はじめに
2019年1月にGitHubのプランが変更され、今まで有料だったプライベートリポジトリも無料で使えるようになりました。
GitHub Free 無料で利用できるプランでも、プライベートリポジトリが利用できるようになりました。プライベートプロジェクトにGitHubを利用する開発者は、リポジトリごとに最大3人のコラボレータとの共同作業が可能です。パブリックリポジトリは(もちろん)引き続き無料で、コラボレータの数に制限はありません。
新しい年とともに、新しいGitHub を | The GitHub Blog
今のところ、個人で使用しているリポジトリに関しては1人か2人ぐらいのコラボレータしかいないため、「GitHubさん、どうもありがとう」という思いをこめつつ、月額7ドルの有料プラン(Pro)から無料プラン(Free)にダウングレードすることにしました。
このエントリではその手順を簡単に説明します。
手順
3. 画面下部にある「Downgrade to free」ボタンをクリックする
すると確認プロンプトが表示されます。
ここには次のような内容が書かれています。
GitHub ProからGitHub Freeにダウングレードしてもよろしいですか?
JunichiItoは2019年2月2日までPro機能にアクセスできます。
この日に起きることは以下のとおりです。
- (できない)プライベートリポジトリにおいて、無制限のコラボレータを招待したり、高度なコードレビューツールにアクセスしたりできなくなります。
- (できる)無制限のプライベートリポジトリには引き続きアクセスできます。
参考: 「高度なコードレビューツール(advanced code review tools)」とは
上の確認プロンプトに出てくる「高度なコードレビューツール(advanced code review tools)」っていったい何?と思ったので、ちょっと調べてみました。
How do GitHub's advanced code review tools for Pro accounts differ? - Stack Overflow
上記のStackOverflowの回答を参考にすると、「advanced code review tools」とは主に以下の機能のことを指すようです。
- Protected branch
- Code owners
- PagesとWiki
- Repository insights
ただし、使えなくなるのはプライベートリポジトリだけで、パブリックリポジトリでは引き続き使えます。
詳細は以下の比較表を参考にしてみてください。
https://github.com/pricing#compare
僕の場合、いずれも無しで大丈夫そうでした。
4. 確認プロンプト内のボタンを押して、ダウングレードを確定する
参考: Freeプランの条件を満たさないプライベートリポジトリがあった場合
もし、コラボレータの人数が3人以下でないプライベートリポジトリが存在していた場合は、以下のようなエラーメッセージが表示されて、処理が中断されます。
僕の場合、すでに使っていないリポジトリで4人以上のコラボレータを招待していたことを思い出しました。
そこで、そのリポジトリからコラボレータを削除していきました。(もしくはリポジトリごと削除、でも良いと思います)
このとき、どのリポジトリがFreeプランへの移行を阻害しているのかは、外からはよくわかりません。
僕はプライベートリポジトリのコラボレータを一つずつチェックしていきました。
プライベートリポジトリをたくさん抱えている場合は、この作業に骨が折れるかもしれません。
(簡単に確認できる方法があれば教えてください!)
5. (失敗した場合は)再度ダウングレードを試みる
プライベートリポジトリの設定変更が済んだら、再度ダウングレードを試みます。
うまくいけば次のような成功メッセージが表示されます。
6. ダウングレードできたことを確認する
自分のアカウントページを開き、Proのバッジが外れたことを確認します・・・と言いたいのですが、ProからFreeに切り替わるのはちょっと先になるため(僕の場合は2019年2月2日)、Proのバッジは表示されたままになっています。
切り替えの日付になったら、おそらくProバッジは外れるのでしょう。
手順は以上になります。
まとめ
というわけで、このエントリではGitHubのプランを有料(Pro)から無料(Free)に変更する手順を紹介しました。
僕は毎月7ドル(約810円)の使用料を払っていたので、これで年間約9720円の使用料が浮くことになります。
とはいえ、GitHubにはいつもお世話になっているので、必要があればいつでもProプランに戻るつもりです。
僕と同じように有料プランから無料プランへの変更を検討されている方は、今回紹介した手順を参考にしてみてください。