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プログラミング、リモートワーク、田舎暮らし、音楽、etc.

プログラマがなりたい職業第1位になった話とか、昨今のプログラミングスクール問題とか

プログラマが小学生男子の「なりたい職業」の1位になったそうです。

まあ、「プログラマとゲームクリエイターを一緒にしていいのか」とか、「女子は全然ランクインしてないじゃないか」とか、「プログラマといっても幅が広いぞ?どの分野のプログラマなんだそれは」とか、その他あれこれツッコミを入れたくなる要素はあるかもしれませんが、個人的には「そうかあ、やっとここまで来たかあ」という嬉しい思いです。
というのも、僕は昔から「プログラマを子どもたちの憧れの職業にしたい」と思っていたからです。

僕の情報発信も多少は貢献できた?(要検証)

海外はさておき、日本国内においてはプログラマは長らく「なりたくない職業」みたいな扱いを受けていました。

正直な話、「僕が最初に入ったSIerは3Kだったかも」と思わなくもないですが、それでも基本的にプログラマの仕事は楽しいですし、ちゃんとした会社に入ればお給料もいいですし、何より自分の子どもに「自分の父親がそんな不人気職に就いているなんて」という思いをさせたくない、と考えていました。

現職のソニックガーデンに入社した当時(2012年)のブログにも、そんな僕の思いが書いてあります。

会社のため、お客様のため、プログラマを憧れの職業にするため、日本のIT業界発展のために精一杯頑張ります!

このたびソニックガーデンの7人目のメンバーになりました - give IT a try

やろうと思えばこんなに簡単にリモート勤務ができてしまう仕事もそんなにないと思います。 もっと自由なワークスタイルが増えて、世間の人たちから「プログラマっていい職業だね!」って思われるような時代がやってくるといいなあ

リモート勤務のようすを紹介します - give IT a try

そこまで表立った発言はしていないものの、「プログラマを子どもたちの憧れの職業にしたい」という思いはずっと抱き続けていて、僕自身が「理想的なプログラマのロールモデル」になるべく、「ほら、プログラマならリモートワークもこんなにしやすいよー。自由な働き方がしやすいよー」という情報発信をブログやらTwitterやらで随時やってきたつもりです。
だから、と言うつもりはありませんが、僕のこういった活動も多少は「プログラマ=なりたい職業第1位」に貢献できたかなあ、そうだったらいいなあ、と思ったりしています。

昨今のプログラミングスクール問題について

ただ、プログラマが「なりたい職業1位」になればそれで万事OKか、というとそうでもなくて、ここ数年個人的に気になっているのは、「うさん臭いプログラミングスクール問題」です。
「未経験でも半年学べばあなたも年収1千万のフリーランスに!!」みたいなアレですね。

プログラミングスクールは世の中にたくさんあって、全てのスクールに僕自身が潜入したわけでもないですし、おそらく悪いスクールもあればいいスクールもあるのだろう、と思っています。
ですが、昨今のネット広告やアフィリエイトブログの乱立を見ていると、ちょっと眉をひそめてしまうものが紛れ込んでいるのもたしかです。

ひとことで言えば、プログラマが憧れの職業になったことで、プログラマになりたい人たちの思いを食い物にしようとする輩が出てきたのが問題なわけですね。

こうなってくると僕の中ではまた新しい感情が湧いてきます。
プログラマの仕事が3Kだと言われてた頃に、自分の子どもに「自分の父親の仕事は不人気職」と思わせたくない、と考えていたのと同じで、最近は「プログラマの仕事は楽しくていい仕事なのに、それを目指した人たちが食い物にされて悲しい思いをしてほしくない」と考えるようになってきました。

そういえばつい先日もこんなツイートが話題になっていて、「うーん」という気持ちになりました。


だから僕はプログラミングスクールのメンターになった

そんな中で何か僕に取れるアクションはないだろうか、と考えた結果、去年から始めたのがフィヨルドブートキャンプのメンターの仕事(副業)です。

bootcamp.fjord.jp

フィヨルドブートキャンプもいわゆる「プログラミングスクール」のひとつです。
ですが、運営者の駒形さんと町田さんは昔から付き合いのあるRubyプログラマ/デザイナーさんで、彼らの人となりはよく知っていますし、決してプログラマを目指す人たちを食い物にするようなプログラミングスクールはやらないことをわかっています。

駒形さんと町田さんの二人を知らない人でも、以下のスライドを見ればそのことがよくわかるはずです。

大々的なネット広告を打っている大手のプログラミングスクールに比べるとフィヨルドブートキャンプは全然小さいスクールですし、僕がメンターをやったからといってすぐに状況が改善されるとは思っていません。
ですが、「昨今のプログラミングスクール界隈はヨォ〜」とSNSで文句を垂れるよりは、何かしらの貢献ができるんじゃないかと思っています。
少なくとも、プログラミングスクールの中でいったい何が起きているのか、どういった問題が起きうるのか、といったことは、「中の人」になることでリアルに実感できるはずです。

ちなみに、僕が実際にメンターをやってみて感じたことは、先日書いた以下のエントリでまとめています。

blog.jnito.com

さっきも述べたように、僕がメンターをやったからといってすぐに状況が変わるとは思っていません。
しかし、プログラマを憧れの職業にするのに10年近くかかったのと同様、プログラミングスクールの問題も改善するためにはそれぐらい時間がかかるんじゃないかな〜と思っているので、自分のペースで気長にやっていこうと考えています。

まとめ

さくっと小さなポエムを書くつもりだったのが、思いのほか長くなってしまいました💦

最初の子どもたちの憧れの職業の話に戻ると、実は最近、中学生の息子が「将来プログラマになりたい」と考えているみたいです。
思春期なのか最近は口数が少ないので、その点について息子と深く話し合ったわけではないのですが、このあいだは「プログラミングを勉強するために自分のパソコンがほしい」みたいなこともつぶやいていました。(3月の高校受験が終わったら買います👍)

もちろん、まだ中学生なのでなりたい職業はそのうち変わる可能性も十分あると思っていますが、自分の父親の仕事にポジティブなイメージを持ってくれたのはとても良かったです!😊