はじめに:ついに40代に突入しました
これまでは「アラフォーの30代」だった僕ですが、先日誕生日を迎え、ついに40代に突入しました。
40歳になったから、というわけでもないんですが、ちょっとした区切りとしてはいいタイミングなので、前から変えようと思っていたアイコン写真も変えてみました。
新しいアイコン写真はこんな感じでいきます。
今回はカメラ目線のドヤ顔ではありません。
もうドヤ顔なんて言わせない!w
ちなみに以前のアイコンはこちらでした。
見慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
ところで、40歳といってもただの通過点のひとつ・・・と言いたいところですが、やっぱり30代と40代の心理的な差は大きい気がします。
というわけで、ちょっとここで自分の30代を振り返り、それから40歳以降の展望を書いてみようと思います。
30代を振り返る:「無名の社内プログラマ」から「Ruby界隈での有名人」へ?
30代で自分に起きた出来事をざっくり振り返るとこんな感じでしょうか。
- 30歳: 社内SE(社内プログラマ)として、主にC#をやっていた。
- 32歳: このブログを開設。
- 34歳: ソニックガーデンに転職&Rubyプログラマに転向&リモートワーク開始。
- 36歳: 「Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門」を翻訳。
- 39歳: 「プロを目指す人のためのRuby入門」を執筆開始。(2017年11月発売予定)
比較的大きな出来事をピックアップするとこんな感じですが、他にも地方Ruby会議をはじめとしたIT関連のイベントや勉強会で登壇したり、ブログやQiitaで継続的に記事を書いたりして、だんだんネット上(特にRuby界隈)での知名度が上がってきたのが僕の30代でした。
ソニックガーデンや倉貫さんのおかげで知名度が上がった
その契機になったのはやはり、ソニックガーデンへの転職ですね。
ソニックガーデンという会社や社長の倉貫さんが有名だったので、最初の頃はソニックガーデンの知名度に引きずられる感じで僕のブログや僕自身の知名度も上がっていきました。
あと、当時はまだ珍しかったリモートワークを始めたのも、ネット上で注目を集めるきっかけのひとつになりました。
Rubyのおかげで知名度が上がった
また、ソニックガーデンに入ってからRubyを始めたのも大きな変化だったと思います。
なんとなくの感覚ですが、Rubyコミュニティはすごくオープンな雰囲気なんですよね。
なので、勉強会に参加したり、主催したりするハードルも低く、そこから知り合いがどんどん広がっていった気がします。
技術に関する知見も同様に「積極的に自分の知見を交換しよう」「どんどんコードを公開しよう」という雰囲気なので、「技術記事を書く → ネット上で拡散される」という流れを起こしやすかったように思います。
というわけで、30代は「地方に住む無名のいちプログラマ」から、「なんかしらんけど、Ruby界隈では無駄に知名度の高い伊藤さん」に変わっていった10年間だった、と言えるんじゃないでしょうか。
40代をどう生きるか?もとい、残りの人生をどう生きるか?
過去を振り返ったので、今度は未来を考えてみます。
平均的な日本人は20歳前後で就職して、60歳前後でリタイアすることを考えると、30代までが仕事人生の前半戦、40代からが後半戦になります。
いつのまにか仕事人生の半分が過ぎちゃった!残りの時間はあとたった20年!
・・・なんかそんな気もしてきますね。
というかそもそも、この残り20年を五体満足で健康的な身体で過ごせるのかどうか?ということ自体に僕は疑問を持っています。
ネットのニュースを見てたりすると、40代、50代で大きな病気にかかって大手術を受けたり、不幸にも亡くなってしまったりする人をよく見かけます。
なので、僕自身もここ数年は「この先、自分の身にいつ何が起こるかわからないぞ」と考えながら生きるようになっています。
5年後にもし自分が死ぬと分かっていたら?
60過ぎで仕事をリタイアして、そこからのんびりと老後を過ごす・・・・否!そんな保証はどこにもない!
もし5年後、自分がベッドの上で動けなくなって、人生最後のカウントダウンが始まっているとしたら?
「ああ、死ぬ前に○○○しておけばよかった・・・」ではなく、「まあ、仕方ないか、やりたいことは全部やったし」と思えるようにするには!?
・・・そんな妄想をして、やりたいことは今のうちにやらねば、と考えるようにしています。
というわけで、死ぬまでにやりたいこと、っていうとそうだなあ、ぱっと思いつくのはこのへんでしょうか。
- 何かしら歴史に残るような、何かしら人々の記憶に残るような何かを成し遂げたい
- 子どもたちが自立して、自分の力で生きていけるようになるのを見届けたい
- いいギターを買って、ストレスなく思い通りにギターが弾けるようになりたい
歴史や人々の記憶に何かしらの「つめあと」を残したい
「何かしら歴史に残るような、何かしら人々の記憶に残るような何かを成し遂げたい」は非常に漠然とした目標です。
歴史の教科書に載るような偉業である必要はないのですが、特定の分野における「xxxに関する歴史」をひもとくと僕の名前が残っていたり、歴史に残らずとも「伊藤さんは死んじゃったけど、伊藤さんのことは忘れないよ~」と全く会ったことのない人から思われるような何かをしたい、と漠然と思っています。
僕の仕事はプログラマなので、コードを書いて実現するのが理想的なのですが、そこに固執するつもりはなく、執筆業でもいいですし、プログラミング以外の分野(たとえば地元の町おこし事業とか)でも構いません。
ただ、現時点では特に「これ!」という具体的なゴールがあるわけではないので、このままぼーっとしてると実現できないな~、どうするかな~と思ったりします。
父親としての仕事を全うしたい
「子どもたちが自立して、自分の力で生きていけるようになるのを見届けたい」は文字通りの目標です。
今日とか明日に僕が突然死んだら、小学生の息子と娘はさすがに困ると思います。
ですが、ある程度大きくなれば、僕が死んでも一人で生きていけるはずです。
最低でも高校生ぐらいまで、できれば二人が成人するぐらいまでは、父親として子どもたちが自立できるように後押ししていかねば、と思っています。
プログラミングも楽しいけど、ギターも大好き
最後の「いいギターを買って、ストレスなく思い通りにギターが弾けるようになりたい」は、一番具体的かつ、一番俗っぽい目標ですね(笑)。
僕は学生時代はプロミュージシャンになりたいと思っていました。
残念ながらプロミュージシャンになることは諦めましたが、今でも音楽は大好きです。
そしてギターを弾くのも大好きなんですが、いかんせん、大して上手くない。
「プロミュージシャンになりたい」とか言ってた割には、ちゃんとギターの練習をしてこなかったので、人前で弾くのもはばかられるレベルです。。
今でもライブやYouTubeとかでプロの演奏を見ると、「すげー、俺もあんなふうに弾きてー!」と思ってしまいます。
これは結構真剣に憧れるので、死ぬまでになんとか実現したいと思っています。
あと、学生時代はお金がなくていいギターも買えなかったので、当時憧れだったいいギターも買いたい!
ギターの練習は時間がかかるけど、いいギターはお金を出せばすぐ買える!
というわけで、ギターは買っちゃいました。
フェンダーのストラトキャスターとギブソン・レスポール。
ぶっちゃけ、どちらも結構いいお値段がしますが、いいギターを持っていると嬉しい!テンションが上がる!!
さあ、あとは練習あるのみ!・・・なんですが、練習はまあぼちぼちと(苦笑)。
いや、いいギターは弾いてるだけで楽しいので、以前よりはギターを弾いてる時間がずっと増えましたが、ちゃんと練習してるのかと言われるとうーん。。。
練習らしい練習もしっかりやらないとダメですね。がんばります!!
自宅にこもりがちなリモートワーカーには意識的な運動が必要
自分がいつ大きな怪我や病気に遭うのかは予想できませんが、ちょっとでもそのリスクを減らす努力はできるはずです。
僕はこの5~6年、自宅でリモートワークしていますが、さすがに自宅にこもりっぱなしだと明らかに運動不足になっちゃいます。
そこで、ここ最近は自宅にいても意識的にしっかり身体を動かすようにしています。
そのおかげか、最近数年ぶりに体重が63kgを下回るようになってきました。
これで病気になってしまったらもう運命だと思って諦めるしかないですが、やれるだけの悪あがきはやっておこうと思います。
閑話休題:プログラマとして40代をどう生きるか
おっと、「いつ死んでもおかしくないとしたら?」というテーマはちょっと壮大な脱線になってしまいましたね(苦笑)。
40代をどうするの?という元のテーマに戻りましょう。
40代はこんな活動ができたらいいな、と考えていることをいくつか載せていきます。
Rubyを極める?新しい分野に進む?
プログラミングの仕事は基本的に楽しいので、プログラマの仕事はこのままずっと続けたいと考えています。
ですが、RubyやRuby on Railsに関してはそれでお金がいただける程度にはマスターしたので、そろそろ次の言語や技術分野へと・・・と思わなくもないのですが、RubyやRailsはすごく楽しいんですよねえ。
JavaやC#をやってたころは「他の言語もやってみたいなー」と思っていたんですが、Rubyに関しては「ずっとこのままでもいいや」と思えるぐらい楽しいし大好きです。
「むりやり言語や技術分野を変えずに、好きな分野を追求し続ければいいじゃん」という気持ちと、「いや、このままRubyとRailsだけ、というのもさすがに厳しそうだから、新しいジャンルも開拓しないと!」という気持ちがせめぎ合ってる感じがあります。
でもどっちかというと、今は前者の気分かな~。うーむ。
ライフスタイル・エバンジェリスト?
あとは、プログラマという仕事の楽しさや田舎暮らしの良さみたいなものも、いろんな人たち、特に若い人たちに伝えられたらいいなと思っています。
個人的には「プログラマ x 田舎暮らし x リモートワーク」というのは最高の組み合わせだなと思っているので。
今日もいい感じの夕焼けが見れた。
— Junichi Ito (伊藤淳一) (@jnchito) 2017年7月14日
仕事中はパソコンの画面ばっかり見てるけど、一歩外に出ると四季折々の自然の風景に癒されるので、プログラマの皆さんにもオススメですよ、田舎暮らし。 pic.twitter.com/CegNyQtAIa
物書きもできるプログラマとして
文章を書くのは好きだし、自分の強みのひとつだと思っているので、ブログや本の執筆も引き続きやっていきたいですね。
とりあえず、今年の終わりには「プロを目指す人のためのRuby入門」が発売されます。
40代は紙の本、電子書籍を問わず、2~3冊自分の本を書けたらいいなと思っています。
余談:加えて、カッコいい夫・お父さんとして
40代、50代となると、さすがに身体の老化も見過ごせなくなってくることでしょう。
とはいえ、シワや白髪が増えてくるのは避けられないとしても、体型なんかは努力次第である程度キープできるはずです。
ぽっこりお腹とか、二重アゴとか、そういう典型的な中年太りは避けたいなあ。
そんなわけで、毎日の運動は生活習慣病の予防と体型の維持を兼ねて続けていこうと思います。
ちなみに僕の理想の40代男性は西島秀俊さんです。
(とても40代には見えない、カッコいい!)
まとめ
というわけで、このエントリではアイコン写真変更のお知らせと、30代の振り返り&40代の展望を書いてみました。
30代もあっという間に過ぎていきましたが、40代も同じように、いや、30代以上のスピードで過ぎていくんだろうなあ~。
というわけで、この先何が起きるかわかりませんが、今後とも引き続きよろしくお願いします!
あわせて読みたい
30代より前の振り返りについてはこちらのエントリでいろいろ書いています。
前回アイコン写真を変えたとき(2015年)のエントリです。