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夫婦でトークイベントに出演しました ~起業するっておもしろい! 子育て中の主婦が突然パン屋を始めました~

はじめに

さる2015年11月3日、僕たち夫婦が兵庫県西脇市の複合施設Miraie(みらいえ)で開催された「起業するっておもしろい!~子育て中の主婦が突然パン屋を始めました~」というトークイベントに出演しました。

当日は100人近いみなさんに参加していただきました。
参加者の内訳を見てみると西脇市近辺の方だけでなく、なんと岡山県や滋賀県から参加してくださった方もいたようです。(びっくり!)
参加してくださったみなさん、本当にどうもありがとうございました!

また、「行きたかったけど用事があって行けなかった」「遠方なので泣く泣く諦めた」という声もよく耳にしました。
そこで、このエントリでは当日参加できなかった方のために、このトークイベントの内容をまとめてみます。

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左から:コーディネーターの蓮池昌美さん、妻の伊藤香代子、僕(伊藤淳一)、撮影:西脇市

もくじ

けっこう長いエントリなので、先に目次を載せておきます。

イベントの動画

イベントの様子を動画として公開しています。
ただし、最初から最後まで公開すると2時間かかるので、内容を厳選して30分にまとめています。


起業するっておもしろい!~子育て中の主婦が突然パン屋を始めました~ - YouTube

動画の中で語っているテーマは以下の通りです。

  • スライドを使った簡単な自己紹介
  • パン屋を起業するきっかけ
  • 開業するなら何年後?
  • 開業の不安はなかった?
  • 週2日しか営業しない理由
  • 営業日を増やす予定は?
  • Q. 夫婦で起業するために夫を説得したい
  • Q. 起業前に働いた経験はある?
  • Q. パン屋は儲かるか?
  • 最後にみなさんにメッセージ
  • まとめ:男女共同参画とは

スライドを使って簡単な自己紹介

動画の中でも説明していますが、トークだけだと実際の様子がイメージしづらいと思うので、先にスライドを作って写真付きで簡単な自己紹介をしました。

当日使用したスライドはこちらでご覧いただけます。

以下はスライドに書いた内容を抜粋したものです。

妻・伊藤香代子について
  • 独学でパン作りを学ぶ
  • 業務用オーブンの購入がきっかけで自宅の敷地内に店舗を建てる
  • 開店当時の子どもたちは5歳と3歳
  • 最近はたくさん焼くけどすぐに売り切れる
  • ちなみに片付けマニア
夫・伊藤淳一について
  • 職業はプログラマ
  • オフィスは東京ですが、自宅で仕事している
  • 本業のかたわらホームページを作ったり、Facebookページを運営したり、経理業務を手伝ったりしている
これまでのあゆみ
2005年
結婚 (香代子19歳)
2006年
長男誕生・西脇方面に転居
2008年
長女誕生・パン作りにのめり込む
2011年
開店を決意(4月)/ オープン(12月)
香代子25歳、長男5歳(幼稚園)、長女3歳
2012年
夫の在宅勤務スタート(9月)
2015年
結婚10周年・もうすぐ開店4周年
香代子29歳、長男9歳(小4)、長女7歳(小1)

それではここから本編の内容です。
発言者を明記していないものは基本的に妻・香代子の発言です。

パン屋を起業しようと思ったきっかけは?

  • パン作りが好きだった。
  • 家庭用オーブンでは満足できなかった。
  • そんなときに小型業務用オーブンの武蔵Fils(フィス)に出会い、試し焼きをしたらとても欲しくなった。
  • しかし、武蔵Filsは高い。ホイロと合わせるとトータルすると80万ぐらいかかる。
  • 「買ってもいいけどもはや趣味のレベルではないから、これでお金を稼いだら?」と提案した。(淳一)
  • そんなことを聞かれた記憶はないが、武蔵が欲しくてしかたなかったので、思わずうんと答えたのかもしれない。

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上が武蔵Fils、下がホイロ(発酵機)。購入当時は自宅のキッチンに置いてました。

開業を決意してから実際に開業に至るまで

  • 子どもたちがまだ小さかったので3年後ぐらいにしたかったが、主人が「いや、1年後だ!」と言い出した。
  • 計画は遅れることが多いので、1年後のつもりで着手すれば3年後ぐらいにはできているだろうと考えてそう言った。しかし、終わってみたら1年かからなかった。(淳一)
  • パン屋の開業についていろいろ調べてみると、家のキッチンでは保健所の許可が下りないので、別に専用のキッチンを作る必要があった。そこで自宅の敷地内に店舗を構えることにした。(淳一)

開業の不安はなかったのか?

  • もちろん不安は大きかった。
  • 母親なのでいっぱい抱えているものがあり、なかなか前に踏み出せなかった。
  • そんなとき夫に「リスクのない人生なんて楽しくないよ」と言われた。その言葉を聞いて、開業に踏み切った。
  • 人生を楽しむためには安全な道ばかり進んでいてはいけない。ときには「大丈夫かな?」と思うような道に進むことも大切。
  • 無計画に開業を決意したわけではなく、売上げのシミュレーションをしてみて「これぐらいの売上げが出れば大丈夫」ということは確認した。(淳一)

クープ バゲットという店名の由来は?

  • 趣味でパンを焼いている頃、バゲット(フランスパン)作りにハマった。
  • バゲットはクープという切れ目をキレイに開かせることが大事だが、これが非常に難しい。
  • バゲットがうまく焼けなくて毎日のようにバゲットを焼いていた。
  • ノイローゼのように「バゲットのクープが開かない」「もっときれいにバゲットのクープを開かせたい」とつぶやいていたので、「そこまで思い入れがあるなら、店名にしてしまおう」ということで「クープ バゲット」という名前を付けた。(淳一)

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妻が焼いたバゲット。表面に見える切れ目(模様)を「クープ」と呼ぶ。

週2日しか営業しない理由は?

  • 子どもを保育園に行かせたくなかった。毎日子どもと一緒にいたかった。
  • 家事や料理も好きなので、家のこともきっちりやりたかった。
  • 毎日営業すると子育てや家事と仕事を両立するのは無理。
  • そこで仕事よりも家事や育児を優先するために営業日を週2日にした。

毎日の生活時間について

  • 私も夫も毎日子どもたちと一緒に寝ているので、就寝時間は8時半ぐらい。
  • 仕事の日は夜の12時か1時ぐらいに起きている。普段の日も3時や4時に起きている。
  • 完全に朝型の生活なので、友達とご飯を食べに行くときは晩ご飯よりもランチの方が嬉しい。

夫の淳一さんがお店の経理等を手伝ったりしている経緯は?

以下はすべて僕の発言です。

  • たまたま簿記2級の資格を持っていたので店の経理もできそう、と考えた。
  • 仕事柄IT関係にも強いので、ホームページ作成やFacebookページの運営など、ネットを使ったマーケティングも手伝うことができた。
  • 自分の得意なところを活かして、妻の仕事を手伝っている。
  • 店の営業日は妻が死ぬほど忙しいので、家事も積極的に手伝っている。とはいえ、基本的に家事が得意でないので、あくまで「できる範囲」で。

在宅勤務ってどんな感じ?

こちらも僕の発言です。

  • だいたい10時から7時までが仕事をする時間。
  • 仕事はプログラマなので、パソコンとインターネットがあればプログラミングはできる。
  • お客さんと会議をするときもSkypeのようなサービスを使えばビデオ会議もできる。
  • 仕事が始まるまでは調べ物をしたり、ブログを書いたり、家事を手伝ったりしている。

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こんな感じで自宅で仕事しています。

夫から見て、趣味に没頭していた時期や、その趣味を仕事にした香代子さんをどう見ている?

名前がないものは僕の発言です。

  • 趣味で焼いている頃は家庭用オーブンを4-5台買い換えた。たくさん焼くので壊れることもあった。
  • 週末は遠出をしてパン屋さんや製菓材料店に行ったりした。
  • 僕自身も音楽が趣味で、趣味を持ったらとことん極めたくなる気持ちはわかる。
  • それにパンを焼くことは実用的な趣味なので、無理に止める必要もないと考えていた。
  • 私は思いついたらすぐ行動に移すタイプで、夫は最初にブレーキをかける。とはいえ「やりたいやりたい」と言い続けると、最終的には「しゃあないな」で折れてくれる。(香代子)
  • 暇な時間があると相手に干渉してしまいケンカになることもあるので、お互いに自分の時間を持つことは大事だと思う。(香代子)

お子さんたちは「ずっと家にいるお父さんやお母さん」をどう見ている?

  • 「学校で怪我をしたり体調を崩したりしても、いつでも駆けつけてくれるという安心感がある」とのこと。
  • いつも両親が家にいるとうっとうしいのではないか?と思ったが、そうではない様子。
  • ただ、思いっきり遊びたいときに「お父さん、今からミーティングするから静かにしてね」と言われるのはちょっと困るらしい。(淳一)
  • 昔はボランティアでパンをあげていると誤解されていたが、最近は商売であることをちゃんと理解している。なので、子どもたちも時々お小遣いを持ってパンを買いに来る。

今後営業日を増やしたりしないのか?

  • 営業日を増やす予定は全くない。
  • パン屋の仕事は当初思っていたよりも、はるかに重労働だった。
  • 夜の12時や1時ぐらいに起きて、お客さんが帰る昼の12時ぐらいまでひたらすら働き続けている。それと並行して家事もやっている。
  • 今年の夏は過労がたたって入院してしまった。
  • そのときに「元気な身体が何もできない」「まだ若くて元気だと思っていたが自分にも限界がある」ということを痛感した。
  • しんどいなと思ったときは無理をせずに休んだ方がいい。子育て中のお母さんは特に気をつけてほしい。ご主人もそんなときは奥さんを休ませてあげて、家事を手伝ってあげたりしてほしい。
  • お客さんもすごく理解があって助かっている。無理をせず長く続けてほしいと言ってくれている。
  • 営業日は増やせないが、満足度は上げていきたい。

将来の展望は?

  • 僕の仕事は技術職でこれからもどんどん勉強していってスキルを上げていきたい、という思いがある。(淳一)
  • 一方で妻の店に関しては、妻の才能やセンスを活かして何か面白いことを思いついたら、一緒にそれをやっていきたい。(淳一)
  • 楽しい人生を送りたい。一回きりの人生だし、いつ死ぬかわからない。できることを先送りせず、どんな小さなことでも今日できることは今日のうちにやってしまおうと考えている。
  • なので、結婚されている方はパートナーの「やりたい」という気持ちを尊重してあげてほしい。「あのときやりたかったのに」という悔いを残さないようにしてほしい。

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撮影:西脇市

質問コーナー

イベントの後半は会場のみなさんからいただいた質問に僕たちが回答しました。
ただしその場で回答したので、話が脱線してちゃんと回答できていないものもあったりします。
あらかじめご了承ください。

Q. 子どもたちに参考にしてほしいところ、参考してほしくないところは?
  • 夫婦ともに技術職なので、僕たちと同じように自分のスキルで生き抜いていく力を身につけてほしい。(淳一)
  • 夫は在宅勤務でいつでもどこでも仕事ができてしまうため、オンとオフの切り替えができていない。そういった点は参考にしてほしくない。
Q. 在宅勤務をしているときに仕事と家庭で頭を切り換える方法は?

以下は僕の発言です。

  • 7時ぐらいになると子どもたちが「早く終わって。早く遊ぼう」と言ってくるので、それがリミッターになっている。
  • 在宅勤務は電車やバスの時間を気にしたりしなくてよいので、かえって働き過ぎてしまう人も多い。
  • なので、リミッターの代わりになるような外からの制約があった方がよい。
Q. 夫と店をやりたいが、夫には夢がなく現実ばかり見ている。どうしたら説得できるか?
  • 夢があるなら応援したい。ただし、私の場合は主人の仕事があるから店を始められた。最悪失敗しても生活はなんとかなるという安心感があった。
  • 今回のセミナーは「起業」がテーマになっているが、僕たちは妻の収入をメインにして生活をしているわけではない点に注意してほしい。メインの収入源は僕の仕事の方。(淳一)
  • 夫婦で同じ事業をすると生活がそこに依存してしまい、リスクが高くなる。僕たちはそういうスタイルで事業をやっているわけではないので、気軽に起業をオススメできない。(淳一)
  • 女性は感情で話をするが、男性は理屈で動くので、起業してもやっていけるということを数字にして説明すると効果があるかもしれない。(淳一)
  • それと、「私の気持ちを察して」「何も言わなくても分かって」というのは男性に期待できないので、自分の思いや考えはハッキリ口に出して伝えた方がいい。(淳一)
  • 起業する前は同じようなスタイルでやっているお店に足を運んで実際に話を聞いてみるのが一番参考になると思う。
  • 起業するためには家族の応援が必須なので、じっくり時間をかけて話し合った方がいい。(蓮池さん)
  • 好きなことを仕事にするのは楽しい。しかし、大変なことやしんどいこともある。とはいえ、最終的な結論は「やっぱり楽しい」になる。
Q. 起業前に仕事の経験はありますか?
  • 就職したこともないし、バイト経験すらほとんどない。
  • 周りの応援とやりたい気持ちがあればなんとかなる。
  • 人生の中でしがらみがなくなるタイミングなんてまず来ない。私も子育てというしがらみがある中でパン屋を始めた。しがらみがなくなるのを待つのではなく、しがらみがある中でどこで思い切るかが大事。
Q. 起業にかかった総額は?
  • 600万ぐらい。建物が400万、残りの機材等が200万。
  • ただし、食品以外の事業、たとえばアクセサリー作り等であれば家の中でもできるので、もっと安く始められるはず。(蓮池さん)
Q. 収納上手になるには?片付けのコツは?
  • もともと母親がキレイ好きだったので、その影響を受けている。
  • 整理整頓の前に、まずモノを減らすことが大事。モノが多いと整理整頓したところで本当に片付いたことにならない。
  • 使ってないものは捨てる。
  • なくても生活できるものも捨てる。
  • 代用できるものがあればそれで代用する。
  • 皿の枚数は家族の分だけ。おたまも一個、菜箸も一膳でやっていける。

【参考】部屋の片付けについては以前こちらのブログにも書きました。

Q. パン屋は儲かりますか?
  • 儲かりません!
  • すごく重労働で身体が大変。
  • あくまで好きだからやっていけている。
  • お金が第一目的なのであれば、別の仕事をした方がいい。
  • 儲からないといえど、毎回売り切れているので粗利はちゃんと出ている。帳簿上も黒字になっている。「儲からない」というのは肉体的な苦労に対して、得られる対価がそれほど多くない、という意味だと思う。(淳一)
Q. 私は田舎すぎる西脇がイヤです。なぜ西脇で仕事をしているんですか?
  • 両親が近くにいた方がいいから。
  • 子育てをしていると親が近くにいないとすごく疲れる。
  • 結婚後、一時期神戸に住んでいたこともあったが、西脇の方が好き。神戸にいた頃はスーパーに行くのも大変だった。
  • 西脇なら駐車場に車を停めてさっとスーパーに行ける。大阪や神戸にも一時間あれば行ける。すごく便利。
  • 大阪出身で昔から広い家にあこがれていた。西脇に住んでその夢が叶った。(淳一)
  • 西脇にはいいところがいっぱいある。
  • 自然もいっぱいあって子育てするのにもとても良い環境だと思う。(淳一)
Q. 武蔵オーブンのメーカーを教えてください
  • ベーカーズ・プロダクションという大阪のメーカーです。
Q. パンの種類はどれくらいありますか?
  • 1日に出すメニューは20種類ぐらい。
  • 毎日メニューが変わるのでトータルすると100種類以上ある。
Q. 子育て中でも家の中をキレイにするコツは?
  • モノを減らしましょう。
  • おもちゃはすぐ遊ばなくなるので、あまり買わない方がいい。
  • 子どもにも片付けの習慣を付ける。そのためには親が率先して片付ける。子どもは親の背中を見て育つ。
  • 長男もきれい好きで積極的に片付けをするようになった。
  • そもそも片付けることよりも、モノを減らすこと(おもちゃを増やさないこと)の大事さを理解させる。モノが多いと片付けるのが大変。モノが少ないと片付けもすぐ終わる。
Q. 子どもの習い事と自分の仕事の時間のやりくりが大変です。どうやったらうまくこなせますか?
  • 金曜夕方にある習い事は仕込みの時間と重なるので正直しんどい。とはいえ、子どもたちが楽しんで通っているなら親の都合でやめさせたくない。自分も昔、親に送り迎えしてもらっていた。
  • 夫が在宅勤務なので、私の場合は最悪夫に送り迎えを手伝ってもらえる。
Q. 私も武蔵を買いました。お店をやりたいのですが、商品の値付けが難しいです
  • 細かい計算はせず、「だいたい」で値段を付けている。「ほとんど材料費」みたいなパンもたまにある。
  • 私の場合、お客さんに喜んでもらうことを第一に優先している。
  • 「だいたいこれぐらい」で済むのは僕の収入があるのも理由の一つだと思う。(淳一)
  • それと、妻の値段設定は頭の中である程度コスト計算した上での「だいたいこれぐらい」なので、「全くの適当」というわけではない(淳一)
Q. 過去に喫茶店の開業を断念したことがあります。不景気ですし失敗が怖いです。どうすれば成功しますか?
  • 不景気でも美味しければみんな買いに来てくれる。値段も関係ない。
  • お客さんに満足してもらうことが大事。
  • とはいえ、失敗する可能性はゼロではないので、万一失敗したらどうするか、というシミュレーションはしておくべき。(淳一)
  • 成功する必勝法はない。可能性を上げることはできても「絶対」はない。

最後にみなさんにメッセージ:「運と努力と勇気」

最後に何かメッセージを、ということで「運と努力と勇気」の大切さを話してみました。
名前がないものは僕の発言です。

  • 僕たちは成功している方だが、成功した理由の中には「ツイてたから」「運が良かったから」という理由が絶対ある。
  • とはいえ、運の良さ悪さはみんな平等にやってくると思っている。僕たちに来なかった好運がみなさんにやってくることもあるし、みなさんに来なかった悪運が僕たちにやってくることだってある。
  • 運が関わってくるので絶対に成功させる方法はないが、努力することで成功する可能性を高めることはできる。
  • 妻も毎日のようにパンを焼いていたし、いつも自分に満足せず「もっと美味しいパンを」「もっと美しいパンを」と言いながら理想のパンを追求し続けていた。
  • 努力もした、運も巡ってきた、これでなんとかなるかもしれない。そんなとき最後に必要になるのは勇気。多少不安なことがあっても勇気を出してチャンスをつかみにいかないと成功は得られない。
  • 「努力し続ければ絶対に成功する」はない。努力をしたら成功する確率が上がるだけ。でも努力をしていなければチャンスが回ってきたときにもそのチャンスをつかめない。だから努力はし続けなければいけない、と子どもたちにも言い続けている。(香代子)
  • 運と努力と勇気。みなさんも毎日努力をして、チャンスが巡ってきたときに勇気を持って前に踏み出してください。

男女共同参画とは

以下はイベントの最後にあった、コーディネーターの蓮池さんからのコメントです。
(このイベントは西脇市の「男女共同参画セミナー」の一環として開催されました)

男女共同参画は難しいことのように思われがちですが、そんなことはありません。男女共同参画とはパートナーのやりたいことを応援することです。
このお二人を見ているとお互いに応援し合っているということが本当によくわかります。
男女共同参画ってこういういことなんだ、ということを改めて感じました。

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撮影:西脇市

まとめ

というわけで、このエントリでは「起業するっておもしろい! ~子育て中の主婦が突然パン屋を始めました~」のトーク内容をまとめてみました。

イベント終了後に回収されたアンケートを拝見させてもらったところ、「楽しかった」「面白くて参考になった」「きれい事ではない、リアルな話が聞けた」などなど、本当に嬉しい感想ばかりが並んでいました。

こんなふうに夫婦で話すのは初めてですし、妻にいたっては人前で話すこと自体が人生初でした。
イベント前はちゃんと話せるか不安に思っていて、イベント終了後も「あんな話で大丈夫だったかな~?」とちょっと心配していました。
しかしアンケートを見る限り、多くの人に満足してもらったようで僕たちもホッとしました。

参加してくださったみなさん、それにコーディネーターの蓮池さんをはじめ、イベントを企画・運営してくださった西脇市スタッフのみなさん、どうもありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします!

f:id:JunichiIto:20151108071642j:plain:w400
撮影:西脇市

あわせて読みたい

イベントに参加してくださった id:tana3ka さんのブログです。
トークの内容だけでなく、会場のMiraie(みらいえ)もいろいろ楽しんでもらえたようです。
どうもありがとうございました!

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