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MacBook Pro 13インチ(タッチバーなし)を選んだ理由と使ってみた感想

はじめに

最近妻が「このMacBook Air、遅くてイライラする~!!」とご立腹なので、梅田のヨドバシカメラへ新しいMacを探しに行きました。
まあ、MacBook Airを買ったのは5年前(2012年)だし、買った当時も一番低スペックのモデルだったので、そろそろ買い換え時だろう、と思い、新しいMacを買ってきました。

じゃーん!

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MacBook Pro 13インチ(タッチバーなしモデル)です。
というわけで今回はこのモデルを選ぶまでの経緯や、使用感等をレポートしてみます。

どのMac買うの問題

「よし買い換えるぞ!」と思っても、どのモデルのどんなタイプを買うのかはなかなか悩ましい問題です。
僕と妻が新しいMacに求める要件は次のような感じでした。

小さくて軽いこと
  • 今まで使っていたのがMacBook Air(11インチモデル)だったので、これと変わらないサイズや重量である方が嬉しい。
  • 日常的に家の中でMacを持ち歩いてテーブルの上で使ったり、ソファに座りながら使ったりする。
速いこと(日常的な用途で)
  • 日常的な用途で必要十分なスピードを出してほしい。
  • 最低でもYouTubeを見ながらネットサーフィンをしたり、ブログを書いたりするのにまったくストレスを感じないレベルの速さが必須。(MacBook Airはそのレベルでも怪しくなってきたので)
安いこと(というか高すぎないこと)
  • 予算は税込み20万以内。
iMacも一緒にリプレースできること(できれば)
  • MacBook Airの買い換えが一番の目的だが、できればもう1台あるiMacも処分して2台のMacを1台に減らしたい。
  • iMacはハイスペック(CPU=3.1GHz Core i7、メモリ=16GB、ストレージ=1TB)なので、これも一緒にリプレースしようとするとちょっとハードルが上がる。
  • iMacではたまにiMovieで動画の編集をしたりする(年に数回程度)ので、そのときは若干マシンパワーが必要。

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動画編集中の我が家のiMacさん

買い換えの候補

買い換えの候補に挙がったのは以下の3台です。

  • MacBook
  • MacBook Pro 13インチ(タッチバーなし)
  • MacBook Pro 13インチ(タッチバーあり)

スペックで比較するとこんな感じになります。

CPU メモリ SSD 重量 税込価格
MacBook 1.2GHz Core m3 8GB 256GB 0.92kg 154,224円
MBP(TBなし) 2.3GHz Core i5 8GB 256GB 1.37 kg 177,984円
MBP(TBあり) 3.1GHz Core i5 8GB 256GB 1.37 kg 214,704円

で、要件に対する評価はこんな感じです。

小さい 速い 安い iMac
MacBook
MBP(TBなし)
MBP(TBあり)

上の評価を軽く補足します。

  • MacBookは値段は一番低価格だが、CPUの性能を考えるとちょっと割高。なので「〇」。
  • iMacのリプレースを目指すと、メモリ=16GB、SSD=最低でも512GBが欲しいが、このオプションを付けると4万以上値段が上がる(かつ、ネットでしか買えなくなる)。なのでMBPでもiMacのリプレースは「〇」。

あと、上の評価には現れませんが、実物を見てみると同じRetinaディスプレイでもMacBookよりMacBook Proの方が発色がきれいだったように思います。

結論

上の表を見ればわかるとおり、全項目に「◎」を付くモデルはないため、いろいろ悩んだ結果、総合バランスが一番よい「MacBook Pro 13インチ(タッチバーなし)」を選ぶことにしました。

メモリやSSDがiMacに比べると少ないので余裕を持ってリプレースすることはできませんが、ギリギリなんとかなるのでは?と思い、このモデルにしました。

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あと、タイプCのUSBを従来のUSBに変換するアダプタも一緒に買いました。

Apple USB-C - USB アダプタ MJ1M2AM/A

Apple USB-C - USB アダプタ MJ1M2AM/A

それにしてもMacって最近高くなってませんか?
昔はもっと手ごろな価格でハイスペックなマシンが買えた気がするんですが。
5年前に買ったMacBook Airもたしか10万円しなかったと思うんだけどなあ。。

実際に使ってみた感想

実際に使ってみた感想はこんな感じです。

  • iMacに保存していたデータを整理して、なんとかデータは移行できた。SSDの空き容量は現時点で30GBぐらい(iPhone、iPadのバックアップデータが思いのほか容量を食う)。
  • メモリは起動直後で空き容量が2GBちょっと。
  • スピード的には今のところ十分(動画編集とかヘビーな使い方はしていないので)。
  • キーボードは思ったよりも打ちやすい。押し込む量が減った割にカチッカチッというクリック感(?)があって、従来のMacのキーボードより好きかも(妻はまだ慣れないと言ってるけど)。

というわけで、今のところ性能的には必要十分な感じですね。
ただ、SSDもメモリもそこまで余裕はないので、この先「やっぱりケチらなければ良かった~!!」と思う可能性は無きにしも非ずです・・・。

電源コネクタとUSB-Cの使い勝手はあまり良くない

ところで、性能面よりも実際に使って気になったのは電源コネクタ兼USB-Cの使い勝手です。
以前のMacBook Air/Proは磁石でピタッとくっつくMagSafeコネクタだったのですが、最近のMacはコネクタ部分がUSB-Cになっています。

うーん、これはMagSafeの方が絶対良かった。
着脱のしやすさでいえばMagSafeの方がはるかに上です。

我が家の場合、Macを片手に家の中をウロウロすることも多いので、結構頻繁に電源コネクタは抜き差しします。
MagSafeは片手で気軽に付けたり外したりできますが、USB-Cは片手でマシンを押さえながらじゃないと抜き差しするのが怖いです。

あと、充電済みかどうかの表示がなくなったのも地味に困ります。
MagSafe時代はあのオレンジやグリーンのランプが付くことで、「あ、ちゃんと充電できてるな」「よし、満タンになった」というのが目で見てわかりました。
でも、USB-Cにはそれがない。
なかったら死ぬ、というほどのレベルではないですが、それでもランプがあった方がはるかに便利でした。

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そもそもこのタイプCのUSBコネクタですが、少なくとも我が家にはひとつも対応機器がない。
なので、変換アダプタが必須になります。
機器とMacを直結できないのは面倒だし、見た目にもあまりスマートじゃない。
そのうちタイプCで直結できる機器も世の中に増えてくるのかもしれませんが、感覚的にはあまり増えてる気がしないんですよねえ。

ちなみに、我が家にはThunderboltからイーサネット(有線LAN)に変換するアダプタがあるのですが、新しいMacBook Proではこれもそのままでは使えません。
ここも不便だなあと思ったポイントのひとつです(データ移行時は有線LANでつなぎたかったのにできなかった!)。

Apple Thunderbolt-ギガビットEthernetアダプタ MD463ZM/A

Apple Thunderbolt-ギガビットEthernetアダプタ MD463ZM/A

そしていやらしいのが、タッチバーのなしのMacBook Proには本体右側にUSBポートがないところです!
「右側にUSBをつなぎたいなら、さらにお金を払ってタッチバーありのモデルを買いなさい」とAppleに言われているようで、「いやーな気分」になりました(それでもタッチバーなしを買ったけど)。

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左がタッチバーなしモデル、右がタッチバーありモデル

というわけで、電源コネクタとUSB-Cについては、正直言って「昔の方が良かった」と思わざるを得ません。

データ移行のコツ?

旧マシンからのデータ移行はTimeMachineにバックアップしたデータを、「移行アシスタント」を使って新しいMacBook Proに移行しました。

最初はマシンを起動した直後に表示されるセットアップ画面からいきなりデータ移行を実施したのですが、何度トライしても途中で止まってしまいました。
そこで、いったん普通にログインして、通常のデスクトップ画面から「移行アシスタント」で移行させてみたところ、うまくデータ移行できました(200GBちょっとのデータで約5時間)。

セットアップ画面から直接データ移行するのと何が違うのかよくわかりませんが、新しいMacへのデータ移行がうまくできない人は一度普通にログインしてからデータ移行させると良いかもしれません。

おまけ

今までに買ったラップトップマシンを一堂に会してみました。

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左から、

  • 旧MacBook(Late 2009)
  • MacBook Air 11インチ(Mid 2012)
  • MacBook Pro 15インチ(Mid 2015)
  • MacBook Pro 13インチ(2017)

です。

ちなみに白い旧MacBookは妻の実家で活躍していたMacですが、このたびMacBook Airとリプレースされ、旧MacBookちゃんは引退となります。
白くてカワイイやつだったんだけど、古すぎてそろそろ厳しくなってきましたねえ。

そういえば昔のMacはスリープ中に「寝息を立てているかのようなランプの点滅」をしてたんだけど、最近のMacではランプが点滅しなくなりました。

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背面のりんごマークも光らなくなって、Macらしい遊び心がだんだん減ってきている気がします。
ちょっと寂しいです。

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あ、そういえば起動音の「ジャーン!」っていう音もしなくなってますね。
やっぱりいろいろ寂しいなあ。

そしてこの4台のMacに対し、電源コネクタはなんと3種類!
さすがに変わりすぎじゃないですかね、Appleさん?

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まあ、どんどん便利になっていくのならまだ許せるのですが、前述のとおりUSB-Cは抜き差しの不便さがいかんともしがたい感じです。。

まとめ

というわけで、このエントリでは最近購入したMacBook Pro 13インチ(タッチバーなし)の紹介をしてみました。

不満も結構書いたので、「じゃあMacやめれば?」と思った人もいるかもしれませんが、なんだかんだで便利な部分もたくさん残ってるし、見た目にもオシャレなので、Mac(というかApple製品全般)からはまだまだ卒業できないな~と感じております。

これからもMacを使い続けるので、とりあえず電源コネクタだけはなんとかしてほしい!
MagSafeの復活を心から願ってます、Appleさん!

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過去に書いたMac関連の記事あれこれです。
Macを買ったときは何かしらブログを書いてます。

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