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他人の失敗や後悔から学べることって何だろう?

娘の「宿題」に答えてみた、が・・・!?

昨日、小学生の娘が「学校の宿題だから」と言って、僕に「今まで失敗してきたことや後悔していること」をインタビューしてきました。
何やら「総合学習」の一環として「身近な人の失敗や後悔を聞いてくる」という宿題が出たそうです。

そのときに娘に話した一問一答はこんな感じです。(質問はいずれも学校から指定されたもの)

Q. 中学生のときに失敗したこと、または後悔していることは何?
小学校のころは太っていたので、中学校では太らないようにあまり食べなかったけど(注:中学生になったら突然痩せた)、あのときもっとたくさん食べていたら、もっと背が伸びていたかもしれない。(全然関係ないかもしれない)
Q. 高校生のときに失敗したこと、または後悔していることは何?
高校で急に勉強の成績が落ちたのは、もしかすると高校の先生の教え方が悪かったせいかもしれないと思っている。というのも、浪人時代に通っていた予備校の先生は何倍もわかりやすく教えてくれたから。なので、「学校の先生から教わる」以外の勉強法を知って実践すれば良かった。(現代っ子はYouTubeで勉強できたりするのでいいですね!)
Q. 大学生のときに失敗したこと、または後悔していることは何?
将来の自分の仕事がプログラマだと分かっていたら、大学でコンピュータサイエンスを習いたかった。(が、当時は全くそんなつもりはなかったので、大学時代の勉強がほとんど今の仕事に活かされていない😣)
Q. 最近失敗したこと、または後悔していることは何?
うーん・・・・・・・思いつきません。
Q. 昔に戻れるならいつに戻りたい?
今が一番良いので、昔に戻りたいという気持ちは特にないです。

と、以上のような質問を受けたのですが、正直言ってこのインタビューって何か子どもたちの役に立つんでしょうか???

てか、なんで質問が全部「失敗や後悔」なの??
なんでそんなに後ろ向きなの??

失敗や後悔よりも、人生で良かったことや役に立ったことを聞いてきた方がいいんじゃないの??
もしくは両方聞けばいいんじゃないの??

そもそも失敗や後悔って、その瞬間においては「しまった!」「悔しい!」と思うかもしれないけど、そのあとの人生にまで尾を引くような失敗ってそうそうないし、失敗したってやり直したり、そこからさらに努力したりすれば挽回できることがあるし、当時は失敗したと思っていても振り返ってみれば「あれで良かったのかもな」と思うことも多いです。

なので、僕は「失敗したことや後悔していることは何?」と聞かれても、ぱっと答えが出ず、上で挙げた回答はどれも「えー!?何かあるかな〜?うーんと、えーと・・・」と、かなり時間をかけて無理矢理ひねり出したものばかりです。

失敗ではなく「Lesson&Learn」(再掲)

僕は何かしくじってしまったとき、それを失敗とは呼ばずに「Lesson&Learn」と考えるようにしています。
まったく同じ話を以前ブログに書いたので、それを再掲します。

失敗についてもひとこと言っておくと、失敗も100%役に立たない失敗、デメリットしかない失敗は滅多にないと思っています。


僕は失敗を失敗と呼ばずに「Lesson&Learn」と呼ぶようにしています。
つまり、「失敗という経験から新しいことを学んだ」とプラスに考えるのです。


成功する経験だけでなく、「なるほど、こうやってもうまくいかないのか」という失敗する経験を積むことも、人生におけるひとつの勉強です。


自分や家族の命を落とすような失敗さえしなければ、「失敗したけど、勉強になった。次はうまくやる!」と考えることができます。

「レールに沿った人生はつまらない」と本気で考えていた元・若者が語る、現在の心境 - give IT a try

インタビューに答えたあと、娘にもこれと同じ話をしておきました。

これをインプットにしてどんな授業をするんだろう?🤔

それにしても、大人の失敗や後悔 "だけ" を聞いてくるこの授業のテーマ設定が謎です。
反面教師として子どもたちに何かを学ばせたいのでしょうか?
「もっとたくさん勉強しておけばよかった」みたいな大人の自責の念を引き出して、「ほらね、だからみんなもしっかり勉強しましょう」みたいな結論にもっていきたいのでしょうか?

少なくとも、僕のインタビューの回答は小学生の子どもたちにとって、ほとんど役に立たない気がするのですが・・・。

インタビューの回答は明日の授業で使われるみたいなので、どういう授業内容になったのか、後日娘に聞いてみたいと思います!