。
・・・が、就職後も国民年金を払ったりしてたので、今考えると実際はバイトだったのかも?とか思ったりします。なんか怪しいですよね〜。


それはさておき、卒業後は塾講師をしながらプロを目指してバンド活動!・・・のはずが、色々あって、あえなくバンドは解散しました。
理由は音楽性の違いです・・・なんていうよくある表向きの理由ではなくて、人間関係が色々とこじれたからです、ハイ。
ケンカ別れですよ、ケンカ別れ!


で、音楽でプロを目指す気持ちが徐々に下がってきました。
「何が何でもなりたい!」から「なれたらいいな」ぐらいになりました。
一方、塾で子どもたちを教えるのは結構好きだったので、「このまま塾講師でもいいかも」と思うようにもなりました。


話は前後しますが、実は大学卒業と同時に大枚をはたいて初代PowerBook G4を買いました。
当時は本体だけで30万近くしてた気がします。
高校時代からずっとMacに憧れていました。
特に音楽と言えばMac!と思われていた時代なので、「いつかはMacを」と思いながら、卒業記念にそれを実現させたのです。
Macは音楽制作等でも使いましたが、Mac用のExcelで塾で生徒の成績を管理したりもしていました。


で、塾講師として働いていた2年目、突然転機が訪れます。
塾長とケンカになって塾をクビにされました
まあ、当時は世間知らずの若造でロクに本音と建前を使い分けられなかったんですよね〜。
「なんで俺が悪いねん!誰が謝るかい!」とか思ってたら、「明日から来なくていい」って言われちゃいました(T T)。

本当の就職活動〜SIer入社

もはや音楽で食っていく気も起きず、そろそろちゃんと働かないといけないな〜と思い、しぶしぶ就職活動、もとい転職活動を開始しました。


合同企業就職セミナーみたいなのに参加して、色々な企業を見て回ったりしたのですが、「土日出勤はイヤだな〜」とか「性格的に営業なんて無理やわ〜」とアレもイヤ、コレもイヤで結局消去法で残ったのがプログラマの仕事でした。


高校時代からずっとパソコンは使ってたし、パソコンを触るのは結構好きでした。
友達のインターネット設定を手伝ったり、ウイルスにやられたパソコンを修復したり、何かと「パソコンは得意な人」として周りでも認知されていたので、「このままパソコン関係の仕事にでも就くか〜」というぐらいの気持ちでその会社を選んだ記憶があります。


あと、一応文系を選んだ人間ですが、よく「理系っぽい」と言われることも多かったです。
数学や物理は苦手でしたが、論理的に考えること自体はまあまあ得意だったと思います。(もうちょっと高校の先生の教え方がうまかったら理系だったかも・・・というと人のせいになっちゃいますが。)


面接でその会社の常務さんと話していたら、「キミの卒業した大学ね、ウチの会社に卒業生が多いんだよ。みんなスキルも高いし。だから未経験でも大丈夫なんじゃないかな」と言われて、内定をもらいました。
いや、理由はそれだけではなかったと思うんですが、やたらその言葉が記憶に残っています。


一方で塾講師も好きだったので、他の塾の面接を受けたりもしました。
あと、普通に学校の先生をしたいとも思っていました。
ただ、大学では教職向けの科目を取っていなかったので、通信制の大学とかで一年ぐらい勉強しなきゃいけない状況でした。
教職の免許取っておけば良かったと少し後悔しました。


先生を目指すか、そのままプログラマとして就職するか結構真剣に迷っていたのですが、そのことを前述の常務さんに話したら、「やりたいこととね、向いてることは違うんだよ。キミはこの仕事に向いている」と言われて、結局プログラマを選択しました。
「この仕事に向いている根拠はなんやってん!?」と思わなくもないですが、「やりたいことと、向いてることは違う」という考え方は意外と真理なんじゃないかと思います。

SIer時代〜プログラマとしての目覚め

というわけで大阪の中小SIerに中途入社しました。
最初にやったのはVBの仕事でした。
最初は既存プログラムの改造がメインでしたが、多少時間はかかるものの、じっくり取り組めばなんとかこなすことはできました。
半年ぐらいで、まあぼちぼち与えられた仕事はこなせるぐらいになっていました。


入社して1年後ぐらいに今度はJavaの新規開発案件に参加しました。
この案件は結構スキルの高い先輩がリーダーをやっていて、そこで初めてStrutsやHibernateといったJavaフレームワークに遭遇しました。
それまでのVB案件に比べると、プログラムの作りやすさや変更のしやすさに天と地ぐらいの違いがあることにびっくりしました。


この案件を境にオブジェクト指向やその他のIT技術に強く興味を持ち始めたと思います。
「技術は使いこなせば使いこなすほど開発が楽になる、そして技術を追求するのって面白い!」と思い始めました。
それまでは与えられた仕事がこなせる程度の勉強しかしませんでしたが、それ以降は自分から主体的に勉強するようになりました。


それから後、現在に至るまでかれこれ7〜8年ありますが、継続して勉強熱心なプログラマだった(?)、ということで割愛させていただきます(笑)。

社内だけでなく社外でも技術交流を増やす (2012.1.15追記)

こういう話も追加しておいた方が良いかな〜と思ったんで追記します。
「プログラマを選んだ理由」とは少し内容がそれますが、自分のキャリアのふりかえると転機と呼べそうな最近のできごとをいくつか載せておきます。


今から2年ぐらい前、2009年の12月にこのブログを始めました
理由は情報を受け取る側だけでなく、発信する側にもなるべきだと思ったからです。
技術的に困った時にネット検索すると、いろんな人が書いてくれたブログ記事がヒットします。
ずっと僕は「受け取るオンリー」だったんですが、ギブアンドテイクの精神で「僕も技術メモみたいなものをなんか書いておけば、そのうち誰かの役に立つかも」と思い、ブログを開設しました。


開設当初はサンプルコード中心で行こうかと思ってたんですが、そのうち仕事内容やWeb記事の感想をつぶやいたりするエントリが増えてきました。
最近では何かしら技術ネタにつながりそうなら、何でもOK!ということにしています。(たまに全く無関係な話も書いてますが。)


また、ブログを開設してから約半年後、2010年6月にTwitterデビューをしました。
「ひとりで無意味なことをつぶやいたり、他人のつぶやきを読んで何が楽しいのさ?」と、もともと当時のTwitterブームを少し冷めた目で見てた人なんですが、食わず嫌いも良くないので、とりあえず始めてみました。
ところが、しばらくすると完全にハマってしまい、一時期は妻から中毒患者扱いされていました。(今もか?)


ブログもTwitterも、思わぬところで思わぬ人との交流や情報交換が発生するので面白いですね。
「日本にはこんなプログラマがいるのか!」と刺激を受けたり、「これはTwitterじゃなかったらキャッチできなかっただろうな」と思うような貴重な情報が入手できたりすることが多いです。
また、自分が何となく書いたブログやツイートが妙に反響を得たりするのも非常に興味深いです。


続いて今からほぼ1年前、2011年1月に初めて社外のITイベントに参加しました。
参加したのは「XP祭り関西 2011」です。
イベントに興味がなかったわけではないのですが、面白そうなイベントは関東圏がほとんだったのと、関西圏のイベントでも「田舎暮らし + 妻子持ち」で、平日の夜や休日に大阪や神戸まで足を運びにくいという制約があり、なかなか参加できずにいました。
去年(2011年)は確か3件ぐらいのITイベントに参加したと思います。


生身の人間がその場で発信する情報と来場している技術者が生み出す会場の空気は、書籍やWebでは実現できない「熱」を持っていますね。
今はまだ「オーディエンスの一人」として参加しているだけですが、それでも参加するだけで「すごい、僕もがんばろう」という気持ちにさせられます。


というわけで、ここ数年は社内に閉じこもるのではなく、できるだけ社外の技術交流を増やすように活動しています。
今後は自分が書いたプログラムを公開したり、ITイベント等で発表ができたり、もうちょっと社外での活動に幅を広げられたらな〜と思っています。

これまでを振り返って

そういえば、今振り返ると最初のシステム開発会社に入社したのは2003年の1月のことでした。
今年でプログラマ歴10年目になりますね。
おお、ついに2桁!結構長く続いたもんだなと今初めて気づきました。


時々思うんですが、この業界の凄腕プログラマって結構幼少期からゲームプログラミングなんかをしてた人が多いんですよね〜。
そういう人達に比べると変なキャリアだし、ビハインドも大きいよな〜と感じることもあります。
でもまあ、色々と変な経験だけはあれこれ積んで、人間としての幅がきっと出てるはず、と前向きに考えたりしています。えへっ。


ただ、もし自分がこの仕事に就くと分かっていたら、大学は情報工学系の学科を選んでいたら良かったな〜と思います。
大学で4年間勉強するなら、アルゴリズムとかコンピュータサイエンスとか、そのあたりの基礎知識を学んでおくべきだったと今になって後悔しています。
もちろん、今から勉強できなくはないのですが、時間の使い方がもったいなかった、という意味で少し残念です。
あ、あと教職課程もとっておくべきだったか・・・。


まあ、過去を悔やんでも仕方がないし、今後も引き続きプログラマとして精進していくつもりです。
憧れていたミュージシャンにはなれなかったけど、これはこれできちんと食べていけてるから別に間違いじゃなかったと思っています。


それではこのへんで!

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