はじめに
ちょっと前の話になりますが、去る3月9日(土)に「西脇.rb & 東灘.rb 合同もくもく会」を開催しました。
初めて自分で主催した勉強会でしたが、参加者もなんとか集まって無事に終了することができました。
今回はこの「もくもく会」の開催レポートや開催までの準備の様子等を書いてみたいと思います。
Photo by Akiさん
当日の流れ
当日のもくもく会はこんな流れで開催しました。
- 13:00〜13:30
- この勉強会の説明、各自の自己紹介&やること宣言
- 13:30〜15:30 (2h)
- 自習タイム(もくもく)
- 15:30〜17:00 (1.5h)
- コードレビュー
この勉強会の説明、各自の自己紹介&やること宣言
Akiさん(@spring_aki)が作ってきたスライドを使って、この勉強会を簡単に説明しました。
その後、各自の自己紹介と今日やることを発表してもらいました。
みなさんが発表した「やること」をリストアップするとこんな感じです。
注) 2時間しか自習時間がないので、「途中まで作る」「続きから作る」でもOKです
- 自作Gemの作り方を勉強する (僕です)
- Railsで勉強会向け会場情報収集サイトを作る
- RedmineをREST APIで操作するRubyプログラムを作る
- RailsでTextBoxに入力されたものをSyntax Highlightして表示し、それをevernoteにPOSTするWebアプリを作る
- オンライン記事収集&アーカイブアプリの機能強化
- 簡単なText Adventureゲームを作る
Rails関係のプログラムを作ったのは6人中4人でした。
意外と少ない印象です。
ちなみに参加者は6人で、僕の場合そのうち4人が初対面でした。
各メンバーのRuby歴や参加の動機を挙げておきます。
- 本格的にRubyを使い始めて1年ぐらい。いろんなRubyistと交流してRuby力を高めたい。 (僕です)
- Ruby/Rails歴は数年だが、みっちりRubyばかり書いてるわけではないのでそろそろ初級者レベルを脱したい。
- Rubyは業務ではあまり扱ったことがなく、独学で勉強してきたが、なかなか技術が向上していかないのでこの勉強会で少しでも刺激を受けたい。
- Ruby暦は2年だが、独学に限界を感じた。
- 業務では使っていないが、プライベートでコードを書いている。また、数年前に尼崎.rbを立ち上げた。
- 前々からRubyに興味を持っているが、あまり使ったことがない。これからRubyの事をどんどん勉強したい。
もともと「初心者向け」とも「上級者向け」とも考えていませんでしたが、こうやって見ると「自分のRuby力はまだまだ」と思っている人の割合が多いですね。
自習タイム
自己紹介とやること宣言が終わったら、2時間の自習タイムです。
いわゆる「もくもく」ですね。
たまに雑談が発生しましたが、基本的にみんな「もくもく」とコードを書いていました。
コードレビュー
自習タイムが終わったら、最後の1時間半でコードレビューです。
順番に自分が書いたプログラムを説明していきます。
自習時間は「もくもく」でしたが、コードレビューでは「わいわい」と意見交換をしました。
「そこのコードはこう書いた方が短いし、Rubyっぽいよ」とか、「こんなGemを使うと便利ですよ」みたいな話をしていると、あっという間に1時間半が過ぎてしまいました。
その他
勉強会後の懇親会は設定しませんでしたが、逆に「勉強会前の昼食会」を開きました。
昼食会には6人中4人が参加しました。
やっぱり一緒にご飯を食べると、お互いのパーソナリティがよくわかっていいですね。
あと、勉強会用のおやつも買っていったのですが、昼食後であまりお腹は減っていないし、会場のカフーツさんにもおやつが置いてあったので、ほとんど買う必要はなかったな〜という感じでした。
第1回もくもく会の振り返り(KPT)
- Keep
- 勉強会の雰囲気はとても良かったと思います。
コードレビューのときも楽しく意見交換ができました。 - Problem
- 自習とコードレビューの時間がちょっと不足気味でした。
- Try
- というわけで、次は自習とコードレビューの時間を増やして、もうちょっと余裕を持たせます。
事前の準備について
話は前後しますが、開催前に準備してきたことも書いてみようと思います。
youRoomで情報共有
もう一人の主催者であるAkiさんとは、主にyouRoom(ゆーるーむ)を使って情報共有やディスカッションをしました。
ちょっと込み入った話をするときはSkypeで話し合いを持ちました。
このあたりの進め方は、僕が普段ソニックガーデンで仕事をしているときのスタイルを踏襲しています。
難航した会場探し
一番苦労したのは会場探しですね。
神戸〜西脇方面の貸し会議室等を探しまわりましたが、設備が不十分だったり、空きがなかったりして、なかなかこちらの希望に合致する会場が見つかりませんでした。
最終的にはぴんくまさん(@pinkmac)が紹介してくださった神戸カフーツさんを利用する事になりました。
カフーツさんはお値段も手頃で、飲み物やおやつまでサービスしていただいたので、大変ありがたかったです。
というわけで第2回もくもく会でも利用させてもらいます。
主催は1人じゃ無理
千駄ヶ谷.rbのふかじゅんさん(@fukajun)も書いていますが*1、主催者が2人っていうのは重要なポイントですね。
もし1人でやっていたら相談や負荷分散ができないので、かなりしんどかったと思います。
告知について
告知についてはRuby関西のメーリングリストに投稿させてもらったのが、一番効果が大きかったと思います。
Twitterとかだけだと、書き込みが流れていってしまうので、できるだけ流れにくく、かつ近い趣味の人が多い場所に告知するのが効果的なのかもしれません。
参加者間の情報共有もyouRoomで
主催者間だけでなく、参加者間の情報共有もyouRoomで行ないました。
自己紹介や作りたいプログラムについては現地での発表だけでなく、youRoomにも書き込んでもらっていました。
また、主催者からの連絡や質問、勉強会開催後の振り返り等もyouRoom経由で行ないました。
グループでの情報共有やディスカッションにはやっぱりyouRoomが便利です。
【告知】第2回もくもく会の参加者を募集しています!
ではここで次回のもくもく会の告知です!
- 日時
- 2013/4/14(日) 13:00-18:00
- 場所
- 神戸カフーツ
- 参加費
- 1,000円(会場費および今後の運営費として)
- 告知サイト
- http://nishiwaki-higashinadarb.doorkeeper.jp/events/3270
このもくもく会は月1回ペースでの開催を予定しています。
当初は西脇方面での開催を考えていたのですが、課題がいくつかあったので2回目も神戸カフーツさんで開催します。
また、自習やコードレビューの時間が少なかったという前回の反省点を踏まえて、開催時間を1時間増やしました。
定員も少し増やして8人にしています。
神戸〜西脇方面のRubyistと交流したい、独学の次にもう一歩進んだ勉強がしたい、という方は是非ご参加ください!
まとめ
というわけで今回は「第1回 もくもく会」の開催レポートや開催までの準備の様子、それと「第2回 もくもく会」の告知をしてみました。
今はとりあえず「もくもく会」をメインでやっていますが、こなれてきたら違うタイプの内容も増やしていきたいな〜と思っています。
2〜3年後には「神戸〜西脇方面のRubyistって元気だね」って言われるような状況を作るのが目標です。
今後とも西脇.rb & 東灘.rbをよろしくお願いします!
参考
最低限これだけ知ってればOK!というyouRoomの入門マニュアルを作りました - give IT a try
youRoomを使ったことがない参加者の方でもyouRoomが使えるように、マニュアルを作ってみました。
GitHub - JunichiIto/to_gunma: A Gem for learning'
GitHub - JunichiIto/dummy_text_jp: Dummy text in Japanese.
「第1回 もくもく会」で僕が書いたコードはこちらです。
ネットの情報を参考にしながら、ごくごく簡単な自作Gemを作ってみました。