give IT a try

プログラミング、リモートワーク、田舎暮らし、音楽、etc.

昨今の「未経験からエンジニア就職!」みたいなトレンドに対して業界歴20年の僕が考えていること

このブログ記事は動画バージョンがあります。動画で見たい方はこちらをどうぞ↓

www.youtube.com


ちょっと前から「もやもや〜」と考えてることなんですが。

なんかここ数年、急にプログラマ(エンジニアと言われることが多いけど)の仕事が脚光を浴び始めた気がします。

「3K(笑)」から「お給料が良くて、自由に働ける、イケてる職業」に!?

僕がこの仕事を始めた頃(20年前)とか、ソニックガーデンに入社した頃(10年前)はまだ「プログラマ?おたくっぽい」「あー、3Kでしょ?きつい、帰れない、給料安いw」みたいな扱いだった気がします。少なくとも日本においては。

ところが、この5〜6年で急に「お給料が良くて、自由に働ける、イケてる職業」みたいなイメージに変わってきたんですよね。

それ自体はとてもいいことだと思うんですよ。自分の仕事が「3K(笑)」と馬鹿にされるより、「お給料がいい!自由!イケてる!」と言われる方が気持ちいいので。自分の子どもにも胸を張れますしね。

なんか怪しい広告も増えたよね

それはいいことなんですが、その一方で「お給料がいいよ!自由だよ!うちで学べば半年であなたもフリーランス!年収1000万!!」みたいな広告もよく見かけるようになりました。

20年選手の僕に言わせれば、頑張れば年収1000万は夢じゃない(てか、僕も1000万を超えてる)けど、半年じゃ無理だと思ってます。

2〜3年必死でやってようやく技術者として一人前、年収1000万を目指すならそのスタートラインに立ってからだと思います。
(サラリーマンとフリーランスでは年収の考え方も違うので「年収1000万」の定義はブレるかもしれませんが、「年収1000万=安定した高収入」ぐらいの意味でとらえてください)

プログラマを目指したら逆にお金がなくなって不幸になった、は悲しい😢

なのに、「ちょっと頑張れば高収入で自由な働き方ができるから、うちへいらっしゃい」という広告を見かけるのは、全員が全員不幸になるとは言わないけど、「こんなはずじゃなかった」と思う人をそれなりに生み出してるんじゃないかと危惧しています。

そうなると、それはすごく悲しい。

自分の仕事が「お給料がいい!自由!イケてる!」とチヤホヤされるのはいいけど、未経験の人を怪しいうたい文句で呼び込んで、高いお金だけ払わせて、結局エンジニアとしてまともな仕事に就くことができなかった、という人が出てくるのは、その仕事をやっている人間からすると悲しいわけです。

理由はなんであれ、母数が増えることはとっても大事なこと

じゃあ、「3K(笑)」って言われる時代に戻りたいか、と言われるとそうではない。

プログラマやITエンジニアが憧れの職業になって、やってみようと思う人がたくさん出てくることはとても大事なことです。
それなりの母数がないと、優秀な人も出てこないので。

理想は「自由だから」とか「高収入だから」といった理由ではなく、「プログラミングが好きだから、プログラマになりたい!」っていう人だけがプログラマを目指す世界になることですが、これはまあさすがに無理な願いでしょう。

低い意識でこの業界を目指す人がいても別にいい(僕みたいに!)

そもそも僕自身が「プログラミングが大好きだった」とかいう人ではなく、「パソコンやインターネットが好きだった」「HTMLでホームページぐらいは作れた」「だったらパソコンを使う仕事に就くか」という意識の低い理由でプログラマになった人です。

「プログラミングが好きだから、プログラマになりたい!」っていう人だけしかプログラマを目指せない世界だったら、きっと僕は今この仕事に就けてなかったと思います(笑)。

なので、「自由で高収入だから」という理由でプログラマやエンジニアを目指す人が出てくることは否定しないし、僕みたいに「やってみたら想像以上に楽しかった」という人も絶対いると思うので、プログラマの仕事が「自由で高収入」と言われること自体は悪いことではないと思っています。

やってみる、の時点で何十万も払うのはなんかおかしい

でも、合う・合わないは絶対あると思います。

だから、まずやってみる。やってみて「面白い」と思えれば続ければいいし、「なんかちんぷんかんぷんで、全然楽しくない」という人がいたら、その人は別の仕事に就いた方がいいと思います。

でも、「やってみる」の時点で何十万円も払わなきゃいけない状態になるのはリスクが高すぎます。

中には何十万も払ってしまったがゆえに、「なんかしっくりきてないけど、高いお金を払ったし、最後までやってエンジニアにならなきゃ!!」みたいに思う人も出てくるんじゃないでしょうか。

できるだけコストを抑えつつ、プログラマの仕事が向いてるか向いていないかがわかるようになるのが一番です。

独学で頑張る?

そのひとつの方法は独学です。
本を買ったり、ネットの教材を使ったりすれば、全部タダとはいかなくても、数千円〜数万円の出費で済むと思います。

ただし、プログラミングにはエラーが付きものですが、初心者のうちはこれを一人で解決するのが難しい。
すごく時間がかかるし、下手なネット記事を参考にしてしまったがゆえに、間違った解決策を選んでしまったりすることもあるでしょう。

あと、仲間がいないのもモチベーションが上がらない理由のひとつになります。
本当にプログラミングが好きな人なら一人でもくもくと勉強するのも苦にならないでしょうけど、そうではない「ふつーの人」はずっと独学で続けるのはとても孤独でだんだん辛くなってくると思います。

なので、困ったときに手助けしてくれる師匠や、一緒に学ぶ仲間もいた方が良いです。

プログラミング学習をスタートする上で大事なこと

ここまでの話を総合すると、プログラマやエンジニアを目指すなら、

  • 低コストでプログラミングの勉強にトライできる(一度に何十万も払わなくてよい)
  • 頼れる師匠や一緒に学ぶ仲間がいる

という2つの条件が揃えばいいのではないか、というのが僕の考えです。

もちろん大事なポイントは他にもいろいろあるとは思いますが、学習をスタートする上ではこの2点が特に大事なんじゃないかと僕は考えます。

では、その環境をどうやって見つけてくるか、です。
ネットを探せばそういう学習環境が見つかるかもしれません。

ここでは僕が知っている、というか、僕自身が半分関わっている環境を紹介します。

推しの学習環境・その1「フィヨルドブートキャンプ」

ひとつはフィヨルドブートキャンプというプログラミングスクールです。

bootcamp.fjord.jp

フィヨルドブートキャンプのいいところはいろいろありますが、

  • 月額29,800円(税込)の月謝制で、「これ以上無理!」となったらいつでも退会できる(3日間の無料お試し期間もある)
  • 学習コミュニティとしての側面が強く、メンターや他の受講生が積極的にサポートしてくれる

という2点が、上で僕が挙げた大事なポイントにマッチします。

ちなみに期間限定で通常3日間の無料体験期間が7日間に増えるキャンペーンもやってるようです。

2022年12月19日(月)から、年明けの 2023年01月08日(日)の間、年末年始学習応援キャンペーンを開催することが決まりました。キャンペーン期間中に入会いただくと、通常3日間 の無料体験期間が 7日間 に延長になります。無料体験期間もフィヨルドブートキャンプの全ての機能・サービスを利用できますので、おもいっきり試してみてください。

年末年始学習応援キャンペーン & スクール説明会を兼ねたイベント開催決定!! | FJORD BOOT CAMP(フィヨルドブートキャンプ)

bootcamp.fjord.jp

推しの学習環境・その2「ソニックガーデンキャンプ」

もうひとつは、ソニックガーデンキャンプです。

camp.sonicgarden.jp

こちらはソニックガーデンというIT企業が運営している無料のオンラインプログラミング合宿です。

  • 受講料は無料(ただし、参加条件あり)
  • オンライン上でチーム開発を体験できる(チームメンバー同士で助け合える)
  • ソニックガーデンのプログラマがメンターとしてサポートしてくれる

というように、こちらもやはり上で僕が挙げた大事なポイントにマッチします。
ただし、ソニックガーデンキャンプは開催期間が決まっています。

このブログを執筆している時点だと、第3回ソニックガーデンキャンプは

  • 開催期間=2023年1月16日 ~ 2月10日
  • 募集期間=2022年11月14日 ~ 12月23日

となっている点にご注意ください。

ステマじゃないよ(僕は関係者だよ)

そして、公平を期すために言っておきますが、僕はどちらも関係者です!!

フィヨルドブートキャンプではメンターをやってますし、僕自身はソニックガーデンの社員です。

「なんだ〜、ステマかよ〜!」と思われるかもしれませんが、ステマではないです(そもそも関係者であることを明らかにしてますし)。
どちらも僕自身の考えにマッチしているので、自信をもってオススメできる学習環境だということです。

もちろん、フィヨルドブートキャンプやソニックガーデンキャンプ以外にもいい学習環境はあるかもしれません。
ここで僕が挙げた大事なポイントにマッチする学習環境があるなら、そこを検討してみるのも全然OKです。

まとめ

最後はなんか宣伝っぽくなってしまいましたが(いや、思いっきり宣伝か)、昨今の「未経験からエンジニア就職!」みたいなトレンドに対して考えていることは僕の正直な思いです。
「エンジニアになろうかな」と思っている人が、辛い思いをすることなく、ベストな道のりで自分自身のキャリアを築いていってくれることを願っています。

あわせて読みたい

未経験からIT業界への転職を考えている方の質問にお答えしてみました。
こちらもあわせてどうぞ。
blog.jnito.com