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ブログが炎上しないように僕が気をつけている9つのこと

よもやま話

はじめに

僕はこれまでたくさんブログを書いてきていますが、いわゆる「炎上」はできるだけ避けるように気をつけて書いています。
今回のエントリでは具体的にどういった点に気をつけて書いているのかをまとめてみます。


http://www.flickr.com/photos/81217355@N00/16578701831
photo by RW Sinclair


炎上しないようにするためのチェックリスト

本文がちょっと長いので先に各項目の見だしをリストアップしておきますね。

  1. 読んでいる人のプライドやメンツを潰さない
  2. AよりBが優れていると言いたいときはBが優れている点だけを書く
  3. 主語を大きくしない、デフォルトの主語は常に「僕」とする
  4. 自分の価値観を他人に押しつけない
  5. 「良い・悪い」「正しい・間違っている」ではなく、「僕は好き・嫌い」の形で話す
  6. ネガティブな話題を避け、ポジティブなことを書く
  7. どうしても批判したい場合はできるだけ該当する人や集団をぼやかす
  8. 批判的な内容になりそうであれば自分の失敗を交えて相手の溜飲を下げる
  9. コンテキスト(背景)を明らかにしてから話す

 

このリストはあなたがブログを書くときのチェックリストにも使えると思います。
それでは以下が本編です。

1. 読んでいる人のプライドやメンツを潰さない

自分の書いた文章を読んで「もしかして、私をdisってる??」って思われるような文章を書くのは避けましょう。
文章であれ、日常生活の会話であれ、頭に思い浮かんだことを即座にアウトプットしてしまうのは危険です。
受け取る側の気持ちを想像して、相手にとってネガティブに聞こえる発言になっていないことを確認しましょう。
特にネットで様々な属性を持った人があなたの発言を受け取るので、より注意が必要です。


以前妻のパン屋の紹介文を書こうとしたときに「妻の店は天然酵母であることを売りにしていません。天然酵母を使っていることよりも美味しいことの方が大事だからです」というような文章を書こうとしたことがあります。
しかし、天然酵母にこだわっているパン屋さんがこの文章を読んだら「もしかして、私をdisってる??」と思うかもしれません。
なので、この文章を妻の店の紹介文に含めることはやめました。

2. AよりBが優れていると言いたいときはBが優れている点だけを書く

AよりBが優れていると言いたいときは「Bは素晴らしい」「Bが大好きだ」と書くだけでOKです。
「Aはダメだが、Bは素晴らしい」と書いてしまうと、Aのメンツを傷つけてしまいます。


たとえば好きなプログラミング言語の話を書くなら「私はJavaが大好きだ。Javaプログラマはみんないい人だ」というJava愛だけを語ってください。
「野蛮なXXXerと違って、Javaプログラマはみんないい人だ」みたいなことを書くとXXXerの人たちが怒り出します。

3. 主語を大きくしない、デフォルトの主語は常に「僕」とする

「日本人はみんなxxxだ」「男はみんなxxxだ」「だからSIerはxxxだ」みたいに、主語を大きくしてしまうと「いや、yyyな人だっている」「俺はxxxじゃない」みたいな反論を呼び込んで収拾が付かなくなります。
ブログを書くときの主語はあくまで「僕」に限定して語るのがベストです。

4. 自分の価値観を他人に押しつけない

「みんなこうあるべきだ」とか「世の中がxxxでないのはおかしい」という主張を声高に叫ぶと、共感と反感を同時に買うことになります。
共感はともかく、反感を買うのは厄介です。


「自分にとってはこれが最高」「自分の経験上はこうだった」というレベルにとどめておくと、意見が合わない人も「ほう、お前はそうなのか」だけでスルーしてくれる可能性が高くなります。

5.「良い・悪い」「正しい・間違っている」ではなく、「僕は好き・嫌い」の形で話す

「良いこと・悪いこと」や「正しいこと・間違っていること」の線引きは自分が思っているほど単純ではありません。
自分が「正しい」と思っていることを「間違っている」と思う人はたくさんいますし、ケースバイケースで正しくなったり、間違っていたりするような微妙な価値観もあります。


「良い・悪い」「正しい・間違っている」という言葉は強い言葉なので、その意見に同意できない人は極論を持ち出して反論してきたりします。
それよりも「自分はこれが好き」「自分にはこれは合わない」という表現にとどめておく方がベターです。

6. ネガティブな話題を避け、ポジティブなことを書く

愚痴や批判といったネガティブなことを書くと、「来てほしくない人」がわさわさと集まってきます。
ポジティブで明るい話題を書くと、逆にそういった「来てほしくない人」を遠ざけやすいです。


たとえば、「僕は妻のここが嫌いだ」「妻は僕のことをわかってくれない」みたいなことを書くと、「お前にも悪いところがあるんじゃないか?」「奥さんがかわいそう」といった批判や説教、上から目線のコメントを呼び込みやすいです。
イライラして愚痴ったのに、そういったコメントを見ると余計にイライラしてしまいますよね。


逆に「妻は素敵だ」「僕は妻に感謝している」といった内容であれば、「すばらしい」「いい話だ」といったポジティブな反応が得られやすいです。
(やっかみや妬みのコメントは多少出てくるかもしれませんが・・・)

7. どうしても批判したい場合はできるだけ該当する人や集団をぼやかす

愚痴や批判は極力避けることが望ましいですが、それでも「どうしてもこれだけは言っておきたい」というケースは出てくるかと思います。
そういった場合はできるだけ該当する人や集団をぼやかしてください。
「それってもしかして私のこと?」と思う人を減らす、柔らかいアプローチを模索しましょう。

8. 批判的な内容になりそうであれば自分の失敗を交えて相手の溜飲を下げる

すでに述べたように「xxxは間違っている」というストレートな批判や「もしかして、私をdisってる??」と思うような表現は原則NGです。


ただ、どうしてもそういった内容にならざるを得ない場合は「自分の失敗や反省」を交えることを検討してください。
「今はこんなふうに考えているけど、昔は自分もこんな大失敗をかました」みたいなマイナスのエピソードを交えると、「なんだ、お前もそんなことがあったのか」と相手の溜飲を下げられるかもしれません。


「disるならまず自分をdisる」「過去の自分を反面教師としてもらう」といったアプローチをとると、相手の感情を逆なでずに自分の主張を受け入れてもらいやすいです。

9. コンテキスト(背景)を明らかにしてから話す

ブログは個人的なもので個人的な内容を書いても構いませんが、インターネット上に公開される以上、どんな人が読み手になるのかはわかりません。
何らかの理由で自分の書いたエントリが注目を集めると、数多くの「あなたを全く知らない人」が読み手になります。
「あなたを全く知らない人」はあなたがなぜそんなエントリを書いたのかがよくわからず、エントリに書かれている表面的な情報だけを読んで反応を返します。
中には完全に誤解して批判めいたコメントを書いてくる人が出てくるかもしれません。


なので、「自分はどういう立場にいて普段どういうことをしているのか」「これまでどんなことをやってきたのか」「なぜそのエントリを書こうとしているのか」といったコンテキスト(背景)を必要に応じて書いてください。


たとえばシステム開発に関する話で「軽微なバグはリリース後に直せば良い」といった意見を書くと、読み手の立場によっては「うん、そうだよね」と思う人と、「バカを言うな、バグは納品前に全部潰さなきゃいけないんだ!」と思う人が出てきます。
こういう場合は「僕が開発しているのは自社サービスなので、コードの修正やリリースのタイミングは比較的自由です」というコンテキストを先に与えておけば、「バカを言うな」と思うような人も「ふーん、そうなのか」で済ませてくれます。


以上がブログが炎上しないように僕が気をつけている9つのことです。

そもそも炎上は悪いことなのか?

さて、ここまであれこれ「炎上を避けるために気をつけていること」を書きましたが、「そもそも炎上は避けるべきなのかどうか」という意見も出てくるかもしれません。
僕は避けたいと思っていますが、「炎上しても構わない」と思う人も中にはいそうです。
たとえばこんな人がそれに該当するかもしれません。

  • PV(アクセス数)を稼いでサイトの収益を上げたい人
  • 確固たる信念や目的をもってブログを書いている人。他の人とぶつかってでも世の中を変えたい人
  • 愉快犯(炎上している様子を眺めるのが好きな人)
  • とにかく目立ちたい人。有名になることが目的の人
  • 炎上しようとしまいと、全く意に介さない人

 

ただ、僕はどれにも該当しません。
僕は基本的にネット上での議論は不毛だと思っているので、よっぽどのことがない限り首を突っ込みません。
会ったこともない、名前も顔もわからない誰かとネット上で言い合っても永遠にわかりあえる気がしないからです。


そんな議論を延々と続けたり、上から目線の批判コメントを読んだりするのは精神的に消耗するだけです。
僕にとっては全く生産的でないので、僕は自分のブログが炎上することはできるだけ避けたいと思っています。

他人の心理をもっと深く知りたい人は「人を動かす」を読んでください

実は今回書いた「気をつけること」の内容は「人を動かす」という本の中に書いてあることとほとんど同じです。
まだ読んだことがないという人は一度読んでみてください。
他の人は何を望んでいて、何を嫌っているのかがよくわかると思います。


人を動かす 新装版

人を動かす 新装版


この本を読むまでは僕も思ったことをすぐ口にして人を傷つけたり、自分が正しいと信じ込んで周りの人とよくぶつかったりしていました。
この本を読んでからは人間がちょっと円くなった気がします。

まとめ

というわけでこのエントリでは「ブログが炎上しないように僕が気をつけていること」をまとめてみました。
ここで書いた注意点はブログを書くときだけでなく、Twitterでツイートするときや日常生活の会話でもほとんど同じ事が言えると思います。
ネット上でも日常生活でも、あなたが平和で楽しい毎日を過ごせるヒントになれば幸いです。

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