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Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門: 2014年の更新予定

はじめに

今朝起きてみると、Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門の本家サイトで、今後の更新予定が発表されていました。


Everyday Rails Testing with RSpec: Upcoming updates for 2014


なかなか、興味深い内容だったのでさっそく翻訳してみました。
以下はその翻訳です。




Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門: 2014年の更新予定

RailsとRSpecに大きな変化が起きようとしています。これはつまり、Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門(原題: Everyday Rails Testing with RSpec)の改訂も近づいているということです。今回は次のリリースで私が書こうとしている内容をお知らせします。


ちなみに現行バージョンを今買ってもこうした改訂は無料で手に入ることをどうぞお忘れなく。

Rails 4.1

Rails 4.1はおそらく数週間以内にリリースされるでしょう。注目したいのは今回のアップデートでSpringが導入されることです。SpringはRailsアプリケーションのプリローダーで、テストの実行速度を速くします。外部のgemへの依存関係は極力減らしたいので、本書の次のバージョンではSporkをSpringに置き換えます。

RSpec 2.99と3.0

RSpecの次期バージョンはまだベータ版です。APIもまだ若干変わるかもしれません。RSpec 3.0の最終形が確定次第、私はサンプルコードを書き直して、本書の内容もそれにあわせて更新します(これが結構大変なんです)。その前に、私は既存のサンプルアプリケーションをRSpec 2.99にアップデートする章を追加する予定です。RSpec 2.99にアップデートすればRSpec 3.0に移行するための準備ができます。この内容は1~2週間以内にアップデートします。(訳注: 日本語版のアップデートはこれよりも遅れます)

CapybaraとFactory Girl

CapybaraとFactory Girlは比較的安定していますが、これらのツールを扱っている章に関しても更新し、必要に応じて内容を追加します。

新しいコンテンツ

これまで私は「"Railscastsを参照"に頼りすぎている章がいくつかある」というもっともなご意見を何度かいただきました。確かにその通りだと思います。それから、Railscastsは一年近く更新されておらず、いくつかのエピソードはだいぶん古くなっています。こうした点を考慮し、私は次のようなコンテンツを追加する予定です。

  • Guardのセットアップ
  • Eメールのテスト
  • 外部のWebサービスを使った統合テスト

それから、自分で作ったAPIのテストに関する質問やリクエストもたくさんいただいているので、こうした内容もカバーしようと考えています。

公開までのスケジュール

残念ながら、はっきりとしたスケジュールをお伝えすることはできません。RSpec 3.0のAPIがいつ確定するかによって、私の執筆開始時期も大きく変わってきます。これまで本書で使ってきた単純なサンプルアプリケーションでこうした新しいフィーチャをカバーしきれるかどうかも怪しいです。もしかすると、完全に新しいサンプルアプリケーションを一から書き直すかもしれません。どうするかは現時点では未定です。

それまでに、まだ本書をお持ちでい方は本書をぜひ読んでみてください。次のバージョンで変更してほしい箇所(もしくはそのままにしてほしい箇所)について意見があれば、下にあるコメント欄にコメントを入れてください (訳注: 原文サイトのコメント欄ではなく、このブログのコメント欄を使ってもらってもOKです)。すべての要望にお応えすることはできないかもしれませんが、できるだけがんばってみます。



「Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門」はPDF、Kindle、iBooks等で読めます

前述の通り、「Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門」は無料で最新版をダウンロードできるので、現行バージョンを購入してもらっても全く心配いりません!

ご購入は以下のページからどうぞ。

Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門 - Leanpub