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Archtop Tribute AT105Mっていうジャズギター(フルアコ)を買いました

性懲りもなく、また新しいギターを買ってしまいました。
Archtop TributeのAT105Mというモデルです。

Archtop Tribute AT105M

もともと狙ってたわけではなくて、楽器屋さんで試奏したら予想以上に良いギターだったので、ほとんど衝動買いしてしまいました😅
正確には「いいジャズギターが欲しいな〜」とは以前から思っていて、「何かいいギターがあれば手に入れたい」とは思っていたものの、このモデルはまったくの候補外でした。

AT105Mとの出会い

ところで、僕はちょっと前までD'AquistoのDQ-NYE-Wというジャズギターを持っていました。
これも素晴らしいギターだったのですが、17インチのボディが大きすぎてちょっと弾きづらく、だんだんと手に取る機会が減ったので手放してしまいました。

以前所有していたD'Aquisto DQ-NYE-W

でも、また「ジャズギターがやりたい〜!」という衝動に駆られ、「もう少しボディが小さくて弾きやすいジャズギター」を探していました。
ネットでたまに「お、これはいいかも」と思うジャズギター(いわゆるフルアコ)を見つけては、楽器屋さんに試奏に行くんですが、なかなかピンと来るやつがありません。

その日も30万ぐらいするギブソンのES-175やES-125を楽器屋さんで試奏したんですが、弾き心地といい、音色といい、「うーん、これに30万出すのはなんか違うな〜」という感想でした。

「じゃあ別の楽器屋さんに行こうかな」と思ってふと店頭のレジ付近を見てみると、まだ値札の付いてない、ディスプレイ待ちとおぼしきギターが何本か並べられています。
その中の一本がAT105Mでした。

店員さんに「これ、試奏できますか?」って聞いたら「ええ、いいですよ」と二つ返事でOKをもらいました。
で、試奏してみたらめっちゃ良かったので、その場で「買います!!」って言って買ってしまいました😅

Archtop Tribute AT105Mのいいところ

このギターのどこがそんなにいいのか、という話を以下に書いてみます。

その1:弾きやすい!

なぜかよくわからないけど、めちゃくちゃ弾きやすいです。
弦高はローフレットからハイフレットまでちょうどいい高さですごく押さえやすいし、どこを押さえてもビビらない。
弦のテンションも固すぎず、柔らかすぎずでちょうどいい張り具合。
ネックの太さも太すぎ細すぎず、厚すぎず薄すぎず、ちょうどいい握り心地。
よって、コードを押さえても、単音で押さえても全然ストレスが溜まりません。

さらに、AT105Mは16インチボディの薄胴モデルなので、一般的なジャズギターに比べてとても抱き心地が良いです。
これならD'Aquistoのときのように「大きすぎて手に取る機会が減る」なんてことも起きなさそうです。

AT105Mの"M"は薄胴モデルを表す型番です
その2:音がいい!

また、音色も「これぞジャズギター!」という音がします。
30万のギブソンを弾いても、「うーん、なんかイメージと違うような??」という感想だったのですが、AT105Mを鳴らしてみると、「そうそう、これこれ!この音!!」と思いました。

また、アンプを鳴らさない生音で弾いても、僕が持ってるレスポールやES-335(セミアコ)とはまた違う、ほどよい温かみを感じる音がします。

その3:コストパフォーマンスがすごい!

そして素晴らしいのがその価格。店員さんに聞いたら税込みで10万円台でした。
30万超えのギブソンが「これで30万か。うーん……」という感想だったのに比べれば、このクオリティで10万円台は驚異的です。
もちろん、10万円超えの買い物は決して安いわけではないですが、30万越えを覚悟しなければいけない本家ギブソンに比べれば、半分以下の値段です。

Archtop Tributeというメーカーは名前だけは知っていて、「値段の割にハイクオリティ」という噂を聞いていたのですが、本当に噂通り、というか想像以上のコストパフォーマンスでした!

Archtop Tribute AT105Mの残念なところ

どれも全然大きな問題ではないのですが、あえて残念なところも挙げておきましょう。

その1:コピーモデルなのでブランド品としての価値は期待できない

ギターに詳しい人ならわかると思いますが、このAT105MというギターはギブソンのES-175という有名なジャズギターのコピーモデルです。
「俺はギブソンのES-175を持ってるんだ〜!」という所有欲を満たしたい人は、本家ギブソンのES-175を買うしかありません。

その2:見た目の威厳やオーラは希薄

弾きやすさや音の良さは前述の通り抜群なのですが、ルックスは値段相応な感じがします。
もちろん特別安っぽいわけではなく、必要十分なクオリティではあるのですが、僕が持っているギブソンのギターに比べると、威厳やオーラのようなものは感じづらいです。

あと、欲を言えばナチュラルカラーよりもサンバーストカラーだったらもっと嬉しかったのになー、という気持ちもあります。(僕は中古で買ったのでカラーは選べませんでした)

ちなみに下の写真が本家ギブソンのES-175です。
Gibson 1959 VOS ES-175

その3:実物を目にしづらい

Archtop Tributeは東京渋谷にある「ウォーキン」というギター屋さんのオリジナルブランドです。
新品はこのお店でしか買えません(たぶん)。
中古であれば他のお店でも買えますが、ネットを見る限りあまり数は多くないようです。
というわけで、僕が「このギター、いいですよ!!」って言っても東京近辺の人以外はなかなか目にする機会がないのが少し残念なところです。

逆を言えば、大阪の楽器屋さんで中古を手にすることができた僕はめちゃくちゃラッキーだった、とも言えます。

まとめ

というわけで今回は先日購入したArchtop TributeのAT105Mというギターを紹介してみました。
長年ジャズギターをやってきてるような人だと、もっと高価なジャズギターを手に取るのかもしれませんが、僕のような「ジャズギター初心者」にとっては、ちょうどいい、というかめちゃくちゃコスパのいい、ジャズギターですね。
このギターのおかげでジャズギターを練習するモチベーションが爆上がりしました。

これからジャズギターをやってみようかな、という人はぜひこのギターを弾いてみてください!

左からGibson ES-335、Archtop Tribute AT105M、Gibson Custom Shop Historic Collection 1960 Les Paul Reissue Tom Murphy Aged
おまけ:僕が持ってるジャズギターの教本

買ってみたものの一部のページしか練習できてないので、またちゃんとやらないと・・・!!