give IT a try

プログラミング、リモートワーク、田舎暮らし、音楽、etc.

約20年ぶりの初対面

このブログを以前から読まれている方はご存じかもしれませんが、僕はもともと音楽大好き人間で、学生の頃は本気でミュージシャンになりたいと思っていました。
(今は株式会社ソニックガーデンでRubyプログラマとして働いています)

学生時代はプログラミングとはまったく無縁の生活を送っていたのですが、パソコンを触るのは大好きで、

  • ネットサーフィンを楽しむ
  • バンドのホームページを作成する
  • DTMでバンドのデモ音源を作る
  • レコーディングした音源をCD-Rに焼いてデモCDを作る

といった用途でパソコンを使っていました。

そんなころ(今から17〜18年ぐらい前の話です)、きっかけは何だったか忘れましたが、僕は当時、ネットで知り合った音楽好きの男性と、ときどき音楽談義をしていました。

「ネットで知り合った」といっても、今みたいにTwitterのようなSNSがあった時代ではありません。
おそらく「音楽好きが集まる掲示板(当時はみんなBBSと呼んでいた)」か何かで、たまたま意気投合したんじゃないかと予想しています。

また、音楽談義をするのも、ただのテキストメールです。
あの頃やっていたのは「メールを使った文通」と言った方が適切かもしれません。

当時の記憶をたどると、相手の男性の年齢は僕とそんなに違わなかったと思います。
顔はわかりません。
そのときはお互いに好きなギタリストの話をしたり、自作曲を聴いてもらったりしていました。
(どうやって音源を交換していたのかは記憶にありません。あの当時だとReal Playerか何かを使っていたのかなあ?)

ですが、何度かメールのやりとりをしたあと、文通関係は自然とフェードアウトしていきました。
期間としては数ヶ月あったか、なかったかぐらいだと思います。

いや、自然とフェードアウトと書きましたが、本当は嫌気が差したんだと思います。
僕が「いい曲ができた!」と思って自作曲を聴いてもらったのに、その男性からは「このコード進行、クリシェ(ヒネリのないお決まりパターン)ですね」と言われて、ムッとしたのを覚えています。

しかし、僕は僕で、「B'zの松本が大好き」って言っているその人に向かって、「でもB'zの松本って、ペンタトニックスケール(ロックギターの基本音階)しか弾かないですよね(苦笑)」と言い放っていたりしました。
そのあと、その男性から「ペンタの何が悪い!ペンタトニックスケールというのは〜」と長文の反論メールをもらった記憶があります。

こんなやりとりがあったので、きっとお互いに「こいつ、なんかムカつく」と思って、自然に離れていったんだと思います。


まあ、こんな話は今思えば「若気の至り」みたいなもので、「当時は僕も生意気なことばっかり言ってたなあ」と思うぐらいの、ささいなエピソードです。
「だからなんだ」ということもないですし、それから現在に至るまで、当時のやりとりをわざわざ思い出すことも滅多にありませんでした。

そんなある日。

僕が普段通りTwitterのタイムラインを何気なく見ていると、あるツイートがリツイートされてきたのを目にしました。
そのツイートの発言者はEiji Kitamura(えーじ)さんです。

えーじさんはGoogle社でデベロッパーアドボケイト(Developer Advocate)として働いておられる方です。
僕は過去にGoogle公式ブログの執筆者としてお名前を何度か見かけたことがあるので、僕にとってえーじさんは「会ったことはないけど、名前だけは一方的に知っている人」になります。

が、そのときはたまたま "@agektmr" というTwitter IDに目が行きました。

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「"きたむらえいじ" だから "Eiji" で "age" か・・・。ん?そういえば、むかし音楽談義をしてたあの人も "えいじ" さんで、自分のことを "age" って名乗ってたな」

ということを、ふと思い出しました。
「Eiji = age」というハンドルネームは、なぜか僕の中で強く印象に残っていたからです。

「いやー、まさかねぇw」

と思いながら、「agektmr ギター」みたいなキーワードでTwitterを検索してみると、こちらの "ageさん" も結構音楽好きかつ、ギター好きな方である様子。

「・・・うーむ、これはもしかして、もしかするのか?そういえば、あの人も名字が "北村" だったような気がする。いや、違ったかな・・・まあ、いいや、とりあえず!!」

と思って、僕はえーじさんにDMを書きました。

どうも初めまして。株式会社ソニックガーデンという会社でRubyプログラマをやっている伊藤淳一といいます。
突然のメッセージすいません。

ところで、いきなり変なことを質問しますが、もしかしてEijiさんは昔僕がギターや音楽の話で一時期やりとりしていたageさんではないでしょうか?


(以下、当時の記憶や、前述のエピソード等を伝える)

こんな内容を一通り書いたあと、もし人違いだったらそのときは「すいません、この話は忘れてください」と言えばいいや、と思って送信ボタンをクリックしました。

しばらくすると、えーじさんから返信が返ってきました。

伊藤さん、こんにちは。それは多分僕ですね。当時は大分ひねくれてたので、あまり良い印象がないのも無理もない気がします(笑)

おお〜っ、マジか〜!!

20年近く前にメールで何度かやりとりしただけの人と、再びネット上で再会できた!
すごいぞインターネット!すごいぞSNS!!

ちなみに、えーじさんは弊社ソニックガーデン代表の倉貫ともお知り合いでした。
いやあ、世の中は狭いなあ。

お互いに「いやー、これは一度会わないといけませんね」という話になり、ちょうどその頃、僕がTokyoGirls.rbの運営スタッフとして東京に行く用事があったので、そのついでに六本木ヒルズにあるGoogleのカフェで一緒にランチを食べることになりました。


というわけで、約20年ぶりに再会?初対面?した2人の写真がこちらです。

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えーじさんとは当時の思い出(といっても、メールも残っておらず、お互いに記憶が薄いのですが)や、音楽好きだった人間がなんでIT系の仕事を選んだのか、最近の仕事や生活はどんな感じなのか、といったことについておしゃべりさせてもらいました。

また、Googleのオフィスに行くのは初めてだったので、簡単なオフィス見学もさせてもらいました。

社内にはこんなふうに、コントローラを使ってグリグリと地球上を飛び回れる装置(?)もありました。
(すごい!けど、乗り物酔いしちゃうw)

それにしても、若い頃は本気で音楽に熱中していて生意気なことを言い合っていた2人が、その後どちらもIT関係の道に進み、20年近く経ってから、ふとしたきっかけでSNS上で再会するというストーリーには、我ながらビックリしました。


ちなみに、Googleのカフェでは出会ってすぐに、

「あのときは本当にすいませんでした」

「いやいやいや!こちらこそごめんなさい!!」

みたいなをやりとりをしていましたw

お互い、昔は生意気だったのに、いい歳になってすっかり丸くなりましたね(当たり前か)。


えーじさん、このたびはどうもありがとうございました。
そして、今後ともよろしくお願いします!😄