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【お悔やみ】ベンチマークにしていた都元ダイスケさんの訃報を聞いて

はじめに

昨日Twitterを眺めていたら以下のツイートが目に飛び込んで来ました。

都元ダイスケさんとは特別深い付き合いがあったわけではありませんが、ネット上では僕がよく知っているエンジニアさんの一人だったので大変びっくりしました。
心よりお悔やみ申し上げます。

ただ、都元ダイスケさんは「ネット上でよく知ってるエンジニアさん」であっただけでなく、かつて僕がベンチマークとしていたエンジニアさんの一人でした。

衝撃を受けた都元さんのブログエントリ

僕は前職や前々職でJavaやC#を使っていたので、当時はそういった界隈のエンジニアさんのブログをよく読んでいました。
その中の有名エンジニアの一人が都元ダイスケさんでした。

その都元ダイスケさんが書いていたブログエントリで、大きな衝撃を受けたのがこちらのエントリです。

【転職活動】ソフトウェア開発者のバリューパックを発売、限定1セットのみ! - 都元ダイスケ IT-PRESS

さて突然なんですが、私と上司(id:j5ik2o)は7月末を以て現職を退職することと相成りました。
(中略)
と、いうわけで、私と上司(id:j5ik2o)がセットで求職中、大売り出し中なのでありますよ。二人ともある程度Javaが書けますw

【転職活動】ソフトウェア開発者のバリューパックを発売、限定1セットのみ! - 都元ダイスケ IT-PRESS

ご覧のとおり、「転職活動を始めたので、興味がある方は声を掛けてください」というブログエントリです。
このエントリが書かれたのは2011年で、まだ「Twitter転職」なんていう言葉もなかった時代です。
今でこそ「私、現在求職中です。ご連絡お待ちしています」というツイートやブログエントリは珍しくなくなりましたが、この当時はほぼゼロだったように思います。

高い技術力があれば「 企業 < 求職者」になれることを教えてもらった

それまで僕は転職や就職といえば「求職者が企業にお願いして雇ってもらう」という「求職者 < 企業」の関係にあるものだと思い込んでいました。
しかし、都元ダイスケさんと、かとじゅんさん(id:j5ik2o)は自らの技術力や知名度を武器にして、「ほらほら、僕たちはこれから転職しますよ!企業のみなさんどうですか?」と大々的にPRしたのです。
僕はそのとき、高い技術力があれば「求職者 < 企業」ではなく「 企業 < 求職者」になれるのか、と強い衝撃を受けました。

あまりにも衝撃を受けすぎて僕は思わず、そばにいた妻を呼んで「なあなあ、ほら見て。この人たち、めっちゃ凄いからブログで『転職します』って言ったら、企業から声を掛けてもらえるんやで。俺もこうならんとあかんわ・・・(ため息)」と唐突に話しかけたのを覚えています(苦笑)。

僕が少し有名になれたのも、きっと都元さんのおかげ

でも、ほんとに都元ダイスケさんは僕の中のベンチマークとしていたエンジニアさんの一人でした。
あのブログを読んで以来、「僕もエンジニアをやるんだったら、都元さんみたいに『転職します』って言ったら、企業の方から声を掛けてもらえるぐらいのエンジニアになるぞー!」と思いながら頑張ってきました。

その甲斐あってか、僕も現在はRuby界隈では「多少は名の知れた人」になれたような気がします。(もちろん、上には上がたくさんいますけど!)
でもそれはきっと、「都元さんみたいなレベルのエンジニアになりたいから」と目標を立てたことが、理由のひとつになっているはずです。

お互い転職したあとの話

ところで、僕はその後ソニックガーデンに転職してRubyプログラマになりました。
都元さんはクラスメソッドさんに入社してAWSのエンジニアさん(で、いいのかな?)になりました。

技術分野が異なるので、都元さんのブログを拝見する機会はちょっと少なくなりましたが、それでもたまに都元さんが書かれたブログを見かける機会はありました。
特に、認証と認可について書かれたこちらのエントリには大変お世話になりました。

dev.classmethod.jp

恥ずかしながら僕はそれまで認証と認可がごっちゃになっていたので、大変勉強になったのと同時に「いやあ、さすが都元さんだな〜」と思ったのを覚えています。

リアルでは一度だけお会いしました

都元さんとはリアルで一度だけお会いしたことがあります。
お会いしたのはDevLOVE 2012というイベントです。

このイベントでは僕も都元さんもスピーカーだったので「じゃあ、この機会に」と、僕は都元さんの発表を聞きに行きました。
発表が終わった後、ひと言ふた言、都元さんにあいさつさせてもらった気がします。
しかし、リアルでお会いするのはあれが最初で最後になるとは夢にも思いませんでした。

Twitter上で他愛のないやりとりを交わしたりもしました

あと、僕と同じく都元さんも音楽好き・楽器好きみたいで、Twitter上で楽器について他愛のないやりとりを交わしたこともあります。
f:id:JunichiIto:20200227083841p:plain

ITエンジニア同士って、リアルでは滅多に会わないけど、ネット上では何かしら付き合いがあるケースが多いですよね。
だから、決して身近な知り合いではないのに、こういう訃報を聞くと「えっ、あの人が・・・」と驚いてしまいます。
リアルでお会いしていなくても、とても寂しい気持ちになります。

まとめ

かんたんにお悔やみの言葉と思い出話をいくつかを書くだけで終わるつもりだったのに、思った以上に長いエントリになってしまいました。
リアルで深い付き合いがなくてもこれだけの話が出てくるので、身近なお付き合いがあった方だと本当に書き切れないほどの思い出話が出てくると思います。

今回は突然の訃報を聞き、本当に残念でなりません。
都元さん、今までどうもありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。

あわせて読みたい

都元さんが2009年に書かれた古いエントリですが、本質的なことは今も変わっていない気がします。
エンジニアとして「自分の将来のビジョン」を持っている方はぜひ読んでみてください。

daisuke-m.hatenablog.com