はじめに
先日お知らせしていた「give IT a try 読者向けオフ会」を去る3月18日に開催しました!
「5人以上集まらなかったらボツ」という恐怖の開催条件が付いていましたが、8人の読者の方が参加してくださり無事に開催することができました。
開催する前は「芸能人でもない一般人のイベントに満足してくれる人なんているんだろうか??」と、とても心配していました。
しかし、オフ会は予想以上に盛り上がり、自分としても新しい発見がありました。
今回はオフ会の内容と開催者として感じた事をまとめてみたいと思います。
オフ会の内容
オフ会は食事や歓談を挟みながら以下のような流れで開催しました。
- 自己紹介タイム
- 僕の発表
- Q&Aコーナー
- 景品付きクイズ大会
- オフ会の感想タイム
- 記念品贈呈
自己紹介タイム
参加者の方同士でも歓談してもらうために、まず参加者の方に自己紹介をしてもらいました。
ただし、普通の自己紹介に加えて、以下のような質問にも答えてもらうよう事前にお願いしていました。
- 最初に読んだgive IT a tryのエントリを覚えていたら教えてください。(いつ頃から知っているのかを確認する意味で)
- give IT a tryで一番好きなエントリ、または一番印象に残っているエントリを教えてください。
- give IT a tryの更新はどのようにキャッチしていますか?(RSS, 作者のツイート, 手動巡回, etc)
- give IT a try(またはその作者)の魅力を教えてください。
一番最初に読んだエントリは「ソフトウェア開発プロセス残酷物語」や「このたびソニックガーデンの7人目のメンバーになりました」など、反響の大きかったエントリを挙げる方が多かったです。
一番好きなエントリに関しては「妻のパン屋シリーズ」を挙げる人が多くて、大変びっくりしました!
みんな好きなんですね、「妻パンシリーズ」。
今後「妻パン」を書く割合が増えるかもしれません(笑)。
「一回奥さんの作ったパンを食べてみたい」という方も多かったのですが、東京の方がわざわざ兵庫県のパン屋まで足を運ぶのは無理ですよね。
あー、残念残念、とっても残念!(と、わざとらしくアピール)
更新のキャッチの仕方はほとんどの方がGoogle Readerを使ってRSSフィードを購読していました。
Google Readerのサービス停止はブロガーにとって結構な痛手になるかもしれません。
そして最後の「魅力を教えてください」は「普通自分からそんな質問しないだろ!?」とソニックガーデンのメンバーからツッコまれましたが、みなさん真剣に僕のブログのいいところを語ってくださいました。
「優しい人柄が現れている」「文章の書き方のお手本にさせてもらっている」「思考の過程も含めてロジカルに書かれている」等、「そこまで褒めてもらわなくても」と恥ずかしくなるぐらい、みなさんから絶賛コメントを頂きました・・・!
初対面の方にこんなに褒められるなんて生まれて初めての経験ですよ、これは!!
これだけで十分満足したので、ここでもう終了してしまおうかと思ったぐらいです(苦笑)。
僕の発表
次にせっかくなので、オフ会専用のスライドを作ってみなさんの前で発表させてもらいました。
スライドは以下のような4部構成にしてみました。
- 数字で見るgive IT a try
- give IT a try 振り返り
- ソフトウェア開発プロセス残酷物語 ブログでは書けない5つの裏話
- ブログを書くということ
中でも一番の目玉はやはり「ブログでは書けない5つの裏話」ですね!
「誕生秘話」「物語風にしたのはなぜ?」「登場人物の名前の由来」「少数精鋭なら万事OK?」「ブクマコメントに物申す!」という5本の裏話を発表させてもらいました。
ただし、オフ会限定なので内容は残念ながら公開できません!どうぞ悪しからずw
あとスライドを作りながら、自分がブログを書き続けるモチベーションを初めて分析した気がします。
結局のところ、「ほんの数人でもいいから自分のブログが役に立った、面白かった、と思ってくれる人がいたらいい」というのが、僕のモチベーションだったみたいです。
そして「役に立った」「面白かった」と思う人の割合が多いときに、自分の記事がヒット記事になるわけですね。
Q&Aタイム
発表の次はQ&Aタイムに突入しました。
Q&Aは参加者のみなさんが僕やブログに関する質問を付箋に書いてホワイトボードに貼り、それをソニックガーデン副社長の藤原さん(司会)が読んで、僕が答える、という形式で行ないました。
どんな質問が来るか予想できないのでちょっとドキドキでした。
「ご家庭の食事はやっぱりパン中心なんですか?」とか「ブログを書く時間はどれくらいかかりますか?」ぐらいならともかく、「奥さんの好きなところはどこですか?」にはちょっと参りました (///∇//)
景品付きクイズ大会
「僕のブログのオフ会なので、一番よく僕のブログを読んでいる方に何かお礼をしよう」というコンセプトで、景品付きのクイズ大会も行ないました。
もちろんクイズは僕のプロフィールやブログに関する問題ばかりです!(こんな企画ばかりですいません...)
問題は10問用意したのですが、同率1位の方が4名いらっしゃったので、最後は僕とのジャンケンで順位を決定し、1位の方に景品をお渡ししました。
ちなみに「わかった人は挙手!」で解答をお願いしたら、みなさんとても元気よく手を挙げられていたのがとっても印象的でした(笑)。
オフ会の感想タイム
最後はオフ会の感想を参加者のみなさんに述べてもらいました。
どの方も大変好意的な感想を言ってくださったので、僕としても非常に嬉しかったです。
また、僕のみならず、司会でオフ会を盛り上げてくれた藤原さんの評価も素晴らしかったです。
藤原さんどうもありがとうございました!
記念品贈呈
そしてみなさんが帰られるタイミングで、僕からスペシャルな記念品を参加者のみなさんにお渡ししました。
なんと、妻がその日の朝に焼いた「クープ バゲットのパン」です!
「妻パンシリーズのエントリが好きで、一度パンを食べてみたい」という方が多かったので、最後の最後でみなさんのテンションが一気に5倍ぐらい上がったような気がします(笑)。
参加者のみなさんとは一人ずつ握手をしてお別れしました。
オフ会を終えた後の僕の感想
冒頭でも述べましたが、本当に予想以上の盛り上がりでした。
最初このイベントの話を聞いたときは、正直言って「え〜、面倒だなあ。ブログなんてネットで書くから気楽なのに」と思ったことを白状します(ごめんなさい)。
しかし、終わってみたら「本当にやって良かった」と思いました。
開催の話が出てから開催するまで一週間しかなく、開催直前の3日ぐらいでバタバタとスライドの作成を含めた準備を進めました。
しかし、「せっかくお金を出してまでわざわざ来てもらうんだから満足して帰ってもらいたい」という思いで、いろいろなアイデアを練ったのが功を奏しました。
もちろん、僕だけの力だけでなく、普段から僕のブログを好意的に読んでくださっている参加者のみなさんと、イベントの準備や進行をサポートしてくれたソニックガーデンメンバーの力も大きいです。
このオフ会を提案した社長の倉貫さんにも今となっては感謝ですね。さすがです。
ブロガーと読者が実際に会うという新鮮な体験
今回のオフ会に参加してくれた方の8名のうち、過去にお会いしたことがある方は1名だけでした。
残りの7名は初対面です。
今まではTwitterやはてなブックマークで自分のブログに大きな反響があったとしても、それはすべてネット越しでしか伝わらないものでした。
「面白かった」「役に立った」と言われても、それは「モニタの中に映る文字」であり、生身の人間の存在を感じることはできませんでした。
しかし、オフ会を開いて初めて「ネットの向こうにいる読者」とつながることができました。
それはおそらく、読者のみなさんの僕(=作者)に対する気持ちもたぶん同じだったんじゃないでしょうか。
「自分が書いたブログをこんな気持ちで読んでくれている人が世の中にいるんだ」とその場でリアルに感じることは、とても新鮮で刺激的な体験でした。
「あなた」と「わたし」のつながりを強調したMessageLeaf
このオフ会は一般的なイベント管理サービスではなく、あえてMessageLeafを使って参加メッセージを送ってもらいました。
MessageLeafの長所は、「あなた」と「わたし」の私的なコミュニケーションであることを強めてくれるところです。
イベント管理ツールでは参加ボタンを押して参加者がリストアップされるだけですが、MessageLeafを使うと「参加します!」「ありがとうございます!」のやりとりが参加者一人一人に対して発生します。
こういう人間くさいやりとりが、実はイベント開催までのわくわく感を盛り上げる大事な要素になるんじゃないかなと思います。
まとめ
というわけで今回は僕のブロガー人生初となる「読者向けオフ会」の様子をレポートしてみました。
僕が知る限り、テレビに出たり本を書いたりすることのないアマチュアブロガー(?)が、わざわざ読者に呼びかけて開催するようなオフ会は聞いたことがありません。
「まさか参加する人なんていないだろう」「そんなオフ会が盛り上がるわけないだろう」と思うのは無理もない話ですが、清水の舞台から飛び降りたつもりでやってみると、意外と成功するのかもしれません。
僕にとって今回のオフ会はブログの新しい可能性を発見したイベントになりました。
このイベントの協力会社
http://www.sonicgarden.jp/
僕がプログラマとして所属しているソフトウェア開発企業です。オフ会の会場でオフィスを使いました。
http://ja.messageleaf.jp/
参加申込みや参加者とのやりとりはすべてMessageLeafで行ないました。