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妻がコロナになったので、生まれて初めて家事をワンオペで回そうとしたらめちゃくちゃ大変だった件

はじめに

ちょっと前の話になりますが、今年の1月頃に妻が新型コロナにかかりました。
僕と息子と娘は去年の夏にコロナになったのですが、家族では妻だけがかからなかったので、「妻は無敵なんじゃないか」と話していましたが、第8波の大きな波からはさすがの妻も逃げ切れなかったようです……。

ちなみに去年の夏にコロナにかかった話はこちらにまとめています↓
blog.jnito.com

で、我が家において妻がコロナにかかって自宅隔離になるというのは、かなりの痛手です。
なぜなら、家事の大半が妻に依存していたからです。
以前から「かよこ(妻の名前)がコロナになったらヤバいよな〜」という話は夫婦でときどきしてたんですが、ついにそのリスクが現実になってしまいました😱

というわけで、このエントリでは妻が戦線離脱して僕が一人で家事を回そうとしたときに初めてわかったことや感じたことをあれこれまとめてみます。

我が家の家事分担

僕が日常的にやっていた家事はこんな感じです。

  • 皿洗い(といっても食洗機だから楽)
  • 洗濯を干す、入れる
  • ゴミ出し
  • 掃除(平日はほとんど妻。僕は週末にたまに、ぐらい)
  • その他、妻の手が空いてないときのヘルプ

逆に以下のような項目は妻にほとんど任せっきりで僕はほぼノータッチでした。

  • 平日の買い物
  • 朝昼晩の食事作り
  • 息子の弁当作り
  • アイロン(学校の制服のシャツなど)
  • 学校関連のあれこれ(体操服の準備や学校行事の把握等)

ちなみに妻は週2日だけオープンするパン屋を営んでいます。
仕込みを加味すると、週3日働いて、週4日はお休み、みたいな感じです。

僕はリモートで働いているプログラマです。

正直言って、男女平等が叫ばれる昨今において、家事の割合が妻に偏っていることは否めません😓
言い訳させてもらうなら、妻は昔から料理がめちゃくちゃ得意なので、僕がやるより妻が作った方が明らかに速くて美味しいし、部屋の掃除や片付けも妻は半分趣味のように楽しんでやってたので、そこに僕が完全に甘えさせてもらってたという理由があります……(完全に言い訳)。

そんな生活スタイルだった我が家において、突然妻が寝室から出られなくなったのでさあ大変です。
妻が隔離されて家事を何もできなくなるという事態は20年近い結婚生活の中で初めてです。

困った困った!めちゃくちゃ困った!!
困ったけど、やれるところまで僕が一人でがんばるしかありません。

私の家事能力低すぎ……!?

「不安だけど、やれることをがんばるぞー」と思って、普段妻がやっているような家事を僕もやろうとしたのですが、そこで痛感したのが、自分の完全な家事能力不足。
ドラクエでいうとレベル1です。スライムしか倒せないレベル。
いや、家事能力がないのは最初からわかってたけど……。

何をやるにも遅いし、どうやったらいいかわからないから妻にメッセンジャーで逐一確認しなきゃいけないし、家の中でドタバタ動き回ってるだけで、タスクが全然片付きません😭

朝4時半に起きて家の中のことをあれこれやって「ふう」と一息ついたタイミングで時計を見たらすでに9時。

夕方5時ぐらいになって「そろそろ洗濯をたたんだり、食事の準備をしたりしなきゃ」と動き始めて、「ふう、やっと終わった」と一息ついたタイミングで時計を見たらすでに23時。

妻は普段半分ぐらいの時間でもろもろの家事を片付けているので、たぶんパフォーマンスを比較したら倍ぐらい違うんだと思います(泣)。

手を抜きたくても抜けないのが家事

妻は普段から「忙しい、忙しい」と口にしていたので、「手を抜けるところは抜いたらいいやん」みたいなことを僕は言ってたんですが、実際自分がやる側に回ると手を抜けないですね……。

たとえば、子どもの制服のシャツにアイロンをかけるのも、「こういう状況だからアイロンかけぐらいスキップしても許されるのでは」と一瞬思うのですが、「いや、僕がちょっとがんばったらいいだけやん」と思ったら、つい頑張ってしまいます。

自分が手を抜いて自分のQOL(quality of life)が下がるのは構わないんですが、自分以外の家族のQOLが下がると考えると、「それは申し訳ない」という気持ちになって手を抜けなくなります。

というわけでYouTubeのHow-to動画を見ながら頑張ってアイロンをかけました(おかげでアイロンのスキルはちょっと身に付いた)。

すべての優先順位が高で後回しにできない

子どもの学校関係のタスクは自動的に全部「優先順位=高」になります。
忘れてはいけない、遅れてはいけない。
登校時間が決まっているので、それまでに準備を全部終わらせないと子どもたちが遅刻します。

というわけで、寝坊は絶対にできないですし、僕みたいに手が遅い人間は1分でも無駄な時間を短縮したくなります。

妻が自宅をリフォームしたときに「コンロをIHからガスに変えて良かった。ガスならすぐに火が通るので本当にありがたい」と話していましたが、その言葉の意味をしみじみ理解できました。

隙間時間の活用は大事、だが……

やることがいっぱいあるので、たとえば「鍋の水が沸騰するまでの間、洗濯をしよう」とか思ったりするのですが、隙間時間を活用しようとすると直前にやっていたタスクや、次にやろうといしていた他のタスクの存在をつい忘れてしまうんですよね〜😂

あと、予期しない割り込みタスクも頻発するので、「あ、これもやらなきゃ」と思って手を付けたが最後、もともとやろうとしていたタスクがしばらく放置されてしまいます(で、しばらくあとになって「あ、そうだ、あれもやらなきゃいけないんだった!」と気付いて大慌てする)。

いやあ、自分の脳内バッファの小ささに驚いてしまいますね!!
なので、途中から家事のTODOリストをスマホに書きだしておいて、こまめにTODOリストを見返すようにしていました。

ちょっとだけ自炊した

食事に関しては、近くに住んでいる妻の母から袋パンや弁当、冷凍食品などを持ってきてもらいました。
ただ、食べ盛りの子どもたちもいるし、たまには自炊もしないと、ということで全然料理ができない僕も頑張って作ってみました。

といっても、妻から「このレシピなら料理オンチでも大丈夫」って言われて、なおかつ1から10までメッセンジャーまで作り方の指示を出してもらったお鍋とか回鍋肉ですが😅

こんな感じで何から何まで妻に指示してもらって、その通りにやったら料理オンチな僕にもできました!

わかったこと「自分の収入=自分一人で稼いだ額」ではない

そんなこんなで、妻が寝室にこもって自宅隔離している間は仕事のパフォーマンスが普段の5〜6割に落ち込みました。

これはあくまで期間限定だからよかったものの、この状態がもし1年間続いたら自分の仕事にも影響が出ていたと思います。

ということは、僕の普段の稼ぎは妻の協力があってこそ、ということです。
妻の協力がないと僕のパフォーマンスが半分に落ちてしまうなら、ある意味、僕の収入の半分は妻の物なのかもしれません。

昭和のメロドラマなんかで亭主関白な夫が吐き捨てる「誰のおかげでメシを食えてると思ってるんだ!」みたいなコテコテのセリフがありますが、僕の場合「それはあなた様のおかげです。ハイ」とセルフツッコミを入れてしまうかもしれません😅

まとめ

というわけで、このエントリでは妻がコロナになったので、生まれて初めて家事をワンオペで回そうとしたらめちゃくちゃ大変だった話を書いてみました。

もともと妻の働きぶりを見ながら「すごいな、偉いな、大変だろうな」と思っていたのですが、実際自分がやってみると想像の5倍から10倍ぐらい大変でした。

あれだけのタスクを毎日テキパキとこなす妻の能力と頑張りに、あらためて感謝の念を抱きました。

今日は妻の誕生日なので、おめでとうの気持ちとありがとうの気持ちを一緒に贈りたいと思います。
誕生日おめでとう!そしていつもありがとう!!そしてこれからもよろしくお願いします🙇🏻‍♂️