2012.10.30 追記
Skype 6.0がリリースされ、Retinaに完全対応してくれました。
なので、このエントリはもう用済みですね。
今回は読み物というより技術的な情報共有です。
MacBook Pro Retinaモデル(以下MBP Retina)を使っていると、Skypeの画面共有がうまくいかない場合があります。
現象としては画面共有しても、相手には真っ暗な画面しか映らないという問題です。
一方、もしくは双方がMBP Retinaを使っているとこの問題がよく発生します。
また、似たような問題としてRetinaディスプレイの「新しいiPad」とMBP Retinaでビデオ通話するときもiPad側の映像がMBP Retinaで映らない、という問題も発生します。
社内で色々と試行錯誤した結果、外部モニタを使うとこの問題が解決することを確認しました。
MBP Retinaを使っているSkypeユーザーが画面共有する場合は、MBP Retinaに外部モニタを接続し、画面共有開始時にMBP本体ではなく、外部モニタ側の画面を画面共有する必要があります。
双方のユーザーがMBP Retinaを使っている場合は、どちらのユーザーも外部モニタを使う必要があるかもしれません。
ただし、外部モニタは必ずDisplayPort(Thunderbolt)またはHDMIで接続します。
DisplayLink、すなわちUSB接続する外部モニタでは現象が解決しません。(厳密には相手側もMBP Retinaや「新しいiPad」だと相手の画面やビデオがこちらのMBP Retinaで見えなくなります)
外部モニタを使えば解決するとはいえ、余分な出費もかかりますし、外部モニタを携帯して外出するわけにもいかないので、Skype開発チームにはPC単体で画面共有やビデオ通話ができるよう、早急なアップデートを期待します。
なお、こちらで確認した実行環境は以下の通りです。
- MacBook Pro Retina model
- Mac OS X 10.8.2
- Skype 5.8.0.1027
- 外部モニタ(OK): iiyama ProLite XB2485WSU
- 外部モニタ(NG): Green House GH-USD16K
また、この解決方法はSkypeのコミュニティサイトにも投稿しました。Skypeにもフィードバックを送信済みです。
Re: My Screen sharing is not working - Skype Support Network