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最近のMacとiOSデバイスのバックアップ環境を紹介してみる

はじめに

もはや僕の仕事と生活においては欠かすことができなくなってしまったMacとiPhone。
いや、僕だけでなく、僕の家族もほぼ同様です。たぶんみんなスマホなしでは生きていけないはず。

ふだん当たり前のように使っているMacやiPhoneですが、これがある日突然壊れてデータが全部吹っ飛んでしまったら大変です。
データがなくなること自体が大損害ですし、精神的なダメージも大きくなります。

なので、万が一の事態に備えてしっかりとバックアップを取っておくことが重要だと思います。
そこで今回のエントリでは、我が家のMacとiPhoneのバックアップ環境を紹介します。

【もくじ】

仕事用のMac = 外付けSSD + TimeMachine

仕事で使っているMacは外付けSSDにバックアップを取っています。
バックアップツールはmacOS標準のTimeMachineです。

外付けSSDは直接Macにつながず、EIZOの27インチモニタをUSBハブとして使っています。

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EIZOのEV2785はUSB-CポートからMacに給電もできるので、Mac本体に接続するUSBケーブルは1本だけで済みます。

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blog.jnito.com

外付けSSDはコンパクトのなので、ケーブルボックスの中に入れています。
電源ケーブルも接続する必要がないので、デスク周りもスッキリです。

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実は紆余曲折あった外付けSSDまでの道のり

もともと仕事用のMacは、このあと紹介する家庭用のMacと同様、無線ルーター経由のNASにバックアップを取っていました。
しかし、macOSをCatalinaにアップグレードした影響なのか、最近頻繁に「Time Machine でのバックアップの検証が完了しました。信頼性を向上するために、Time Machineは新規バックアップを作成する必要があります。」というような警告が出るようになってしまいました。

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この警告が出るとゼロからバックアップをやり直すことになります😣

ネットの情報をあれこれ調べ回って試行錯誤したのですが、どうしてもこの警告を消すことができず、泣く泣く外付けSSDに乗り換えました。

【参考にしたが解決に至らなかった情報源あれこれ】

下のページではセキュリティ対策ソフトが影響しているのではないかという情報が載っています。
弊社ではFalconというセキュリティ対策ソフトを使っていて、もしかしてその影響かな?と思ったのですが、サポートセンターに相談したりしても結局解決できずじまいでした。

ほかにも「Acronis True Image」や「Carbon Copy Cloner」など、サードパーティー製のバックアップツールも試してみましたが、こうしたソフトも数日使うとエラーが出たり、TimeMachineと比較するといくつか不満が出てきたりしたので、採用には至りませんでした。

そんなこんなで、この3ヶ月ぐらい、ひたすらバックアップツールに関する試行錯誤をしていたのですが、最終的には「USB接続したHDDやSSDが一番安定する」という結論になり、この方式に至ったのでした。

外付けにするとFinder上の取り外し操作がちょっと面倒

この方式の難点は、「MacからUSBケーブルを外す前にSSDの取り外し操作をしないとMacに怒られる」という点です。
雑に外してバックアップデータが壊れても困るので、いちおう取り外し操作をするのですが、ちょっと面倒ですね・・・😣

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家庭用のMac = BuffaloのNAS + TimeMachine

一方、家庭用のMacは無線ルーター経由で接続したNASにTimeMachineでバックアップを取っています。
仕事用のMacとは異なり、こちらは安定してバックアップが取れています。

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この方式については以下のブログ記事で詳しく説明しています。
blog.jnito.com

iOSデバイス(iPhone、iPad)= iCloudストレージ

我が家にはiPhone 4台、iPad 2台の合計6台のiOSデバイスがあります。
ちょっと前までは家庭用Macに接続して、Mac本体のSSDにバックアップを取っていました。

ただ、このやり方だと、「いちいち6台のiOSデバイスを抜き差しするのが面倒くさい」「Mac本体のストレージ容量がバックアップデータだけで食い潰される」という問題がありました。

とくに、バックアップが面倒くさくなってくると、バックアップの間隔が何ヶ月も空いてしまい、いざというときにバックアップデータが古すぎて大事なデータが失われてしまった、という問題が起きかねません。

そこでつい最近、iOSデバイスのバックアップはすべてiCloudストレージに保存することにしました。
こうすれば、電源につないでいる間に勝手にiOSデバイスが毎日バックアップを取ってくれます。
これで「バックアップの間隔が何ヶ月も空いてしまう」という問題は解決です!

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意外と安い?iCloudストレージ

以前からiCloudストレージの存在は知っていたのですが、iCloudストレージは値段が高い、というイメージでした。
しかし、改めて価格を見てみると、2TBでも月額1300円で「意外とそこまで高くないやん」と思いました。

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https://www.apple.com/jp/icloud/ から抜粋

我が家は6台のiOSデバイスがあり、ストレージ容量を合計すると700GBぐらいありました。
なので、2TBを契約するしかないのかな?と思ったのですが、実際にバックアップを取ってみると6台合わせても76GB程度でした。
というわけで、現在は200GB(月額400円)のプランを選択しています。

月額400円で6台ぶんのバックアップの面倒さから解放されるなら、全然ありなのでは?というのが僕の見解です。

写真 = Googleフォト(無料プラン)

写真や動画はどんどん増えてMacやiPhoneのストレージを食い潰してしまうので、すべてGoogleフォトにアップロードし、MacやiPhoneからは定期的に削除するようにしています。

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Googleフォトは圧縮ありの無料プランで使用しています。
僕は圧縮されても画質の劣化が全然わからないので、特に問題視していません。

Googleフォトに写真をバックアップ(?)するリスク

MacやiPhoneから写真データを消してしまうとGoogleフォトのデータが唯一のマスターになってしまうので、厳密に言うと、これはバックアップではないんですよね。
なので、何らかの原因でGoogleフォトのデータが消えてしまうと、写真データがすべて消失してしまうというリスクがあります。

普通に使っていれば消えることはないと思うのですが、僕が何かやらかしてアカウントがBANされてしまったり、僕が突然死んで家族にログイン情報を引き継げなかったりしたら、写真にアクセスできなくなるかもしれません。

弊社ソニックガーデンのメンバーとこのあたりの話をしたところ、「GoogleフォトとAmazon Photosを併用している」とか「Dropboxのストレージも意外と安いので、そこに放り込んでいる」という意見がありました。

あと、自分が突然死んだときにそなえて「アカウント無効化管理ツールを設定しておくといいよ」という話もありました。

ただ、このツールはG Suiteアカウントでは使えないみたいです。
僕はG SuiteアカウントでGoogleフォトを利用しているため、この方法は使えません。

とりあえず、妻のGmailアカウントを共有アカウントに設定しているので、僕が死んだときはこれを使えばなんとかなるかな?
これに加えて僕もAmazon Photosを併用した方がいいかもしれませんね。

追記:iCloudストレージにそのままバックアップする方法もあるようです

Twitterで以下のリプライをいただきました。情報ありがとうございます!


まとめ

というわけでこのエントリでは我が家の最近のMacとiOSデバイスのバックアップ環境を紹介してみました。
バックアップは「よし、バックアップするぞー」とこちらが意識することなく、勝手にバックアップを取ってくれるのが一番ですね。
iOSデバイスも自動的にバックアップされるようになったので、これでバックアップに関するストレスからは解放されたことになります。

みなさんもよかったら参考にしてみてください!