お知らせ
Software Design 2016年10月号に「知ってる?Railsとアプリケーションサーバの関係」という記事を寄稿しました。
この記事は「Webサーバはなぜ動くのか?」という特集の1コンテンツです。
僕が書いた記事以外では以下のような内容が特集内で説明されています。
- Webはどのように動作しているのか?
- なぜWebサーバでプログラムが動くのか?
- どうやってWebアプリからデータベースを扱うか?
- Node.jsがサーバサイドで注目される理由とは?
Webアプリケーションプログラミングを始めたばかりの人は、どれもあいまいな理解のまま開発を進めがちな内容かもしれません。
この特集を読んで「基礎からしっかり理解できているWebプログラマ」を目指しましょう!
[asin:B01IW56P3K:detail]
僕が書いた記事の詳細
僕は記事の中でこんな話を書きました。
- RackアプリケーションとRackミドルウェアの基礎
- Webサーバとアプリケーションサーバの役割の違い
- RailsアプリケーションのルーティングとRESTの関係
一部は過去にQiita等で書いた記事を引用していますが、大半は今回新しく書き下ろした内容です。
この記事を読めば、Railsが裏側でWebサーバ、アプリケーションサーバとどんなやりとりをしているのか、イメージが深まると思います。
ぜひお近くの書店でチェックしてみてください。
制作の舞台裏:原稿のやりとりはどうやってるの?
技術雑誌に寄稿したことがある、という人はそんなにいないと思います。
そこで僕が編集者の人とどんなふうに原稿をやりとりしているのか、という舞台裏を簡単にご紹介します。
(注:やりとりのスタイルは執筆者や編集者によって千差万別なので、これはあくまで一例です)
元の原稿はMarkdown + gist
Software Design誌の場合、原稿のフォーマットは基本的に自由で「お好きなフォーマットでOKです」と言われています。
僕はMarkdownで原稿を書き、gistにシークレットモードでアップロードして、URLを編集者の方にお知らせしています。
gistはMarkdown形式のファイルを自動的にフォーマットしてくれるので、Markdownビューアーとしてもなかなか便利です。
オンライン上で分量の調整&内容の推敲
それから分量の調整や内容の推敲を編集者の方と一緒に進めます。
このやりとりもFacebookメッセージやgist上のコメント欄など、全部オンラインで行います。
ゲラ(試し刷り)PDFのチェック
原稿が完成したら、編集者の方がMarkdown原稿を元に「ゲラ(試し刷り)」のPDFファイルを作成し、僕に送ってくれます。
僕はできあがったゲラをチェックし、気になる点があれば修正をお願いしたりします。
編集者の方と僕の間で、「ゲラもこれでOK」という合意が取れたら、僕の作業はおしまいです。
あとはデータが印刷所に送られ、紙の本になってできあがるのを楽しみに待つだけです。
完成!
そして発売日になると僕の元に見本誌が届きます。
やった!わ~い、嬉しいな!
まとめ
というわけで今回はSoftware Design 2016年10月号に掲載された「知ってる?Railsとアプリケーションサーバの関係」という記事を紹介しました。
10月号には他にも「新しいPostgreSQLの教科書」という特集記事があり、Webプログラマがインフラ寄りの知識を効率よく吸収できそうな内容になっています。
インフラ寄りの知識は比較的安定している(古くなりづらい)ので、このタイミングで一度基礎知識を見直してみると良いのではないでしょうか?
みなさんぜひチェックしてみてください!
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