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【製品レビュー】ちょっと高級なBluetoothスピーカー・Dynaudio Music 1を買いました

前から欲しい欲しいと思っていたBluetoothスピーカー、Dynaudio(ディナウディオ) Music 1を買いました。

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手前が今回買ったDynaudio Music 1。奥は以前使っていたBose SoundLink Mini II。

本当はもう少し大きなMusic 5が欲しかったんですが、設置スペースと予算の関係で今回は一番小さいMusic 1を買いました。

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画像: https://music-dynaudio.jp/music_family/

このエントリではこのMusic 1について簡単な製品レビューをしてみます。

Bose SoundLink Mini IIよりも余裕のある出力

以前はBoseのSoundLink Mini IIをBluetoothスピーカーとして使っていました。

このスピーカーもコンパクトな割にメリハリの効いた音が出て十分高性能だったんですが、やっぱり値段もサイズも一段上のMusic 1の方が余裕のあるサウンドを聴かせてくれます。
どちらも低音はしっかり出るのですが、Music 1の方がさらに低く、深みと広がりのある低音が出ます。

サウンドの味付けもSoundLink Mini IIよりナチュラルな感じです。

立体的なサウンドで、音に奥行きを感じる(いい音源であれば)

Music 1で音楽を聴くと音に奥行きを感じます。
言葉で表現するのは難しいですが、手前で鳴っている音と奥で鳴っている音の違いを感じ取れるのです。(つまり三次元的)
SoundLink Mini IIではすべての音がスピーカーの面から等しくなっているように感じました。(つまり二次元的)

ただし、あらゆる音源が三次元的に聞こえるかというと、そうではありません。
奥行きのあるサウンドを得るためにはその音源がいい音で録音されていることが前提になります。

SoundLink Mini IIよりも確実に音のクオリティが上がった(いい音源であれば)

総じてMusic 1はSoundLink Mini IIよりも音のクオリティが上です。
SoundLink Mini IIでは実力を発揮できなかったサウンドが、Music 1なら制約なしに前に飛び出してくる、といった感じです。

SoundLink Mini IIに大きな不満を感じていなかった妻も、「Music 1の方がいい音がする!」とサウンドの違いを感じているみたいです。

ただし、これまた「その音源がいい音で録音されていれば」という条件付きになります。
ものによってはSoundLink Mini IIで聴いたときとそこまで大差ない場合もあります。

中にはMusic 1で聴いても音の分離が悪かったり、平面的だったりして、ぐちゃっとした(またはごちゃっとした)サウンドの音源もあるので、そういう場合は「元からそういうクオリティだったんだろうな〜」と考えるようにしています。

参考情報:Music 5にするとさらに音がよくなる

Music 1も非常にいい音がするのですが、上級グレードのMusic 5にするとさらにいい音がします。

以前、Music 1、3、5の聞き比べをしたことがあるのですが、Music 5はMusic 1よりもスッキリ、クッキリして、なおかつ広がりのあるサウンドでした。
だから本当はMusic 5が欲しいんですよね〜。

なお、Music 1と3の聞き比べは若干中途半端というか、1と5ほどの違いを感じられなかったので、個人的にはMusic 1の次に選ぶべきはMusic 5なんじゃないかと思っています。(ただし、Music 1よりもずっと高くて、ずっと大きいです・・・)

Music 1の欠点

これまで褒めてばっかりのMusic 1ですが、欠点がまったくないわけではありません。

まず、Music 1はモノラル出力です。(SoundLink Mini IIもモノラルでしたが)
ステレオ出力を得るためにはMusic 3やMusic 5を購入する必要があります。
まあ、これは僕が予算や設置スペースの問題でやむを得ずMusic 1を選んだので欠点と呼ぶのも筋違いかもしれませんが、ちょっと残念だな〜と思ってしまいます。

次に、価格。
新品で買うとこれぐらいのお値段がします。
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Music 3やMusic 5になるともっと高くなります。
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Dynaudioという会社自体がハイエンドスピーカーブランドですし、決して価格に見合っていない品質だとは言いませんが、もう少し気軽に手を出しやすい価格設定だったらありがたいのにな〜と思う次第です。

最後に、専用のモバイルアプリがなぜか使えません。
Musicシリーズの設定を切り替えるためのiOSアプリがあるのですが、何度試してもアプリからスピーカーに接続できず、エラーの原因もよくわからないので接続するのを諦めました。
別に今の設定のままでも特に不満はないのでアプリが使えなくても構わないのですが、せっかくインストールしたアプリが全然使えないというのはUX的にイマイチです。

2020.4.29追記
モバイルアプリはどうやら5GHz帯のWi-fiだと接続できないみたいです。2.4GHz帯に切り替えると接続できました。
で、アプリを使うと細かい設定が変えられるようになるんですが、元の音質に不満がないので、変更してもあまり違いが感じられませんでした😅

参考情報:Music 1で聴くとクオリティの違いが感じられる音源

ここまで、「Music 1はいい音がするよ!(ただし、いい音源であれば)」という話を書いてきました。
参考までに「Music 1で聴いたら全然違うわー」と個人的に感じた音源をいくつか紹介しておきます。

最近の洋楽は音質が良いものが多くて、Music 1向きです。
ここでは例として、エド・シーラン、ジャスティン・ビーバー、ドナルド・フェイゲンの3アーティストを挙げておきます。

X

X

  • アーティスト:Sheeran, ed
  • 発売日: 2014/06/30
  • メディア: CD
Changes

Changes

  • アーティスト:Justin Bieber
  • 発売日: 2020/02/14
  • メディア: CD
Morph the Cat

Morph the Cat

  • アーティスト:Fagen, Donald
  • 発売日: 2006/03/07
  • メディア: CD

YouTubeで公開されているライブ動画などでも違いを感じられるものがよくあります。
たとえばラリー・カールトンのこちらのライブ動画なんかは、Music 1で聴くとSoundLink Mini IIで聴くよりも数段解像度の高いサウンドを聴くことができます。


Larry Carlton Trio - Estival Jazz Lugano 2011

総じて、J-POPよりも洋楽を中心に聴く人の方がMusic 1のサウンドクオリティの高さを感じやすいんじゃないかと思います。
(個人的にはJ-POPもよく聴くんですけどね)

まとめ

というわけで、このエントリでは最近購入したDynaudio Music 1の感想をあれこれ書いてみました。
ちょっとマニアックなBluetoothスピーカーなので、なかなか店頭で目にする機会はないかもしれませんが、「もっといい音で音楽を聴きたい!」と考えている人はぜひチェックしてみてください!

music-dynaudio.jp