はじめに
この記事はフィヨルドブートキャンプの 「ちくしょう、勉強だ。」 キャンペーンの一環として書かれたインタビュー記事です。
新型コロナウィルスの感染拡大により家で過ごすことが増えていると思います。フィヨルドブートキャンプでは、 「ちくしょう、勉強だ。」 キャンペーンの一環として、プログラマーのリモートワークはどうなっているのか、フィヨルドブートキャンプにゆかりのあるメンター、卒業生、プロのエンジニアの方々にリモートワークの状況や環境、コツなどをインタビューしていきたいと思います。
第1回はkomagataさんでした。
本エントリは第2回の記事(前編)になります。
Q1. お名前・お仕事・フィヨルドブートキャンプとの関係を教えてください。
伊藤淳一(@jnchito)です。株式会社ソニックガーデンでプログラマをやってます。 2020年2月からフィヨルドブートキャンプでメンターをやってます。
2012年からリモートワークをやっているので、リモートワーク歴はかれこれ8年になります。
他にも「プロを目指す人のためのRuby入門」という本を書いたり、「Everyday Rails - RSpecによるRailsテスト入門」という電子書籍を翻訳したりしました。
Q2. ご自宅での作業環境を教えてください。
こんな環境でお仕事しています。 株式会社ソニックガーデンで購入してもらったものが多いですが、個人で購入したものもいくつかあります。
- PC: MacBook Pro (13-inch, 2017)
- ディスプレイ: EIZO EV2785-BK(27インチ4K、紹介ブログ)
- キーボード: Happy Hacking Keyboard Professional2 Type-S(英語配列、紹介ブログ)
- ポインティングデバイス: Magic Trackpad 2(紹介ブログ)
- スピーカー: Dynaudio Music 1(紹介ブログ)
- イヤホン: AirPods Pro
- デスク: エア・リゾーム ALUMO
- 椅子: アーロンチェア
- チェアマット: YAMAZEN チェアマット 120×90cm
- モニタースタンド: Satechi アルミニウム モニタースタンド
- PCスタンド: Amazonベーシック PCスタンド モニタースタンド
- 収納ボックス: サンワサプライ ケーブル&タップ収納ボックス Sサイズ
Q3. 会社でのリモートワークについて教えて下さい。
1. コロナの影響で会社の勤務形態はどのようになっていますか?
以前からリモートワークだったのでまったく変わっていません!
2. コロナ以前の通常時の会社のリモートワークに対する仕組みはどのようになっていますか?
ソニックガーデンでは以前から社員全員が基本的にリモートワークでした。 コミュニケーションツールとして世間でよく使われるSlackではなく、自社開発の「顔が見えるバーチャルオフィス(Remotty)」を使っているのが特徴的かなと思います。 同僚の顔が見えると孤独感を感じないですし、着席中かどうか、会議中かどうかも視覚的にわかるので、「なあなあ、今ちょっといい?」という気軽な声かけが非常にしやすいです。
(出典: 【リモートワークの盲点】やってみて気づく「寂しさの本質」と「組織の力」)
3. 良い点と難しい点
たま〜に、物理的なホワイトボードが欲しいな、と思うときがありますが、そこまで頻度は多くないですし、なかったらなかったで紙とペンを使ったり、プレゼンソフトをホワイトボード代わりに使ったりするので、致命的な問題だとは感じていません。
あとは考え事をしてるときに電話やインターホン、家族からの呼びかけなどで中断されて集中力が切れたりする問題もありますが、これは「家族の困りごとにすぐ対処できる」というメリットと表裏一体なので、一概に悪いとは言えませんね。
それ以外は全部いいところばっかりかも!! 特に缶コーヒーやインスタントコーヒーがあまり好きじゃなくて、できればドリップコーヒーが飲みたい人なんですが、自宅だといつでも何杯でも、ほぼノーコストでドリップコーヒーが飲めるのが嬉しいですね。
あと、昼食も外食じゃなくて料理好きの妻が作ってくれるので、経済的かつ健康的な食生活が送れる点も良いところです。 夕食も家族全員揃って食べることができて(最近は昼食もだけど)、家族間のコミュニケーションも取りやすいです。 (あれ?全部食事に関する話ばっかりやん・・・)
Q4. 1日のスケジュールを教えてください
平日はだいたいこんな感じです。
- 5:00〜6:00 起床
- 6:00〜10:00 朝食を食べたり、ゴミ出ししたり、ブログを書いたり、フィヨルドブートキャンプのメンター業をやったり
- 10:00〜12:00 午前のお仕事
- 12:00〜13:00 自宅で昼食(妻が作ってくれる)、妻と犬の散歩
- 13:00〜17:30 午後のお仕事
- 17:30〜18:00 家族みんなで夕食
- 18:00〜19:30 キリのいいところでお仕事終了
- 19:30〜21:00 家の中で運動したり、ギター弾いたり、お風呂入ったり
- 21:00〜22:00 就寝
Q5. 作業環境でこだわっているところを教えてください。
姿勢が悪くならないように、デスクや椅子の高さ、ディスプレイの配置などに気を付けているところでしょうか。 長年リモートワークをやっていますが、今のところ腰痛や肩こりはありません。
その他にも「腰やお尻が痛くならないアーロンチェア」「映り込みが少なく、目が疲れにくいEIZOの4Kディスプレイ」「たくさん文字を打ち込んでも指が痛くならないHappy Hacking Keyboard」など、1日パソコンを触っても疲労が溜まらないようなアイテムを選ぶようにしています。
Q6. リモートワークでこれがあると便利!な物を教えてください。
生活音や風が強い日の風切り音など、ノイズが耳に入ってくると集中力が途切れがちになる人なので、そういうときはAirPods Proのノイズキャンセリング機能を使って音楽を掛けると集中しやすくなるので便利です。
2022.9.12追記:AirPods Proはやめて骨伝導ヘッドセットを使ってます
AirPods Proは毎日長時間使うと耳の調子が悪くなってくるので、AfterShokzの骨伝導ヘッドセットに乗り換えました。 これを使うと長時間ビデオ会議しても耳が痛くなりません👂 詳しくは以下のエントリをご覧ください。
(追記終わり)
特段大きなノイズが聞こえてこないときはBluetoothスピーカーのDynaudio Music 1で音楽を聴きながら仕事しています。(めっちゃいい音するんですよ、これ!)自宅で働いているとスピーカーで好きな音楽をいくら聴いても迷惑にならないので最高ですね。
あと、収納ボックスも配線周りをスッキリさせることができるので意外とお勧めかもしれません。
Q7. これからプログラマーを目指す方、現在プログラマーを目指して勉強中の方へアドバイスをお願いします。
仕事は楽しんでやらないと損だと思っているので、楽しみながらプログラミングを勉強していってください。 楽しくなくなってきたら何が楽しくないのか自己分析して、楽しくなるための工夫をしてみましょう。
あと、Railsを使っているとRubyやJavaScriptの勉強が中心になると思いますが、RubyやJS以外の言語も触ってみるといろいろ視野が広がっていいと思います。 僕はRuby好きなので、みなさんも最終的に「Rubyが良い」と思ってくれたら嬉しいですが、「Rubyしか知らなくてRubyが好き」と「いろんな言語を触ってみた結果、Rubyが一番好き」だと大きな違いがあると思うので!
ストレス解消編に続きます
少し長くなったので、後編のストレス解消編に続きます!
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ソニックガーデンの同僚が書いたこちらのブログ記事もあわせてどうぞ。